わが友ホロゴン・わが夢タンバール

668.04 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」4 リコーダー

10月20日木曜日午後4時少し前、
写真の仲間とお別れし、私はフジハラビルから裏道を辿った後、
天神橋筋商店街に戻り、北上しました。
行きつけの喫茶店で45分間ゆったりと休憩。
写真教室の報告を書き上げ、
午後5時頃、南森町から梅田経由、地下鉄御堂筋線で新大阪に移動しました。
10月29日の神戸でのアブニールコンサートに、
リコーダー二重奏で出演するリハーサル第二回目。
私は、メックのグレナデイラ製のアルトと、
おなじメックのルネサンス・ソプラノリコーダーを持参しました。

1749分新大阪駅着の新快速で相棒のMHさん到着。
近傍のココプラザの音楽室504を18時から2時間レンタルしました。
料金はたったの1540円。
それなのに、完全防音の見事なサウンド設計の本格音楽室。

コンサートの予定曲目は、次の3曲。

①ジャン・バティスト・ルイエのリコーダーソナタ1番第1楽章
②ダニーボーイ
③ジョン・ダウランド(Come again)

MHさんは本物の演奏家です。
私が主奏を担当すると言っても、
実態はMHさんがリードする形になります。
たった1年でミニとは言え、
ちゃんと料金を取るコンサートに出演するというのも、
大胆不敵ですが、これもMHさんのおかげです。
リコーダーを「吹く」と言いますが、
そのつもりでピーピーと吹き鳴らすと、
底の浅い甲高い音が出るだけ。
MHさんから、音楽の呼吸法を教えて頂きました。
なんだかすべての行動での息づかいに通じるものがありそうです。
横隔膜を使うのは、息を吸うときだけ。
息を出すときは、体を大きく広げるようにして、
無理に息を押し出さず、
「ああ、良い香りだなあ」、とため息をつく感じで、
おっとりと息が出ていくのに任せてください。
そんな風に息を出すようになったのが数日前。
でも、ほめていただきました、
「先週よりずっと音が自然になりましたよ」

レッスン後、新大阪駅構内のドイツビールのレストランで、
頂いた生ビール2杯のおいしかったこと。
一緒に呑むのは2回目ですが、
すでに肝胆相照らすという感じで、話が尽きません。
十数年前、まさに無二の親友を失って、
老後は寂しい人生になりそうだと深く落胆したのですが、
畏友のRAさんをはじめとして、多くの親しい友に恵まれる人生。
ありがたいことです。







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# by hologon158 | 2016-12-05 15:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.03 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」3 吉田正写真教室

10月20日木曜日、
吉田正さんの写真教室の日でした。
(かなり古い日記です。あしからず)
このような定例日の経過を見ると、
あっと言う間に日が経つ、という感じが強くなりますね。
こんな風にしてバンバンと時日が経過していくのです。
うかうかと空しく過ごすわけには行かないという気持ちがひしひしと募ります。
言い回しって、そんな気持ちをよく表現してくれます。
「時日を重ねる」
ただいたずらに経過していくのではなく、
行為、業績をしっかりと累積的に重ねていこう、
という気持ちが現れているのではないでしょうか?

教室に入ってびっくり。
総勢15人にいきなり膨れ上がってしまっていました。

盛況の中、まず先生から、
ストロボのてほどき。
その後、スタジオジブリの最新作
「レッドタートル、ある島の物語」の監督の紹介がありました。
オランダ人のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。
彼がたった一人で制作した平成2年公開の短編アニメ
「Father and Daughter(岸辺のふたり」をそっくり見せていただきました。
衝撃的な作品でした。
天才!
そう呼ぶほかはない、名人による傑作でした。
なにもかもそぎ落とした映像と物語。
とにかくその絵が美しい。
独創的で、文句なしに心に響いてきます。

YouTubeでごらんになれます。

Father and Daughter (岸辺のふたり)」
(https://www.youtube.com/watch?v=A8I2p0ro_SI)

あなたの心を洗ってくれるでしょう。
今日はこの映画を知ることができただけでも、
来た甲斐がありました。

その後、写真を拝見するコーナー。
13人がデータで、私を含む2人がプリント。
この教室の特質は、みなさん、個性的な人物で、
その個性を活かして写真をお撮りになっていること。
これは驚きです。

銀塩マニュアルカメラの当時には絶対に考えられなかったことです。
その理由はこうではないでしょうか?
写真を撮るために必要な作業はほとんどカメラが肩代わりしてくれる。
撮影者は心を使うだけ。
だから、心がそのまま写真に浮かび上がる人もいれば、
心が貧しいので(失礼!)、写真のおもしろさばかりが目について、
写真に心がちっとも浮かび上がってこないということもありますね。

私は、いつものバス停までの300mに撮った写真を5枚セットで持参しました。
私は、人に見せることを前提としないで撮っています。
自分の記憶。
写真教室では、仮想的に写真を組む形で、5枚ないし10枚持参します。
今回の5枚は、台風の翌日の朝、
なぜかバス停で降りてから帰り道に撮った5枚を順番に並べました。
①土嚢(顔に似ています)
②③一むらの折れた曼珠沙華を前と後ろから撮った写真
④農作業用の軽トラックが上端に見える道の俯瞰写真
⑤折れた曼珠沙華のクローズアップ

ただのロボグラフィです。
ダルメイヤーの最小のCマウントレンズ、
私が「ミニホロゴン」と呼ぶ、
トリプルアナスチグマート15mmF3.5の写真たち。
私がこよなく愛する写真たちですが、
それは写真的に優れているからではなく、
私がそれを観て、とても心が温かくなったから。
もちろんそうならないと撮らないので、
私の写真は全部そうなのですが、

人間には貴賎上下の区別はないのに、写真にはあります。
私の心の躍り方、振幅がどうしてもちがってくるからです。
私の今回の写真は、同じロボグラフィでも、
かなりおとなしい写真だけに、
まずまずの認知度でした。

今回は有志のメンバーによる天神橋筋商店街撮影を行いました。
行きつけのレストランでビーフステーキランチをとったメンバーは8人。
15人中8人なのですから、盛況だったと言えそうです。
4人ずつ分かれてかなり盛り上がりました。
梅田から天神橋筋商店街まで歩いていくことになり、
三々五々ストリートフォトを楽しみつつ、商店街にたどり着きました。
私が持参したのは、宮崎貞安さんのニューレンズ。

アポクワリア28mmF2付きソニーα7

新しいフォーカス方式を考案しました。
28mmなので、ホロゴンよりかなり画角が狭い。
そこで、レンズ本来のヘリコイドリングの標準距離を2mに設定しました。
2m前後であれば、F2開放で、ほぼびしりと合焦します。
それより近い被写体であれば、
フォクトレンダーのヘリコイドリング付きアダプタを近距離側に回します。
それでも足りないときは、
レンズ本体の2mに合わせたヘリコイドをさらに最短にまで繰り出します。
こうして、かなりのマクロまで撮れる万能レンズが出現するわけです。
撮りたい被写体のほぼ60パーセントは撮れるだろう、
そう思わせる使い我っての良さ。

合計2時間ほどの撮影実時間だったと思いますが、
319枚撮っていました。
目的地であるフジハラビルの撮影が終わって、現地解散。
とても楽しい写真三昧の一日でした。






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# by hologon158 | 2016-12-04 23:11 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.02 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」2 フェイスブック


10月11日火曜日の続きです。
夕食は行きつけの中華料理店「飛天」が貸し切りで、アウト。
お味は何段か落ちますが、JR奈良駅前の「餃子の王将」で、
餃子その他のお皿で生ビールを楽しむことができました。

中将姫光学さんから、
「私たちの仲間の連絡に一番便利ですから」と勧められて、
ビールをいただきながら、私のiPhoneで、
フェイスブックの登録をして頂きました。

連絡というメリットはありますが、
どうやらフェイスブックというのは、
芋づる式友達拡大術のようです。
何十人という友達登録をしている方もざらのようです。
こうなると、渡る世間は友達だらけ、ということになりそうです。
つまり、「友達の友達もみな友達」という博愛精神の世界。
友達登録した方の友達の写真、記事も見ることができます。
「イイネ」をチェックしたり、コメントしたりすると、
あっという間に私の存在も知れ渡ることになります。

私のように、別に友達を作りたくない、写真も見て欲しくない、
そんな人間にはかなり場違いなコミュニケーションツールですね。
しかも、使い方がほとんど分かりません。
私のような時代遅れの人間には西も東も分からない、
広大な宇宙都市のようです。
当分は友達登録した方との限定的な通信手段として使うつもり。

昔は私もかなり時代の先端を行くパソコン愛用者でした。
今は、なにがなんだか分からない、完全な落伍者ですね。





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# by hologon158 | 2016-12-03 23:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.01 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」1 ニッコール50mmF1.1

 
10月11日火曜日、
奈良滞在中の中将姫光学さんと一日歩きました。
県庁前バス停で落ち合い、まず東大寺。
大仏殿の正面で西に左折し、
水門町から県庁を経て、近鉄奈良駅近くの地下、
和食堂でミックスランチ。
食後は奈良町をぐるりと回り、
一時過ぎには、横町2階の紅茶専門の喫茶店でゆっくりと座談を楽しみ、
さらには、午後3時半頃、もう一度お茶の時間として、
「おうち雑貨カフェ チャポロ」でプリンを頂きました。
チャポロは、5回に4回程度は閉まっている、という珍しい喫茶店。
裏通り深くに位置しているのに、
懲りずに、開いているか確かめに行ってみます。
それだけリラックスできる喫茶店です。

中将姫光学さんはソニーα(私のα7より新型)に、
ニッコール50mmF1.1を付けておられました。
ニコンのレンジファインダーシリーズ用です。
kinoplasmatさんのサイトに記事を見つけました、
「昭和28(1953)年発売の「ズノー 5cm F1.1」に続き、
昭和31(1956)年2月に発売され、
日本の超大口径レンズの開発競争に拍車をかけたレンズです。」
凄いレンズなのです。

ただし、kinoplasmatさんは、
「ズノーからわずか2-3年後で同じf1.1でこれだけ整った描写に
到達するというのはさすがにニコンだと思います。」
こうお書きになっているのですが、
私の銀塩時代の経験で言いますと、ソニーα7のようなデジタルカメラで
お撮りになっているせいじゃないでしょうか?
各社の大口径レンズの大半は、銀塩で撮る限り、開放は像が緩み、
いわばボケボケでした。
F1.1のよいうな超大口径になると、ほとんどピントが来ない。
プラナー85㎜F1.4で何度泣いたことか!
それなのに、デジタルカメラで撮ると、
開放から文句無しの引き締まった画像。
ソニーα7のようなデジタルカメラは、
画面を拡大して、ピント合わせができる利点があることも有利ですが、
それだけではなくて、デジタル処理で画像が改善されている感じ。

私の装備は、カメラはソニーα7。
レンズは3本。
アポクアリア28mmF2
スピードパンクロ50mmF2
ペッツヴァール58mmF2.3

後の2本は中将姫光学さんからレンタル中。
お返しする前の名残の撮影のつもりでしたが、
中将姫光学さんからは、
「旅の荷物が重くなりますので、
今度で結構です」という有り難い言葉を受けて、
いそいそとバッグに戻しました。

ニコンの超大口径レンズも借用。
レンジファインダー用としてはかなり重く巨大なレンズ。
でも、写りの方は軽快です。
ニコンも頑張ってたんだなあ、と見直してしまいました。
とても上品でセンスに溢れる画像をプレゼントしてくれます。
ちょっと、いや、かなり違うぞ!
これは一級品だ!
そう感じてしまいます。
248枚撮影中120枚きっかりを今回アップしましょう。





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# by hologon158 | 2016-12-01 12:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.05 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」5-完-最長不倒距離!


私が水素吸入器Beautyflyを最近愛用していることを2度にわたり書きました。

660.08 ホロゴンデイ167「2016年8月24日ホロゴン的鶴橋を楽しんだ」8-完-Beautyfly
665.04 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」4 Beautyfly試用記2
(使用方法は、https://www.youtube.com/watch?v=4zQU4sTvJdYを参照してください。)

その顕著な効果として、夜目を覚ます回数がどんどん減っています。
昨夜は、午前2時ちょうどに早寝して、
目を覚ましたのは午前7時10分でした。
最長不倒距離!
記憶にないほどの安眠!
水素の威力です。

水素は体とは何の関係もありません。
役割は悪性の活性酸素と結びついて、
水H2Oになって対外に排出してしまうことだけ。
なぜか血流がよくなります。
すると、体内の循環がスムーズになるようです。
手や顔、体がちょっと赤みを帯びています。
顔などかなり艶やかになりました。
体重も1.5キロ減りました。
万全の体調になりつつあります。
体中にエネルギーが漲っている、そんな感じ。

かなり前になりますが、10月18日火曜日、
久しぶりに三重県の古い宿場町、関宿に参りました。
ハードディスクの写真ホルダーで「関」を検索してみると、
2005年以来だと分かります。
なんと9年ぶり。

変わった部分と変わらない部分があります。
当時は、JR関駅から宿場まで農村地帯でした。
今では、完全な住宅地に埋もれています。
宿場の家々は比較的保存されています。
でも、当時、観光客用のお店はまばらでした。
かなり増えています。
でも、だから、観光客が多いか?
と、言いますと、そうでありませんね。
出会った外来者は、たった3組なのですから。

古い民家を利用した喫茶店で休みました。
店主はかなり高齢の老人です。
関には長寿番付があるそうです。
横綱は101歳。
90歳はざらだそうです。
同行の親友AKさんが訪ねました、
「ご主人はおいくつですか?」
「74歳ですよ」
ちょっと自慢そうな表情でしたが、皺だらけでした。
もうしわけないのですが、激しく感じました、
あんな風にはなりたくない!

私は今のところ、全身皺一つなしで、肌もかなり元気です。
水素吸入器Beautyflyでこの状態をどこまでも保つぞ!
私はよいと思ったことは盛んに友人、知人に勧めるたちです。
なぜ?
いつまでも一緒に元気に長生きしたいから。

友人たち、知人たちに、久しぶりに会います。
女性はたいてい変わっていません。
というより、ますます元気な方が多い。
先日の写真展の日高紀志子さんもそうでした。

でも、男性はたいていめっきりと老けて行きます。
50、60でもそうです。
どんどんと老化の一途をたどっている。
自分のそうなのか、と、いつも鏡を見たくなります。

以前はストレッチと早足で歩くことを推薦していました。
最近は一点集中、Beautyflyを推薦しています。
なによりも根本的な老化遮断の方法なのですから。

でも、残念。
強い興味、関心を示した人もいましたが、
購入したという話は伝わってきません。
「水素」と言うと、「水素爆弾」を連想するせいでしょうか?
健康に自信がおありなのでしょうか?
変わったことには手を出さないのでしょうか?
人それぞれに自分の人生を渡って行くのですから、
仕方がありませんね。
でも、少し残念。
7月3日Beautyfly使用開始以来、私の心身状態は猛烈に好転し、
副作用のようなものは一切なくて、
こんなにすごい効果があるのにねえ..............




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# by hologon158 | 2016-11-30 13:07 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.04 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」4 失われた技術


10月18日火曜日、
旅をしなくなった私にとって、
唯一の旅の機会は、三重ワンデイトリップ。
9時45分大和西大寺発の賢島行き伊勢志摩ライナーに乗車しました。

誰にもそうだと思うのですが、
私にはさまざまに特殊な偏向があります。
背後に人が来るのが嫌い。
殺し屋ではないのですが、
子供の頃、西部劇を浴びるほど観たせいかもしれませんね。
ですから、座席指定の特急券を購入するときは、
できるだけ最後尾の席を取ることにしています。
今回も3号車1A。
もうこれだけでご満悦になってしまいます。

こんな癖があるので、こう推測する方もおいででしょう、
学校時代はさぞかし1番をとり続けないと我慢ができなかっただろう。
とんでもありませんね。
私は優等生だったことは一度もありません。
好きなことしかしないのですから、
満遍なく高得点をとらないと我慢ができない優等生とは違います。

たとえば、スポーツというスポーツ、私はなんの関心もありませんでした。
これだけで、体育の得点がガタンと欠点間近に落ちますね。
今になって分かるのですが、
私は決して運動神経が鈍いわけではないようです。
揚琴でのしなやかな竹のスティックさばきを10年続けると、
スティックがたまに弦にひっかかって、手から飛び出ますが、
次の瞬間には空中のスティックをさっと捕まえ、
演奏に戻ります。
なにかの拍子に卓上などの手近の小物が滑り落ちそうになると、
次の瞬間には、なんの意識もなく、手の中に収まっています。
なにかスポーツしていたら、そこそこまで鍛えることができたかもしれません。
でも、そんなことをしたいと思ったことなどまったくなし。
私は完全な「書斎の虫」に生まれついたと分かっているからです。

たえず本を読んでいますが、
社会性に富むバランスのとれた人格が読むような本は一切読みません。
たとえば、近頃読んだ本の一つ、

ラリー・ホルコム他
「アメリカ大統領はUFOをなぜ隠しつづけてきたか」(徳間書店)

UFOの隔絶した科学技術を軍事利用すべく、
FBIがUFO関連の情報をひた隠しにし、
大統領にもこれを公開することを許してこなかったと、
この本はかなり丁寧に解き明かしてくれます。

幾度も、否定しようのないUFO遭遇事件が発生し、
近年はそれが多発して、YouTubeにもかなり掲載されています。
昔はお皿を吊して撮ったりという稚拙な特撮が横行していたようですが、
どうもそうではないビデオが見つかるようです。
人間が進化したのですから、
人間に近い生命体、人間よりもはるかに進化した生命体が
宇宙に数知れず進化していても不思議はありません。
でも、あまりにも時空が隔たりすぎて、
異星人との遭遇は確率的に限りなくゼロに近いと言われてきました。
ところが、もし地球に盛んに出没するUFOが異星人の乗り物だとしたら、
いつなんどき、そうした宇宙人と共存する時代が来ないとも限らないのです。
そう考えると、正直なところ、ちょっと怖くなりますね。

恐竜は1億6500万年も進化を続けました。
どこまで新種が見つかり続けるか、
まったく予想不能なほどに、多種多様に進化しました。
ところが、現世人類って、
数万年前のご先祖と現代人との間には別に進化した形跡はありません。
進化するためにはもっと長年月を必要とするようです。
それなのに、次の人類に進化する暇もなく、
人類は滅びの道を歩みそうです。

そこで思うのですが、UFOを操縦して宇宙を飛び回っている異星人は、
人類が滅びへとまっしぐらに急坂を転げ落ちていくのを、
いつか見るに見かねて、押しとどめてくれるのではないか?
このように考える理由が一つあります。
これまでもかなり手助けをしてくれてきた形跡があるのです。
現代の科学技術をもってしても、とても無理かもしれない、
そんな建築土木技術を使った形跡のある遺跡が沢山あります。

まず、ギザの大ピラミッド。
その底辺は南北に子午線に沿って見事に一直線で、
ほとんど誤差がありません。
YouTubeにこれを解き明かしたとされるテレビ番組があります。
当時の北極星の位置を釣り提げた2本の紐を使って割り出し、
その方向に底辺の南北を合わせた!
万事解決!
でも、東西も完璧に整列しているのです。
この東西を正確に割り出した方法については、一切言及なし。

ピラミッド中心部の王の間の床はぴたりと隙間なく巨石が敷き詰められ、
しかも完全に水平なのだそうです。
水準器のようなものを使ったとしても、
どうやって、巨石の上面を水平に工作したのでしょうか?

② バールベック神殿の礎石

ローマ時代の神殿の底部に、
遥かに古いと思われる礎石が見事に敷き詰められています。
その最大のものは900トンもあります。
上下の面は鏡面仕上げなのだそうです。
さらに、石切場と神殿の中間地帯の土中に埋まるようにして放置された石は、
なんと、なんと2000トン!

ほかにも長さ42m、1200トンの巨大未完成オベリスク、
サクサイワマン、ティワナコ、マチュピチュなど、
いくつも、現代でもとても処理できない途方もない巨石建造物が世界中にあります。
どれもこれも様々な点で、現代でも不可能な、高度な技術の産物です。
だから、どうやったのだろうか、なんて考えても、分かるわけがありません。

でも、一つ分かることがあります。
建造者はそれが容易にできたから、したのです。
とすると、回答は2つしかないのではないでしょうか?
①建造者は現代人の知らない未知の技術を知っていた。
②そのような技術をもつ、人類以外の存在に助けてもらった。

でも、①と考えるのは少し無理があります。
人類がそんな発明をしたとすれば、そんな発明はしっかり保存されたでしょうし、
仮に失われたとしても、誰かが再発明したでしょう。
でも、そんな風に伝統となって蓄積された形跡はなく、
突然出現して、継承されなかったのはなぜでしょうか?
結局、人智を超えた技術だからなのではないでしょうか?
とすると、②ではないか?
そう考えてしまいます。





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# by hologon158 | 2016-11-29 11:45 | ホロゴン外傳 | Comments(2)

667.02 ホロゴンニュース2「2016年11月25日日高紀志子さん、最後の写真展なの?」


伊藤五美作陶展の後、河原町のギャラリー古都に移動。
日高紀志子さんが第24回目の写真展を開催しておられます。
伊藤さんが30回目、日高さんが24回目、というのですから、
お二人とも作品展が生涯における頂点を刻む里程標だったのでしょう。

「私の出会った子供達」

後でごらん頂きますが、
子供達の自然な姿を写し止めた絶妙の写真群が並びました。
会場で頂いた葉書にこう記されています。

「いつの頃からか、写真を撮るようになり、
数えてみたら35年になっていました。
先生にも付かず、クラブなどにも属さず、
一匹の小リスのように、チョロチョロと撮り回ってありました。
そして、いつの間にか写真展をするようになり、
今回で24回目になりました」

昨年の写真展で、2016年が最後の写真展になるとお聴きしました。
銀塩のペーパーがなくなるから、ということです。
銀塩でお撮りになる日高さんにとって、デジタルプリントは耐え難いのです。
現代のデジタル写真家の場合、プリントそのものが無縁になりつつあります。
フォトコンテストも、データで出品する時代なのですから。
私自身、デジタル写真に移行し、
写真教室に持参する以外にはプリントなどしません。
それだけに、日高さんの潔い志、生き方には深い感銘を受けます。
並んだ写真も、様々な時期に撮ったとは思えないほどに、
作品の質も、プリントの仕上がりも見事に揃っています。
日高さんが写真家として終始揺るぎない姿勢を保ってこられた証左。
コンテストなどに出さず、ご自分のコンセプトで作品展にまとめる、
まさに古典的な写真家の志を貫いてこられたのです。

私は、人に見せるための効果を上げるように、
さまざまに工夫された写真が大嫌い。
そのような方向で努力すればするほど、
待ったり、狙ったり、演出したり、作ったりすればするほど、
撮影者の感性、人柄から遠のいていきます。
その場に心を奪われ、感動し、喜んでいる自分が消えていきます。
日高さんの子供達の写真すべてに、
日高さんの子供たちへの関心、愛情に満たされています。
子供達の一番輝いていた瞬間に立ち会われた、という感じ。
心が洗われますよ。

24回の写真展のプリントは全部残されているそうです。
ぜひ、これからも切り口をさまざまに変えることで、
私たちを喜ばせ、啓発してくれる写真展が幾度もできる筈です。
第2の人生の生き甲斐をさまざまに創造していかれるでしょう。
その一つとして、写真展も続けていただきたい、
これが心からの願いです。

日高さんは私のブログもご存じで、
ブログ上でいつもしている報告を楽しみにしていただいています。
お許しを得て、私の好きな写真を撮らせていただきました。
なにしろ開放がF8という暗いホロゴン15㎜F8Uで、
ロボグラフィと同じ撮り方、ヒットエンドランで撮り、
そのうえ、私のブログの濃度に統一しましたので
日高さんの作品の香りから遠くなってしまった感じです。
12月6日まで続きます(ただし、11月30日は休館)。
でひ、会場に足を運ばれ、銀塩プリントの香り豊かな味わい、
日高さんの魅力溢れるお人柄に触れてください。





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# by hologon158 | 2016-11-27 13:51 | ホロゴンニュース | Comments(2)

667.01 ホロゴンニュース1「2016年11月25日伊藤五美作陶展で出会ったのは?」



11月25日金曜日、京都に参りました。
伊藤五美作陶展
堺町画廊(京都市中京区堺町)
残念ながら明日まで。
伊藤さんは生活の中で使う陶磁器を作り続けてきた作家です。
この画廊での毎年の作陶展は30回目だそうです。

私は、20年ほど前でしょうか?
京都府北部の日本有数の原生林芦生の森を見学したとき、
ボランティアガイドを務めておられた伊藤さんと知り合いました。
たしか互いにライカを胸にぶら下げていたことがきっかけ。
それ以来、何度彼の作陶展を拝見したか、数えていませんが、
80%ほどは拝見したと思います。

作家のお許しを得て、私が気に入った作品を末尾に並べてみました。
男らしい人物にふさわしい雄渾さと、
ふさわしくない繊細さとが見事に溶け合って、
生活の中で使うものばかりなのに、どれも皆、まさにアート。

私は陶磁器の趣味はありませんが、いつも心に決めています。
「ああ、これはいい! 欲しい!」
そう心にパチンとスイッチが入ったら、頂いて帰ろう。
ところが、ほとんど毎回、スイッチが入ってしまいます。

今回は、拝見し始めて、いきなり、
「パチッ!」
小振りのお茶碗。
ご飯にもお茶にも使えます。
若狭の上り釜で焼かれたもので、
かぐわしい香りがほのかに立ち上っている!
妻が近頃ご飯を減らしているので、
お茶碗が合わなくなって来たところです。
これなら、おいしさが倍増しになる!
だんだんと人で混み出しました。
ぐずぐずしている間に横取りされてはならぬ、と、
さっさと「これ、頂きます!」

じゃ、釣り合いをとるためにも、お前の分は買ったのか?
というご質問がありそうですが、
もちろん、買っていません。
それしきで釣り合いが回復できる関係じゃございませんので...

おかしいですねえ。
妻は、私が伊藤さんの器を持ち帰るたびに、
「かならず割ってしまうから、使わないでおこう!」
さっさと飾り棚に陳列してしまうのです。
ところが、今回だけは違いました、
ただちに一言、
「洗うとき、絶対に割っちゃだめよ!」

あなたの心にも「パチッ!」とスイッチが入るかも知れませんよ。
明日一日ですが、京都近隣の方にお勧めします、
午後6時までに是非おいでになって下さい。





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# by hologon158 | 2016-11-26 19:18 | ホロゴンニュース | Comments(0)

666.03 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」3 孫プリンス


10月7日金曜日、大阪加美に参りました。
4歳の孫プリンスのピアノレッスンの付き添いです。
早速おしゃべり。
今回は今後の日程について。
まず、今日は誰それのお誕生会だった、
プレゼントにはなにをもらってた。
あと幾つ寝ると、大阪市科学技術館に遠足する。
パパと何度か行ったけど、ほとんど忘れてしまった。
でも、何とかと何とかの恐竜はいる。
あと2回寝ると、××君のお誕生会がある。
×日にはワクワクハロウィーンがある。
おれはジューオージャーのゴールドになる。
×君はレッドの服を買ってもらう。
×君は×という恐竜になる。
おれも恐竜になりたいけど、
ジューオージャよりも服が高いので、買ってもらえない。
11月になると、5日はおれの誕生日なんだけど、
土曜日だから、1日前の4日にお誕生会がある。
プレゼントはなにをもらうか、まだ決めていない。
まあ、とうとうと予定を並べたてました。

私の子供の頃など、そんな未来のことなど、ほとんど考えないで、
いわばその日暮らしでした。
今もそれに近いですね。
プリンスとはまるで違う。
反省。
今の子供たちは、かなり違うようです。
ちゃんと時間の中に生きてるという感じ。

ピアノの先生とのご挨拶も、かつての爆発的な気合いはなくなり、
至って上品になりました。
かなり保育園でお疲れになっていたようです。
レッスンが済んだのが午後4時。
マンションを出たとたん、
「おれお腹がすいた!
ホットドック食べたい」
「そんなのどこで食べられるの?」
プリンス、じれったそうに、
「通り渡ったら、マクドがあるじゃないの?」
通りの向こうを見ると、ほんとに、ありますねえ。
もうそんなお店も目にとめて、覚えていたのです。
お店に入ったとたん、メニューボードを見上げて、
「ホットドックやめて、。。。(冷たいドリンク)とポテトチップスにする」
近頃の4歳は壁面のメニューもちゃんとチェックして、
自分の好みをさっと決めることができるのです。
この種の店になれているようですね。

ピアノの先生のマンションから家まで20分ばかりかかります。
だんだんと疲れてきました。
「しんどいよ。
足が痛くなって来た」
そして、こう言うのです、
「今度はベビーカーもってきて」

私は、田舎町で小学校6年1学期までのどかに過ごしました。
中学校に入るまではお小遣いもなく、
テレビもなく、小学4年の頃から、映画好きの母に一人連れられて、
外国映画をどっさり観ました。
おそらく月2回は行っていたと思います。
というのは、後年、「ああ、これも観た、あれも観た」と、
かなり沢山の映画を思い出したからです。
ひたすら本を読み、ひたすら戸外で遊び続けました。
こんなことが寄ってたかって、私という人間を作り上げたのでしょう。
思い返すと、私はかなり超然とした少年時代を送ったようです。
父の選択でしたが、読む本はすべて歴史本、英雄伝でした。
おかげで、群れるのを嫌い、
自分のことは自分で決める人間になりました。

私が孫プリンスに望みたいのは、
彼にもそんな人間になって欲しいということ。
誰にも従わず、誰も従えない、そんな人間。
でも、それは難しいかもしれません。
私は幸いそれができる職業を選びました。
でも、その職業も性格が変わってしまいました。
今では、孫に継がせたいとは思いません。
時代が変わってしまいました。
よい方に、であれば、よかったのですが.........
この子のことですから、自分の仕事は自分で選ぶでしょう。
一生悔いのない人生を送ってもらいたいものです。





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# by hologon158 | 2016-11-26 13:23 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.02 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」2 楽器してる?


あなたは楽器をなにか楽しんでいませんか?
まだですか?
でしたら、今からで遅くない!
なにか始めましょう!

とは言っても、別に楽器でなくても、いいのです。
なんでもいいから、始めましょう。
自分にはできるはずがない、
だけど、やってみたい、
そんな何かがあなたにもあるでしょう?
たとえば、ピアノ。
たとえば、油絵。
なんでもいいのです。

絶対に自分にはできない、
だけど、できたらいいなあ、
生まれ変わったら、やりたいものだなあ、
そんなものが一つや二つ、あるでしょう?
じゃ、第2の人生、生まれ変わったつもりで、始めましょう!

ただし、必ず、先生につくこと!
恥ずかしいから、いやだ、
そう思ったら、思い出しましょう。
第2の人生なんだ、なんでも初めてのことじゃない?
やってみよう!

ロケット工学の第一人者だった糸川英夫教授のことをご記憶ですか?
バレーを始めたのです!
いくつで?
60歳で!
バレーボールじゃありません。
クラシックの舞踊ですよ。
貝谷バレエ団に入団したのです。
超有名人でした。
もちろんニュース種となり、
踊る姿を全国民が見るだろう、と予測できるのに、
始めたのです!
人目を気にしないあたり、さすがに天才ですが、
このように子供の心を持たない限り、
人が思いつかないようなアイデアなんか閃かないものです。

子供の頃のニュース映画で、
糸川さんのロケット発射実験を観ました。
とても小さなペンシルロケットがちっぽけな発射台に。
「3、2、1、発射!」
その瞬間、とてもかわいい「パン!」という破裂音とともに、
発射台の上で木っ端みじん。
映画館は爆笑に沸きかえりました。
でも、子供心に感じました。
誰も糸川さんをバカにして笑ったんじゃない!
我が子の凧がいきなり墜落したときのように、
あたたかな気持ちがこもっている、
そんなことを感じたことを覚えています。

一生夢を追い続けた人でした。
私たちだって、そうしましょう!
第1の人生は人の夢を手伝う程度で生きたかもしれないけど、
第2の人生は自分の夢を追いかけましょう!
私自身は、第1の人生から、
あれやこれやと夢を追い求めて生きてきました。
どうせいつかは死ぬんだか、
生きてる限り、どの瞬間も自分のやりたいことをやろう、
そう決意していたからです。

でも、先生につくようになったのは、
12年前から。
独習では絶対に分からないことを一杯学びました。
よい師につくことのメリットは、独習の人間には絶対に分かりません。
どんな楽器も全身で弾くものなのに、
形だけ真似て、小手先のテクニックでしのいでしまいます。
体全体で弾くということは、
体の一部を緊張させ、他はすべて弛緩させるという動きを、
さまざまに使いこなさなければいけません。
でも、独習では、そんなこととても気づかないし、
まして自分で会得することなんか絶対におぼつきません。
でも、形はなんとか様になるので、もう簡単に天狗になれます。
引退後のアマチュア写真家が、
「わしら、カルティエ=ブレッソンなんか軽く超えてしまった」と、
うそぶいている姿を見たことがあります。
こんな風に天狗になれること自体、
どんなことも天井知らずであることに気づいていない証拠ですね。

ですから、必ず、先生につきましょう。
でも、自習復習を怠ってはなりません。
でも、そんな自習復習の要領そのものが分からない。
恥ずかしい話ですが、昨日までの私がそうでした。
揚琴、二胡、そしてリコーダーと順番に学び始めたのですが、
自宅での練習は、簡単な練習曲を一通りやってから、
いきない課題曲を何度も弾き、
うまく弾けないところだけ、部分練習、
そんな毎日をどの楽器についてもひたすら続けてきたのです。

それがどんなに無意味か、それを思い知らされるのが、
コンサートです。
今年の秋は4つもコンサートに参加しました。
まあ、簡単に言いますと、どれ一つ、うまく行きませんでした。
日頃の猛練習の成果なんて、どっかに吹っ飛んでしまった感じ。

最後の付虹先生の揚琴、二胡教室の発表会は、
すり鉢状の小ホールを借りてのコンサート形式でした。
舞台裏で一人出番を待ちながら、気がつくと、頭の中は真っ白!
今から演奏する曲を頭の中でおさらいしようと思ったのに、
何一つ浮かんで来ない!
生涯、自分の仕事ではあがったことなどなかったのに!
情けない!
突然、腹を決めました、
「ええい、もうどうなってもいい。
思い出せなくても、体は覚えている!
そのはず!
そうであってほしい!
なるようになれ、だあ!」
出番になって、揚琴の前に座って、
思い切ってスティックを振り下ろしました。
不思議な体験でした。
なんとか最後まで弾くことができたのです。
前日に20回以上弾いたのですから、当たり前と言えば、当たり前。
最後まで、どう演奏しようなどという意識などなし。
ただ、あれよあれよ.......あれっ? 
終わった!

先生も何人かも「よかったですよ」と言ってくださったのですが、
「どうよかったのか?」
尋ねる勇気もなし、
ただ、気休めに言ってもらったと推測しただけ。
何度か書きましたが、これまでも同様で、
伴奏なら、単独の伴奏も含めて、ほとんど上がらないのに、
独奏は常に上がる、というのが私のジンクスでした。
今回もそうだったわけです。

なんとかしたいもの、そういつも心の隅に考えてきました。
数日前、書店である本を見つけたのです。

  ウィリアム・ウェストニー著
  「ミスタッチを恐れるな The Perfect Wrong Note」
  (ヤマハミュージックメディア刊)

書店でこの題名を見た瞬間、感じました、
「これだ!」
アマチュア音楽家への目配りは忘れませんが、
本質的には、プロ音楽家を目指す学生たちへのアドバイス。
ピアノだったら、こんな風に段階を追ってソルフェージュしなさい、
なんて、優等生向けのものでは全然ない!
詳しいことは書きません。
楽器をしない人はどうせ読まないし、
楽器を修得しようと志を立ててがんばっている人なら、
たった2300円です。
さっそくアマゾンで取り寄せましょう。

要するに、型を破りましょう。
型どおりに練習することなど、全部やめましょう。
反復練習は意味がないどころが、有害。
何回練習しようと、本番では簡単にぼろが出てしまう。
目標を定めて、弱点、難点を一つ一つ徹底的に克服していこう。

簡単に一例。
練習のはじめは、まず、全身と心をほぐす。
楽器に向かったら、
音階とか練習曲をちまちまとお行儀よくやるなんて、よしましょう。
まず、バンバン叩きまくれ、弾きまくれ、
ミスタッチでもなんでもやっちゃおう!
こうして体をほぐし、心をほぐし、楽器に親しもう!
こんな調子です。

今朝、揚琴でやってみました。
揚琴の弦は150本を超え、全音、半音、数十の音が出せ、
音域は5オクターブほど。
その弦をまず思いきり叩きまくったのです。
できるだけ手首が柔らかく回るように、
これだけを念頭に置いて、さまざまに音を出し、
おかしな組み合わせの音をトレモロしたり、和音にしたり。
そして、お気に入りの練習曲とか、暗譜している曲を、
いつもと違い、思いっきり叩きまくったのです。
なんだか体が、手首が以前よりもなめらかになった、
そう気づきました。

今学習中の曲は左手がスティックの底の竹で弦をピンピンと弾いて、
主旋律を奏でる間に、右手は低音から中音域をめまぐるしく踊って、
アルペジオの伴奏を付けるという部分が20小節ほどあります。
こんな難しいこと、簡単にはできっこない、そう思いこんでいたのですが、
なんだかすらすらと弾けているではありませんか?
この本のアドバイスをいくつも取り入れたからです。

さっそく教室のみなさんにラインで情報提供をしました。
なんだか毎回の練習がますます楽しみとなり、
楽器と音楽がさらに生き甲斐になりそうな気持ち。





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# by hologon158 | 2016-11-24 19:31 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.01 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」1 アポクアリア筆下ろし


10月2日は宮崎貞安さんの最新レンズ、
アポクアリア28mmF2の筆下ろしの日でした。

この日は大阪府岸和田市で二胡演奏家角谷真紀代さんのコンサート。
朝のバス停までの道すがら早速撮った写真は下記に掲載しました。

 レンズ千夜一夜
 1657 雨のバス道②(アポクアリア28mmF2で雨に濡れたバス停道にご挨拶)

岸和田ではコンサートホールの往還に、岸和田の商店街、住宅街を撮影。
超近接撮影以外はいつも通りのノーファインダー。
開放で撮りますので、一応ヘリコイドリングで距離だけは合わせました。
どんなレンズか、どう撮れるか、分からないまま、往還せいぜい1時間弱、
284枚撮れました。
147枚選択。
5回に分けて、ごらん頂きましょう。

レンズの性能は、すでにいくつかの記事でご覧頂いたとおり、優秀。
でも、肝心なことは、開放値がF2と超大口径であること。
28㎜広角レンズらしからぬ柔らかさと望遠なみのボケ味が身上。





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# by hologon158 | 2016-11-23 23:45 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.05 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」5-完-ミニコンサートへ

(これも10月に戻りますので、かなり古い記事。
なにしろ記事も写真も溜まりに溜まっています。あしからず。)

奇妙な、と言うか、おかしなというか、
とにかく思わず笑ってしまう事態が起こっています。
40年間絶え間なく楽しんできた写真は、
完全に私だけの境地にたどり着いてしまって、
一人で、いわば、孤独に楽しんでいる。
それなのに、約1年前に始めたばかりのリコーダーで、
神戸の小ホールで開催されるミニコンサートで演奏することになってしまいました。
台湾の揚琴楽団を迎えてのコンサートに揚琴師匠の付虹先生のグループ、
いわば前座をつとめたことがありました。
そのとき、付虹先生の応援で参加された音楽家AHさんと親しくなり、
若い頃リコーダーアンサンブルを作っておられたと知ったことがきっかけ。
ぜひ二重奏のレッスンをお願いしますとお願いしておきました。
すると、しばらくして、AHさんからお電話をいただき、
「二重奏をする時間がとれそうにありません。
10月にいわば素人の音楽愛好家が集まってミニコンサートを開きます。
これに一緒に出ませんか?」

私には音楽演奏、もちろん揚琴に関してですが、
一つ問題があります。
不思議な癖というか、ジンクスというか、
とにかく、伴奏なら、200から300の聴衆の並ぶコンサートでも、上がらないのに、
独奏なら、ほんの10数人程度の仲間内でも、上がってしまって、うまく行かない!
リコーダー二重奏って、このどちらなのだろうか?

どちらかと言うと、伴奏に近いのではと思うのですが、
無視できない問題点が一つ。
リコーダーを始めてたった1年で、一体どうしようって言うの?
もっとも完全な初心者というわけでもないかもしれません。
30数年前、まだ紅顔の美青年の時代に、
(実は当時もすでに年中日焼けで真っ黒だったので、
「紅顔」と言うのはは「厚顔」かもしれませんが)、
フランス・ブリュッヘンという偉大なリコーダーの先達に惚れ込んで、
メックと言う有名なメーカーの木製のアルトとソプラノを買い込んで、
独学を楽しんだことがあります。
はじめた頃は、3人ほど仲間も出来て、
おぼつかないながらも、合奏を楽しんでいました。
でも、たった2年で転勤してしまい、
仲間を失うと、独学故に、いっこうに上達しないまま、
3、4年でいつしかやめてしまいました。

それ以来30年近く、2本のリコーダーは書棚に裸で転がったまま。
よくカビが生えたり、ひびが入ったりしなかったものです。
リコーダーを始めたきっかけは既に書きましたが、
新たに知り合って意気投合してしまった友人が、
フラウトトラベルソを初めとする古楽器の愛好家だったのです。
彼の斡旋で、木管楽器の制作、修理の名人杉原広ーさん
にデンナーという偉大なリコーダー制作者のアルトのコピーを作っていただき、
まさに楽器のホロゴンに出会った気持ちで楽しんできました。

ところが、このデンナーはピッチが415。
AHさんのお持ちの木管リコーダーはモダンピッチの440。
ということで、ミニコンサートは、メックの2本で合奏することになったのです。
メックのアルトはグレナデイラという黒く堅い木でできていて、
悪い楽器ではないのですが、デンナーには足下にも寄れず、
しかも、30年間使ったことがないので、
なんだか乾ききって、カスカスの音しか出ません。
杉原さんにデンナーの440への換え管の制作をお願いしていたのですが、
なにしろ超多忙のうえ、一流のプロ相手のお仕事をなさっている方ですから、
いつ取りかかっていただけるかもまったく予測不能。
一本新しいのを買う?
お金がないうえ、デンナーがあるのですから、そんなものを手に入れる意味がない!
よし、メックしかない!
そう堅く決意して、それから毎日毎日メックだけを吹き続けてきました。

不思議です。
購入後35年も経って、しかもメンテナンス零で放置していた笛ですが、
なんだかかなり音が出るようになってきたじゃありませんか!
でも、音が出ればまた難問が浮かび上がります。
私が吹いて出てくるこの音、
これってリコーダー本来の音なんだろうか?
そこで、YouTubeでさまざまのリコーダー奏者の演奏に改めて耳を傾けてみました。
驚きました。
フルートとは大違い。
リコーダーの音、響き方って、千差万別なのです。
じゃ、と覚悟を決めました。
どうせ、自分が今出せる音しか出ないんだから、
自分のリコーダーがリコーダーらしい音を出していなくても、
気にするのはよそう!

10月12日水曜日、AHさんとレッスンすることになりました。
さて、どうなりますか?
ワクワク、ドキドキ。

(この続き、コンサートの報告は数日後になりそうです。
忘れてください)





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# by hologon158 | 2016-11-20 23:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.04 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」4 Beautyfly試用記2


水素吸入器Beautyflyを7月3日に使い初めて、
水素吸引歴は4ヶ月を超えました。
親戚友人知人たちにお勧めしてきました。
幸い、3人は使い始めてくれて、
それぞれにその効果を実感してくれています。
私の畏友RAさんにも効果が現れています。
数年前からの下腹部の鈍痛が消失。
腰痛も、数年前からよく激痛が起こっていたのに、近頃は忘れるときがある。
付虹先生も揚琴奏者の職業病とも言うべき肩の痛みがなくなりました。

でも、他からは、私の勧めに乗って、手に入れましたという知らせはなし。
なぜなんだろうかなあ?
「健康 活性酸素」でグーグル検索していただければ、
活性酸素が体内で生産されて、ほとんどの病気の遠因となり、
細胞をさび付かせて、老化の原因となることがわかり、
「水素 活性酸素」でグーグル検索していだければ、
吸引されて体内に取り込まれた水素は、
体の隅々まで運ばれ、体内の活性酸素とだけ結びついて、
水(H2O、つまり水素2個と酸素1個)となって、
活性酸素を体外に排出してくれる、ということが分かります。
こうして、ほとんどの病気を予防し、
かつ老化を抑えるという至高の働きをしてくれるのです。
これほどまでに全身で働いてれる手だてはこれまでありませんでした。
その一方では、水素吸引によって、
健康が害されたという記事は一つもありません。

それでも買わない。
なぜでしょうか?
さまざまな理由がありそうです。
一番大きな理由は、信じられない、ということでしょう。

未知の特効薬には、なにか隠された危険があるかも知れない。
水素は体に悪影響を与えるかもしれない?
でも、水素は体の仕組みとはなんの関係もありません。
余分な水素は水となって体外に排出されるか、
さまざまなルートで体外に出ていってしまうだけ。
(だから、私も、4ヶ月継続使用しても、
元気一杯になるだけで、
不調になることはありません。)

もう一つは、水素は爆発の危険があるのでは、という危惧。
私はちらっともそんな危険性を考えませんでしたが、
どうやらかなりの方がそう受け取るようです。
でも、そんなこと言ったら、酸素、窒素も危険と言わなければなりません。

しかも水素を爆発させるためは、
かなり強力な電圧を与える必要があります。
水素吸入器はそのような危険域は遙かに届かない低電圧で稼働するものなので、
水素が爆発する危険はまったくありません。

そして、効果があるかどうか分からないものに、
数万の資金を投下するつもりになれない、
ということも大きいでしょう。

でも、私が不思議に思うのは、
みなさん、健康を願い、長寿を願う気持ちをお持ちなのでは?
そのためになにか継続的な努力をしようという気持ちもお持ちになるのでは?
でも、今おやりになっている健康法で、
病気や老化を防ぐことができるとお考えなのでしょうか?
しかし、ランニング、ウォーキング、ウェイトトレーニング、水泳、
どれも体調を整え、心身を鍛えることはできても、
それ自体で老化をせき止め、あるいは病気をはねのけることには直接役立ちません。

一方、すでにかなりの人が水素吸引を健康対策に取り込んでおられます。
水素吸引体験者となっている友人知人は、
私の周りに少なくとも7人います。
全員どんどん健康体となっています。
私にBeautyflyを勧めてくれた親友のAKさんと2ヶ月ぶりに会いました。
顔の色つや、赤みも明らかに増し、
精悍な面構えとなり、ますます健康。

私は十数年前無二の親友を失ってしまいました。
老後は二人であちこち旅行しようと語り合っていたのに、
そんな未来が閉ざされてしまったことに大きな打撃を受けたことを、
今でもまざまざと覚えています。
卓抜な心理学者、心理療法家でしたが、
生涯独身で、深夜から明け方までウィスキーを、
肴なしに生であおりながら研究する生活を重ねて、
食道ガンを患ってしまったのです。
気が付いたら、手遅れでした。
独り身の心に闇を育てていたのでは、そんな思いがあります。
でも、今になると、考えてしまいますね、
水素吸引をしていたら、なんとか防げたのでは?

神様は、そんな私を哀れんでくださったのでしょうか、
彼に劣らないほどに老後を共にしたい親友を、
その後に幾人も与えてくださいました。

私が固く決意していることが一つ、
そんな親友たちには私より前にはこの世を去らせない!
これが正直な気持ち。
まあ、ちょっと手前勝手な望みですが、どちらにも恩恵がありますね。 
水素吸入器Beautyflyの出現はそんな私の野望を手助けしてくれる夢のツール、
そう直観しています。

でも、ほとんど反応してくれない。
ちょっと寂しいですね。
これだけの人間が愛用しているのですから、
ダメで元々、一度試してみようか、という気持ちにならないのかなあ?

1ヶ月経っての使用報告は下記記事に記載してあります。

660.08 ホロゴンデイ167「2016年8月24日ホロゴン的鶴橋を楽しんだ」8-完-Beautyfly
(上記の一行をグーグル検索したら、見つかります。)

4ヶ月超えて、さらに明らかになった効果を書いておきましょう。

① 頭髪がかなり元気になってきました。
使用開始前は、だんだんと頭頂部がまばらになりつつある感じでした。
それが止まりました。
増毛効果があるという報告がありますが、
なんだかそうなんじゃないか、うれしくなっています。

② 排便がさらにきわめて順調。
子供の頃からもともと便秘にならず、毎朝定期的に通便がある、
という体を神様から授かった人間ですが、
高齢になって、便秘にはならないけど、
さほど定期的ではなくなってきたな、と感じていました。
それが一転、若い頃とまったく変わらない状態となりました。
しかも、かなりしっとりとした状態なので、
どうやら水素がつかまえた活性酸素入りの水が沢山混じっているようです。

③ 疲労感を感じることがまったくなくなりました。
一日中いそがしく歩き回り、夜遅く帰宅しても、
体はピンシャン、きびきびと動き、
精神的に疲れとか倦怠とかを感じることがありません。

④ 睡眠が極めて順調です。
ただちに眠りにつき、目覚めはますます快適で、
起床すると、さっと眠気は消えてしまい、頭もすっきり。
だから、あくびをしたりすることがまったくありません。

⑤ 朝のストレッチ体操が自分でも驚くほどキビキビとして、
我ながら、たくましいなと思うほどに、力感的にぐいぐい動くようになりました。
ストレッチと言っても、バカにはできません。
腹筋、腕立て伏せ、シャドウボクシングと言った筋肉運動も沢山取り入れているからです。
仰向けに寝ころんで、両足を上げてする自転車漕ぎは私の大のお気に入り。
何十回か好きなだけぐるぐるぐるぐる。
要するに、水素吸入のおかげで、体の動力が倍加している、そんな実感。
近頃、贅肉がほとんど無くなり、体側は筋肉だけ。

ついでに書いておきましょう。
腹筋を鍛える運動を取り入れました。
腕立て伏せの最初の宙ずりの状態で静止します。
もちろんつま先立ち。
毎日、少しずつ静止時間をのばしていきます。
お腹が布袋さんに近づいているおっさんたち、おっと、おじさまたち、
トライしてみましょう。
最初は数秒にとどめ、数日ごとにお休みを入れながら、1ヶ月続けると、
007並の腹筋を取り戻すことができるそうですよ。

⑥ 老眼への傾斜が止まり、逆に視力がかなり改善してきています。
そして、眼精疲労がほとんどない。
一日中ありとあらゆる方法で目を酷使しています。
在宅のときは、楽器に向かわないときは、ほとんどマックに向かいっぱなし。
たえず文章を書いているし、
YouTubeですてきな音楽、すばらしい演奏を探しているし、
ブログ記事の投稿も、一回の記事に平均30枚の写真じゃ、
投稿作業だけでも、かなり目の負担になります。
そして、就寝前には、韓流ドラマを必ず見ます。
80インチのスクリーンに投影して、部屋を暗くして楽しむので、
毎夜、映画館に通うようなものです。
でも、目がほとんど疲れません。

⑦ 揚琴の演奏に体が的確にかつ素早く適応するようになりました。
YouTubeで「揚琴」を検索してみてください。
トレモロ奏法がかなりのウェイトを占めます。
要するに、両手首が迅速に回転して、細かく弦を叩くのです。
高齢になってから始めると、これがなかなかできません。
若くして始めても、なめらかに回転するのは至難。
力も込めずに、自然に回転する、自動運動にもっていかなければならない。
無理に上限に回転させてもダメ。
要するに、心がそのように動くようにならなければならない。
揚琴を始める方には中年以降の方が多いのですが、
なかなか滑らかに手首が回転するようになりません。
でも、どうやら、それができるようになってきました。

要するに、水素吸入器Beautyflyのおかげで、
第2の人生が最盛期を迎えようとしている感じ、
と言ったら、大げさでしょうか?
でも、それが正直な気持ちなのです。

(前記の記事に購入先が記載されています。
一度コンタクトしてみたら、いかがですか?
もっときちんと説明してくれますよ)





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# by hologon158 | 2016-11-20 15:08 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.03 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」3 ミッシャ・マイスキー


16年11月18日金曜日、
チェリストのミッシャ・マイスキーのコンサートでした。
大阪フェスティバルホール。
素敵な演奏会でした。

プログラムは以下のとおり。
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より、アリア「あなたの声に心は開く」
ドビュッシー:ミンストレル(前奏曲集第1集より12番/マイスキー編)
ピアソラ:グラン・タンゴ
フォーレ:エレジー op.24
フランク:ソナタ イ長調(原曲=ヴァイオリンソナタ)

お気づきでしょうか?
チェロのオリジナル曲より、
チェロへの移植が多いですね。
オリジナル曲は堂々たる演奏でした。
フランクのヴァイオリンソナタは、チェロオリジナルではありませんが、
とにかく天下の名曲です。
ヴァイオリニストたちのお気に入り。
文字通り幾度も幾度も聞いてきました。
私が古い人間なのでしょう。
すごい曲だとはいつも驚嘆しますが、
いい曲だなあとため息をつく気分にはなったことがありません。
でも、チェロに移植すると、
かなり古典的な香りがついて、堂々たる名曲に仕上がっていました。
娘さんがピアノ伴奏をつとめましたが、
前半はなんだかお父さんのチェロとちぐはぐ。
でも、第2部のフォーレの「エレジー」以降は調子を上げ、
お父さんとぴたりと調和していました。

演奏曲の一つ、サン=サーンス「サムソンとダリラ」のアリア、
"Mon coeur s'ouvre a ta voix "は、
なかなか雰囲気を出した名演奏、と満足していました。
演奏が一段落して、数人が拍手しました。
ところが、これにはヴァリエーションの後半がついていたのです。
前半の本来の歌とはなんの関係もない狂騒的な超絶技巧の大開帳。
妖艶なる美女デリラによる英雄サムソンに対する誘惑が、
突然ロックに変わった位の違和感。
妻が会場の張り紙で知ったそうです。
このラストは彼自身の作曲にかかるものなのでした。
彼のチェロの絶妙なテクニックをいかんなく発揮するように作られています。
でも、デリラもサン=サーンスもついにそのどんな片隅にも姿を見せず。
19世紀のロマン派の音楽に即興性の高い現代音楽が無理に付け加えられて、
まるで古代の肌も露な美女が派手な配色のサングラスをかけている、
そんな雰囲気。
これじゃ、サムソンは怖気を振るって後ずさりしちゃいそうです。
音楽の鉄則に従えば、A-B-A'という風に、
デリラのテーマが最後に回帰して、豊かな歌で終わらなきゃ!
でも、それじゃ、マイスキーのチェロよりも、サン=サーンスが目立ちます。
マイスキーの意図はあくまでもチェロを正面に、ということだったようです。

そして、アルゼンチンタンゴの名匠ピアソラが、
大チェリスト、ロストロポーヴィチに捧げたチェロオリジナル曲。
ロストロポーヴィチはついに弾かなかったそうです。
当たり前ですよ、そう言いたい。
メッタヤタラにチェロがはしゃぎ回る、
タンゴとクラシックの中途半端なミックス、
そうとしか言いようのない、喧噪の音楽なのですから。

ギドン・クレーメル、マルタ・アルゲリチ、ヨーヨーマ等々、
クラシックの大演奏家たちのピアソラ贔屓には恐れ入ります。
でも、タンゴはバンドネオンで奏でてこそタンゴ。
偉大な演奏家たちがピアソラを演奏すると、どこか居心地が悪く、
偉大な演奏にはなりませんし、偉大なタンゴには絶対になりません。
みなさん、お好きな方が多いようです。
私にはまるで無意味な雑音。
今回の曲もまさに壮大な雑音、と言ったら、
マイスキーさんに厳しすぎるかもしれません。
でも、彼はこのブログを読まないので、平気です。
チェロのオリジナルの偉大な名曲が一杯あるじゃないですか?
ご自分の弾きたい曲よりも、音楽愛好家たちが聴きたい音楽を、
そう希望するのは、三流の素人リスナーの証拠なのでしょうか?

でも、マイスキーがかなりのチェリストであることは疑いがありません。
彼は、ロストロポーヴィチとピアティゴルスキーに演奏を見てもらったそうです。
そして、そのとき、この偉大なチェロの先達たちが独特の音を持っていることに、
大きな感銘を受け、それ以来、自分の音を探してきたのだそうです。
本日の演奏でもっとも印象的だったサウンドは、最後のアンコール曲のラスト。
かすかなかすかなピアニッシモで終わったのですが、
3000人収容の大コンサートホール一杯にその音が染み渡って行くようでした。
優れた演奏家は誰もが凄いフォルテッシモを持っています。
でも、消え入るようにかすかなのに、魂を揺るがすようなインパクトのある、
ピアニッシモ中のピアニッシモを持っている演奏家は、
どの楽器でもあまり居ないかも知れません。
私がその神業を体験したのは、カール・ライスター一人だけ。

妻は、私よりも感受性が高いので、猛烈に感動して、
真っ先にスタンディング・オベーションに参加していました。
私は、自分の気持ちに従わせていただきました。
5曲もアンコールに応じてくれて、サービス一杯、豪勢そのものの演奏、
まさにスゴい2時間でした。
妻は、長い列に並んで、購入したバッハ無伴奏のCDに署名してもらいました。
私は並びませんでした。
気持ちが動かないことはしないので。
折角なんだから、偉大なチェリストとまじかに対面し、
言葉をかわし、握手したらよかったのに?
私には、そんな趣味はありません。

でも、前記の至高のピアニッシモにもかかわらず、
私の心に永遠に残るコンサートにはなりませんでした。
なぜなんだろう?
帰りの特急の中で思案しました。
口幅ったいようですが、その理由を思い当たったように思います。
彼の演奏では、なぜか常に、演奏技術が音楽のエスプリに先行している、
そんな感じがしてならないのです。
今回の演奏曲目からしてそうでした。
マイスキーを忘れて、音楽が浮かび上がる、そんな曲が少な過ぎました。
音楽家の魂、ミューズの女神のささやきに接したかったのに、
偉大な演奏家の神技を見せてもらっただけ。
この音楽、この曲を心から愛しているから、
こうして皆さんに聴かせたいんだ、
そんな心映えを感じることができなかった、
そんな感じだからです。
ちょっと残念。






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# by hologon158 | 2016-11-19 23:57 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.02 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」2 人生を豊かに

9月21日水曜日、秋分の日の続きです。
途中に郵便局があれば、
我が家から歩き出して、肘塚経由で奈良町に出るつもりでした。
でも、郵便局がない。
(実は、祝日だから、有っても開いていないことを私はまだ知らない)
結局バスで近鉄奈良まで出たわけですが、
近鉄奈良を出発点とするロボグラフィ道はいくつもあります。
でも、今日は一番楽な奈良町ルートを選択しました。
「もう何十回歩いただろう。
よく飽きないものだ」
そう言われるかも知れません。
実は30年住んでいますので、100回、200回程度は、
カメラを手に右往左往しています。

でも、木村伊兵衛先生に同じ質問をしてみてください、
「浅草ばっかりよくも飽きずにうろうろできましたね?」
すると、先生、こうおっしゃったでしょう、
「えっ、飽きるって、どういうこと?
どうして飽きなきゃいけないの?」

私も同じです。
先生の場合はストリートフォトですから、
まさに時間とともに千変万化、生々流転していきます。
私の場合は、同じストリートと言っても、
もう少し狭いエリアに見付かるロボグラフィですから、
これまたバンバンと変化しています。
「人は同じ奈良町に二度入ることはできない」
古のヘラクレイトス先生がなにかこんな風なことをおっしゃいましたね。

でも、ほとんどの写真家、写真愛好家はこう言うでしょうね、
「ロボグラフィの川になんか、誰が好き好んで入るものか?
つまらない!」
ほとんどの写真愛好家は風景写真だけに反応して、
ストリートフォトなんて、つまはじきにしちゃうのですから、
ましてロボグラフィごとき、という感じですね。
ところが、私にはこれが滅法気持ちよいのです。

子供の頃、もちろん友達と日が暮れるまで遊びました。
でも、自分一人でする楽しみもこよなく愛する少年だった。
その頃の気性が今までずっと続いてきた、そんな感じがします。
高校時代、水滸伝、三国志演義に夢中になって、
自分でもいくつもいくつも中国古代の架空の国の英雄伝、立国史を書き続けました。
受験勉強?
そこそこに、という程度でした。
大学在学中は、大学にもほとんどいかず、
国家試験の勉強もそこそこにこなしながら、
アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの主著「Process and Reality」を、
営々と翻訳していました。
当時、日本訳がなかったのです。
これでよく国家試験に通ったものです。
どうやらわき道に逸れる名人だったようです。

おかげで、若い頃の付けを払わせられて、
引退後は、誰も読まないブログにひっそりと、
人が見向きもしないロボグラフィを掲載し続けることになりました。
それでよいのだ!
なにか、天才バカボンのお父さんみたいなせりふですが、
本音です。
私の才能と性格のどちらを見ても、
写真で人に注目される可能性などないことを、
私はちゃんと知っていたからです。
その代償なのかも知れません、
神様は、自分の写真に惚れ込み続ける人生を与えてくださいました。
これでこそ悔いない人生。
多くの芸術家たちが、万人から讃仰、渇仰されながら、
自分に満足できない生涯の中で消耗していきました。
私は考えます。
写真で自分の人生を消耗してたまるか!
逆に、写真は私の人生を豊かにしてくれなきゃ!




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# by hologon158 | 2016-11-19 11:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.01 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」1 ボケた人生

2か月遅れの記事です。
9月21日水曜日、秋分の日。
なんて書きましたが、この日が祝日だと知ったのはバス停で。
11時45分のバスを待っていたのに、来ない。
しばらくして同じ住宅地のご婦人が来られたので、
「45分のバス、まだ来ませんねえ」
「今日は祝日ですから、まだ.....」
年中祝日の人間で、テレビも新聞も見ないのですから、
この程度のミスは日常茶飯事。
「ハハハ」と笑ってすませましたが、
ご婦人の方は、
「この方もやっぱり、もう、夫みたいに、もう.....ぼけが.....?」
でも、ご心配なく、
この程度のミスは若い頃からずっとしてきた私です。
こんな風に書いたら、本ブログの読者(が、居たら、ですが)、
「そうか、Hologon158って人、
若い頃からボケてたんだな」
確かに!
でも、ボケた人生って、楽しいものですよ。
窮屈で杓子定規な生き方なんて、まっぴら。

この日外出したのは、
定型外の大型封筒で楽譜を送る必要があったから。
近鉄奈良駅前バス停を下車して、
郵便局に向かう道半ばで、
「あっ、郵便局もお休みな..ん..だな..あ...
おやおや、ほんとにボケてきてるみたい。
行きつけのコンビニは計量して切手を売ってくれます。
助かりました。

ほっとして、昼食。
お財布が軽いので、豪華な昼食は横目で見て、
いつものパン屋さんの片隅の喫茶コーナーでパン食。
安くておいしくて、気楽なので、気に入っています。
ウォークマンを絶対に忘れないので、
ハンナ・チャンが熱演するショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲を聞き、
Pomeraでこの文章を書きながら、昼食を頂きました。

ウォークマンとPomeraで完全に私だけの世界に浸りきれます。
天国。
ちなみに、以前はiPodでしたが、
ウォークマンの方は容量も大きく、音のスケール感と抜けが遙かに良好。
もうiPodには戻れません。
私の有史以前の仕事はかなり厳格、リジッドな性格を持っていたので、
仕事から離れると、ストンとフェーズを切り替える習慣がついていたのですが、
仕事がなくなると、もうユルユルフェーズ一本槍になってしまったようです。
ありがたいことです。

本日持ち出したセットはまさにファジーな味わいの極致かもしれません。
イギリスのレイWrayのシネレンズ、
シネ・ユニライト35mmF2
ソニーα7用に改造されています。
イメージサークルの周辺が足りません。
このあたりも私にお似合い。
しかも、絞り羽根がないので、
太陽ギラギラのピーカンでは使えません。
今日は曇り。
まさにドンピシャの選択でした。
6回セットでお送りしましょう。





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# by hologon158 | 2016-11-17 21:42 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.04 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」4-完-岸和田


ずっと遅ればせの記事ですが、
10月2日日曜日、岸和田に参りました。

私の揚琴師匠の弟子ですが、
れっきとした二胡演奏家である角谷真紀代さんのコンサート。
付虹先生と箏の演奏家田中雅子さんが伴奏です。
角谷(カドヤ)さんのコンサートは2度目です。
角谷さんは、私の揚琴伴奏レッスンの師匠陳少林先生の片腕で、
二胡の先生もなさっている瓦野早紀子さんと並んで、
関西ではもっとも優れた日本人二胡演奏家と、私が信じている方です。
前回のコンサートもホール満席で、とてもノリのよい演奏でしたので、
わくわくしながら、岸和田に参りました。

もう一つの楽しみは、もちろん、ニューレンズの筆おろし。
宮崎貞安さんのアポクアリア28mmF2。
本格的なストリートには本邦初見参!
とても使い勝手がよいレンズです。
ライカMマウントなので、最短は80cmあたり。
フォクトレンダーの4mmヘリコイドリング付きアダプタを併用すると、
28cm程度まで超接近できます。
撮りたいものはほとんど全部撮りたいように撮れる、そんな感じ。

岸和田商店街は、日曜日のせいでしょうか、
それなのに、日曜日なのに、と言ってもよいのでしょうか?
ほとんどお休みでした。
閉店休業もあるのかも知れません。
かつては地方都市としての文化経済の中心であり、
大阪のベッドタウンでもあったのですが、
どうしたことでしょうか?
妻も、兵庫県赤穂市に行って、愕然。
レストラン、喫茶店のような食事場所が見付からなかったのです。

現代文化がすべてのローカルな文化を圧倒してしまったうえ、
大阪市内にマンションが林立して、
職場に近い住環境を整備しつつある現代においては、
住民の超高齢化に伴い、
すべての地方都市が存亡の危機にさらされている、
そう言っても過言ではないでしょう。

ヨーロッパの文化経済事情に詳しい友人のお話では、
日本を代表とするアジア経済の物流がヨーロッパを圧倒しつつあり、
香り高い文化の香りに包まれた英仏独伊の老舗ブランド、商品は
ただの飾りとして温存される程度になりつつあるのだそうです。
カメラがまさにそうですね。
寒々としたものを感じます。

孫の家のテレビで見たドラマ「三銃士」を見て、目を覆いました。
どこの製作か知りませんが、
フランスの香りなど虫眼鏡で探しても見つかりません。
アンヌ・ドートリッシュはレビューのダンサーそこのけ。
王妃にふさわしい優雅な気品などどこにもありません。
ダルタニャンらの銃士たちも、これがブルボン王朝の貴族たち?
アメリカの西部の荒くれ男そこのけのただのお兄ちゃんたち。
製作者たちはブルボン王朝時代の典雅な文化も人間も知らないのです。
もっと言えば、視聴者も知らないので、平気で楽しんでいる。
目を覆いたくなります。

久しぶりの岸和田ロボグラフィの撮影。
アポクアリア28mmF2は最初から絶好調。
開放はあくまでも柔らかく、
F8に絞ると、見事な解像感ですが、けっして固くはなりません。
クラシックレンズの醍醐味は絞りに応じて描写が変化していくところにあります。
楽しみ。




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# by hologon158 | 2016-11-14 22:51 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.03 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」3 保育園運動会


10月1日土曜日午前6時半起床。
大阪加美の孫プリンスの保育園運動会です。
題して、「ワクワクカーニバル」
私もわくわくします。
雨戸を開けてみると、外は霧雨、地面はぐっしょり。
心配になって、プリンスのママにライン。
「大丈夫、少々の雨でも決行するよ」
そんな乱暴な.....?

今回は、生まれて初めてのリレーです。
半年ほど前に教えました、
走るときはできるだけ体を前方に倒して走ると速く走れるよ。
ただちに、前倒しに転がるように走るようになりました。

妹の2歳の孫プリンセスが時々お兄ちゃんの真似をします。
「※※※」と名前を呼び捨てにしてから、
背を丸めてコロコロと走ります。
そっくりです。
そのプリンセスはまだ保育園の1年目、
幼児保育なので、運動会には出ません。
というわけで、本日は孫プリンスのソロリサイタル。

先日、尋ねました、
「リレーの練習してる?」
「してるよ?」
「どう?」
「勝ったよ」
こともなげにそう言ってのけるのですが、
本番はさてどうなりますか?
楽しみです。

よく考えると、保育園の4、5歳児たちは、
まず運動会からかけっこ、競争の世界に入ったわけです。
そして、いつか引退するまで競争し、
そして、引退後も死ぬまで走り続ける人生を送ることになります。
「七人の侍」で、志村喬演じる歴戦の侍が、
野武士を撃退できるよう、村人を訓練します。
「走れ、走れえ!!
走れなくなるときは、死ぬときぞ!!」
戦国の人々だけではありません。
人間だけではありません、
生き物はみな走るのをやめるときは死ぬときです。

「走る」という言葉はちょっと激しすぎるかも知れません。
無理はしない方がいいですね。
言い換えましょう、
「心も体も動かし続けよう!」

フランクルが書いていたことを思い出しました。
うろ覚えですが、こんな言葉です。
「もしあなたが寝たきりになり、
体をまったく動かせなくなっても、
存在することに価値がある。」
価値がある限り、人間として生きている意味がある。
つまり、私たちは、どんな心身の状態にあっても、
生き生きと心を動かし続けることで、
人生を意味のあるものにすることができるのです。
だから、究極の目標は、
「心を動かし続けよう!」

それでも、私としては、心も体も走り続けたいですね。
ブログはそんな走り続ける私の確認であり、
走ることそのものでもあります。
お互いがんばりましょう。
人生の味をとことん味わいましょう。

でも、今日、運動会でアナスンス、
「さあ、おじいさんたち出てきてください。
今でも走れることをお孫さんたちに見せてあげてください」
そんな提案があったりしたら、後込みしますね。
まあ、年相応にゆったりと参りましょう。

ワクワクカーニバル、
最初にびっくりしたのは、年長組の恒例のパフォーマンス。
今年は沖縄の太鼓でした。
もちろん完璧に揃うのは無理ですが、
それでも唖然とするほど、切れ味のよい太鼓でした。
何人か、女の子ですが、腕の振り、体の動きが見事でした。

1年下のクラスの孫プリンスのダンスも楽しい出来でした。
孫はひときわ小柄ですが、動きは一番大きく、派手です。
ダンスが大好きなのです。

そして、今回のお目当ては孫プリンスのクラスのリレー。
2組に分かれて、熱戦を繰り広げました。
孫プリンスの組が初戦で大ききリードして、
逃げきりました。
プリンスも10数メートル後方のライバルの女の子を振返りつつ、
同じリードを保ったまま、ゴールイン。
小柄ですが、ぐっと屈めた姿勢で足を素早く動かし、
サークルラインに沿ってロスの少ない走りでした。

後で尋ねました、
「リハーサルでも、いつも同じ女の子と走ってたの?」
「うん、そうだよ」
「二人で走ったら、どっちが速いの?」
「※※ちゃんだよ。おれ、勝ったことがないもん」
本番に強いというのは良いことですね。

お昼前に無事ワクワクカーニバルは終了。
孫たちの家で、お弁当で食事しました。
保育園から帰途について20メートル、お弁当屋さんで、
残ったお弁当と韓国式ノリ巻きキンパッを手に入れたのですが、
とくにキンパッが本格的で、味も上出来でした。
とにかく楽しい一日でした。





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    [後書き]

      自分でも驚いているのですが、
      東大寺付近で出会い頭ノーファインダーで撮った美女たち、
      おそらく2人を除いて、全部中国人か韓国人でした。
      すくすく伸びた四肢が颯爽として美しいですね。
      中国人に聞きますと、男女なんの区別もなく育てられるそうです。
      そのせいでしょうか?
      人が見ていることなど意識していません。
      振る舞いがとてもナチュラル。
      そのあたりが日本人と区別させてくれるポイントのようです。
# by hologon158 | 2016-11-10 12:12 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.01 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」1 安定、優美


1954年発売の旧コンタックス用ビオゴン21mmF4.5に対して、
ライカが1954年にぶっつけた対抗馬は、シュナイダーのレンズでした。

    スーパーアンギュロン21mmF4

開放値を0.5明るくした辺りに、対抗意識が見えてくるようです。

この勝負の勝ち負けは知りません。
私には、わずかにビオゴンが勝っている感じがします。
時折魔術的と言いたいほどのメタモルフォーゼをプレゼントしてくれるから。
このような変身はスーパーアンギュロン21mmF4には見当たりません。
堅実、安定、優美、これがこのレンズの持ち味なので、
デモーニッシュな深みを求めるのは酷。
でも、このあたりは私の個人的な好みかも知れません。
写真家には写真家のニーズがあるでしょう。

奈良町では、別にメタモルフォーゼが求められるエリアではないので、
スーパーアンギュロンは生き生きと働いてくれました。





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# by hologon158 | 2016-11-09 12:45 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.07 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」7-完-孫プリンセスたち


かなり昔の記事をアップし忘れていました。
9月28日水曜日、
私は大阪加美の長女のマンションで過ごしました。
2歳になって3ヶ月の孫プリンセス1号が、
感染性の強いビールス性の風邪にかかったのです。
このような場合、病児保育で預かってもらうこともできないので、
母親の勤務中私が預かったわけです。

朝、「この薬飲ませて」と、
50ccほどの水薬を預かりました。
ところが、プリンセス、口をしっかり閉じて、
「いや!」
スポイトに少し入れて、無理に口に入れました。
「ぺっぺっ」
吐き出してしまいました。
味がわかっているのです。
しばらくして、小さな袋に入ったお菓子を持ってきて、
「開けて」
もうかなり普通におしゃべりができます。
私が言いました、
「お薬を飲まない子にはあげないよ。
お薬をちゃんと飲んだら、開けてあげる」
次の瞬間、プリンセス、お薬のところに行って、
ぐいぐいと一気のみ。
いやな顔一つ見せない。
そして、「どう、これでいいでしょ?」とばかり、
お菓子の袋を差し出しました。
条件法をもう知っているのです。
いわば論理的に説得できる状態にまで成長したのです。

トイレも進歩しています。
自分からトイレに行って、
幼児用の小型便座を自分で乗せて、
用が済むと、私がトイレットペーパーをちぎって、拭こうとして、
手を伸ばした先からペーパーをさっと取って、自分で拭いて、
小型便座を床に戻し、蓋を下ろして、その上に上り、水を流して、
手を洗って、タオルで拭く、
一連の作業を慣れた手つきでこなします。

そのあと、自分でドレッサーの椅子に昇り、
どこからかクリームを見つけてきて、
自分のホッペにちょっと付けました。
もうママの真似をしています。
お兄ちゃんはそんな真似はしなかったことを考えると、
女の子は生まれつき女の子なのでしょうか?

次女が、1歳3ヶ月の孫プリンセス2号のビデオを送ってくれました。
自宅の階段を、ママの目の前で初めて一人で昇ったシーン。

自分が大層なことをやってのけたことを知っています。
L字上に曲がるステップに姿を消したと思うと、
また降りてきて、顔を出し、「クッククッククー」と、
いかにも得意げに階下のママに笑いかけた後、
さっと姿を消してしまいました。

翌日、今度は、一人で階段を下りてきました。
ママがそれに気づいて尋ねました、
「どうやって降りてきたの?」
すると、プリンセス2号、自分で階段を上ってから、
実演でみせてくれたそうです。
一番上の段にまず腰掛けてから、おしりで座って次の段に立って、
また同じことを繰り返して、とちゃんと説明してくれたそうです。
もうかなり言葉が分かっているのです。

もしかすると、胎児の頃から、言葉がかなり分かっていて、
父母のやり取りも聞いているのかも知れません。
幼児を身近に持っている方、油断されないように!

この頃からかなり経っています。
プリンセス1号はすでに文章をすらすらと淀みなくしゃべり、
しかも、静かな口調で絶えず話し続けています。
プリンセス2号は、保育所で遅れてきた子が入ってくる度に、
自分のおもちゃをすっと差し出して、挨拶代わり。
コミュニケーションのレベルがどんどん上がっていく、
これが幼児期ですね。
1か月も経つと、もうほとんど容貌、振る舞い、言葉、
すべてにおいて、別人に近いのですから、
人間の幼児期は疾風怒濤波瀾万丈の時代なのでしょう。




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# by hologon158 | 2016-11-08 14:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.05 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」5 油断のない平常心


私はテレビを観ないのですが、
ネットのスポーツニュースはよく見ます。
スポーツのことはほとんど知りませんが、
さまざまな人間的な側面を見ることができるのが愉しい。

もう旧聞になりますが、今年は大リーグで悲痛な事件がありました。
イチローが所属するマーリンズのエース、まだ24歳の
ホセ・フェルナンデス投手がボート事故で急死してしまいました。
チームの大黒柱の若きスターの急死が与えた衝撃はかなり大きいようです。
イチローに憧れて、大リーガーになり、才能を開花させ、
大リークの歴史を彩る名投手になったかも知れないのに、
彼の人生は突然断ち切られてしまいました。

ペナントレースの真っ最中になぜボートに乗っていたのか?
誰が運転していたのか分かりませんが、
なんで高速で岩場に激突したのか?
体内から、コカインと アルコールを検出されたことで、
ペナントレースの最中なのに、と、事故はさらに謎を深めそうです。

ただし、私の一番関心事は、そこにはありません。
人生のまっただ中で、人生を断ち切られてしまうこと。

私は来世を信じません。
心と体は一体です。
その体はこの世の存在。
この体あっての心です。

あなたは、なにかの病気が発症して、
高熱、痛み、虚脱感がこもごも襲ってくる中で、
心だけ軽やかに天上に飛翔させ、喜悦、法悦の境地に浸る、
なんてことができますか?
私にはできません。
ならば、心だけ体から離れて来世に移るなんて、
一体どういうことでしょう?

この世における生が唯一の生であると信じています。
だから、ますます、この一回限りの人生が大切、
今この瞬間が大切になります。

フェルナンデスもそうだったでしょう。
恋人は妊娠中だったそうです。
彼は恋と野球に、人生に夢中だったのでしょう。
ところが、やがて生まれる我が子に会うこともできず、
マーリンズで野球人生の花を咲かせることもできないで、
命を絶たれてしまったのです。

世界にはこのようにして若くして命を絶たれる人たちが数知れず居ます。
高齢まで長生きできる人間はとにもかくにも幸運なのです。
「いやあ、人生って、苦しきことのみ多かりき」なんておっしゃっても、
笑うことだってあるじゃありませんか?
生きていて、これが見られてよかった、と思う体験も
数々あるではありませんか?

そして、どのように長生きしている人にも同じことが言えますが、
人生はほとんど場合サドンデスです。
ほとんどの場合、思い半ばに世を去らなければならない。
でも、これこそ、人生を重からしめるファクターなのです。
いつ何時世を去らなければならないか分からないからこそ、
今、私が生きていることが貴重になってきます。

そして、私たちが自分の人生を本当に楽しみ、
自分らしい人生を積み上げる作業ができるのは、
今、現在、この瞬間しかないのです。

ボルヘスの名作「不死の人」は、人間が死する運命にあるからこそ、
人間の生を貴重にし、意味あるものにしてくれるという、
永遠の真実を見事に描き出してくれました。

でも、だから、今、何をするか、ということになると、
難しいですね。
「今、次の瞬間に死んでも惜しくない、そんなことだけをしたい」
なんて願っても、いつもいつもそんに大層に粋って生きても、
すぐ息切れしてしまうでしょう。
結局、一口で言ってしまえば、
「油断をしない、平常心」で生きる、それしかないでしょうね。





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# by hologon158 | 2016-11-08 10:13 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.06 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」6 「シベリア物語」



訳あって、ロシア映画を観ました。
「シベリア物語」
一人の音楽家の挫折と復活と愛の物語。
でも、この映画にはもう一人の主人公が居ます。
シベリア
凍土ツンドラと吹雪と酷寒の大地。
そのものすごさは別宇宙ではないかと思えるほど。
こう書くと、なんだか寒々とした映画なんだろうな?
そうお思いの方も多いでしょう。
ところが、どっこい、まるで正反対。
これほどに最初から最後までエネルギーが噴出する映画は初めて、
そう言いたくなるほどに、猛烈なエネルギーの噴火。

2頭だて、御者1人、客が背中合わせ4人掛けの馬ぞりが
吹雪の中を突っ走るシーンが象徴的でした。
道は文字通りデコボコで、その上を飛び跳ねるようにして、
馬橇がまるで炎のような勢いで全力疾走していくのです。
客は大きな荷物を抱えて、クッションもなく、
地べたの衝撃を全部受け止めながら、横向きに引きずられていく。
私たちなら絶対に15分と持たないでしょう。

映画は恋愛物語でもあり、ソ連のシベリア開発讃歌でもあります。
自然を人工物に変えていくという20世紀のコンセプトが、
地球の自然を破壊し、生物を滅ぼしていった結果、
21世紀がその利子を払わなければならない運命のサイクルに陥ったのですが、
そのことはひとまず置いて、
ロシア人たちのほとばしるようなエネルギーと人間讃歌のシャワーを浴びることで、
一つの浄化体験となってくれました。

ロシアの民衆の爆発的エネルギーは、エイゼンシュタイン監督の「イワン雷帝」や
「アレクサンドル・ネフスキー」でも爆発していました。
この爆発感を再現しようとしたのが、黒沢明の「七人の侍」。
でも、日本人の民衆の力を担う百姓たちには、
どうしても悲哀と苦労と卑屈の気配が漂ってしまい、
爆発的なエネルギーというところまで届かず、
むしろ歴戦の勇士たちの知謀と指導力に裏付けられた采配が
野武士の集団を見事に殲滅してしまったという印象が残ってしまいました。

ロシアの民衆の場合、コントロール不能なまでに爆発できる、そんな印象。
ほんとにこんな風にうまく行くのかな、という印象は残しつつも、
実に爽快な気分で観終わりました。
ロシアで2番目のカラー映画なのだそうです。
一見の価値がありますよ。





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# by hologon158 | 2016-11-07 22:34 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.04 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」4 アブニールコンサート



16年10月29日土曜日、
神戸元町のWADAホール、
第一回アブニールコンサート本番。
楽しいコンサートでした。
一番の見ものは主催者、私のリコーダーの相棒であるMHさんの、
2つの合唱団の演奏での躍動する合唱指揮ぶりでした。
動作が音楽をそのまま描き出して、団員を自然にリードします。
強弱やクライマックスの指揮のダイナミックなこと。

でも、不思議。
彼はいったい幾つの音楽グループを指導しているのでしょう?
身一つでやっていけるのでしょうか?
音楽がエネルギーを生み出すのでしょう。
私の隣の席の二人が話し合っていました。
「もっと年とった人かと思ったら、
なんや、ものすごく若いやんか!」
「でも、今年退職したから、
本当は年とってるの!」

一番感動したのは、ハーモニカ独奏でした。
目が不自由な小学生(4年生?)
音楽を一度聞いただけで、ハーモニカで演奏できます。
「エール」と「アメージンググレース」
もう涙なしには聞くことがでいない、心のこもった演奏でした。
音楽が体の中にしっかりと躍動しています。

さて、肝心の私のリコーダー二重奏はどうだったか?
残念ながら、本番でも、途中で震えました。
唇を薄くすると、震えはリコーダーに現れません。
でも、サウンドが薄っぺらくなる。
ええい!
どうにでもなれ!
気がついたら、治っていたようです。
なんとか三曲ほとんど音やテンポがずれることがなかったので、
まあ、成功だったことにしました。

一番お手柄だったことは、
ジョン・ダウランドの「Come again」のサワリの部分で、
(繰り返し6回現れて、恋人を恋い慕う気持ちを表現します)
最後に音を4拍半延ばすあたりで、
リハーサルでは二人の音が合わなかったこと。
MHさん、
「わかった!
だんだんとテンポが早くなっていく。
テンポをとっている足そのものがどんどん早くなっていくので、
肝心なところで合わなくなってしまうんですよ」
そこで、本番では思い切って足でテンポを刻むのをやめました。
コンサートが終わった後、MHさん、
「ちゃんとテンポ合ってましたよ!」
軌道修正を本番でできたのは大きな収穫でした。
生まれて初めての人前でのリコーダー演奏。
かろうじて乗り切ったという感じ。
でも、エンジョイするところまでは行っていない。
これじゃ、観衆も同様だったと思わざるを得ません。
冷や汗.......




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# by hologon158 | 2016-11-05 23:43 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.03 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」3 遅れたり!



10月29日土曜日午前、
アブニールコンサートのリハーサルでした。

しくじりました。
ホールの位置を地図上で見誤ったのです。
てっきり神戸元町街の一番西端と思い違っていました。
言ってみると、ホールがない!
近くのホテルの玄関女性にお尋ねして、
はるか西に来すぎていることが分かりました。
Ayuさんのブログ「Visiter」の「京島 1」で、
折から読んだばかりのことでした。

  「あまりに駅前がおしゃれになっていて方向感覚を見失う。
   私は地図が読めるオンナのはず・・・。
   あせるとロクなことがない。」

私も「地図が読めるオトコ」を自認していたのに!
阪神元町駅からわずか10分のはずが、
30分かかったしまいました。
「小次郎、遅れたり!」の図。

10時35分到着。
私のリハーサル予定時刻は38分。
幸い2組ずれていたので、かろうじて間に合いました。
でも、体は休めても、焦った心は沈静していなかったようです。

ホールは天井が高く音響効果もよい感じ。
折り畳みいすを並べる簡易ホールです。
その点でかなり気楽になったのはよかったのですが、
なぜか、まったく理由不明で、
1曲目の途中から体が細かく震え始めました。
人前の演奏でこうなったのははじめて。
焦りました。
焦れば焦るほど、止まりません。
ほかの演奏なら分からないのですが、
リコーダーは震えがそのまま音に出てしまいます。
でも、リハーサルで出てよかった。
本番はもう出ないでしょう。
(これは典型的な希望的観測!)





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# by hologon158 | 2016-11-04 11:40 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.02 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」2 人生を楽しんでいた



アブニールコンサート報告。
662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」7
この記事の続きです。

10月29日土曜日、
引退して第2の人生に入って、
いわゆる背広にビジネスシューズという姿は初めてかも?
音楽演奏を人前でするときは、
中国楽器なので、紺の刺繍入り上着を常に使用します。
普段着の上にかぶるだけなので、気楽なものです。
でも、今回は、私のような初心者も参加するとは言え、
クラシックコンサートです。
リコーダー二重奏のパートナーは音楽家ですから、
ちゃんとそのときそのときの
TPOを考慮して幾セットも用意されているようです。
私はなにも用意がありません。
しかたがないので、換え上着と白のワイシャツ、
ズボンは背広のズボンという出で立ち。
相棒とのコンビネーションを考えて決めますが、
おそらくワイシャツ姿で演奏することになりそうです。

それにしても、こんなことを考える日が来るなんて、
まったく予想外。
とにかく目の前に3人以上見たくない、
そう考えて暮らしているのに、
今日はいったいどんなホールで、
どれほどの聴衆が集まるか分からないのに、
いそいそと出かける。
まったく人生、先が見えないものです。

今回のコンサートでジョン・ダウランドの一曲を演奏しました。
ジョン・ダウランドの歌を聴く度に感じます。
ルネサンスの人たちは、人生を楽しんでいたんだなあ!
その一曲を二重奏で練習していてつくづくそう思いました。

同じジョン・ダウランドの4重唱がYouTubeであります。

  John Dowland | Now, O Now | Lute Song by Les Canards Chantants
  (https://www.youtube.com/watch?v=5l6jF8v_Wus&list=
   PL1kIeRJejsQYOLkbQALYxZ87D5A1iV-KV&index=4)
 
なんと楽しそうなことでしょう。
王政復古時代の英国海軍の立役者サミュエル・ピープスは、
ジョン・ダウランドと完全に重なる生涯を送った人ですが、
彼の日記を読むと、
彼が、自分の雇い主だった海軍卿モンタギューや友人たちと、
一緒に歌ったり合奏したりするシーンが頻出します。
なんと、彼もリコーダーが大好きだったのです。

声とリコーダーはとてもよく合います。
当時のちょっと天井が高く、調度家具の少ない室内で、
声も楽器もよく響き合ったに違いありません。
私はこれを神戸三ノ宮行き阪神快速で書きましたが、
目の前に座った若いカップルは、
女性が積極的で、しっかり男性にしがみついていましたが、
二人の目は自分の携帯に集中したまま。
心は別々なんじゃないの、そう思ってしまいます。
たしかに物質社会は発展したかもしれない。
でも、王政復古期のイギリスたちの方が、
はるかに豊かな精神生活を送っていたのではないでしょうか?

私もピープスに習って、リコーダー合奏を楽しみたいと念願しています。
幸い相棒となったMHさんも、
若い頃、リコーダー合奏グループを組織していたことがあり、
今回の三曲中、とくにジョン・ダウランドに魅了されて、
リコーダー合奏の楽しみを復活されそうな気配。
音楽家なので、あと一人か二人のメンバーを捜していただければ、
私の第2の人生もますます佳境には入るんだけどなあ、
と、心ひそかに念願しているのですが、
さて、どうなるでしょうか?




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# by hologon158 | 2016-11-02 23:23 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.01 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」1 魔術的


銀塩フィルムで写真を撮っていた時代、
世には、写真を撮る人間にはライカ党とツァイス党、
それに渋々付け加えれば、ニコン党がいる、
そう言われていました。

なぜ「渋々」か、と言えば、ライカ党もツァイス党も、
ニコンレンズなんか認めなかったからです。

私は、最初はツァイス党で写真を始め、
結局は、ライカ党に鞍替えし、いつしか両方を支持する、
という、なんだか現代の無節操政治家そこのけの人生でした。
でも、一貫して、ニコンレンズは、認めないどころか、大嫌いでした。

ところが、レンズ史は、歴史にふさわしく、
運命の天変、どんでんがえしの世界です。
本当の主役はニコン党だったのでしょうか?
現代のデジタル時代になってしまうと、
各社のレンズはすべて精緻正確一辺倒となってしまい、
突き詰めて言えば、ニコン党が勝利を収めたようなものです。

精緻な描写、正確無比な表現、
これでレンズの役割は終わります。
RAWで撮っておいて、
フォトショップ等のソフトで表現を自由自在に煮詰めていく、
この方式の下では、レンズの味わいなんて、邪魔になるどころか、
ぶっ飛ばされてしまって、跡形もなくなるのですから。

そう、目を向くような凄い写真作品に仕上がります。
でも、申し訳ありません。
私は、そのようなデジタル表現の写真作品に毛ほども心が動かされません。
心に残らないのです。
それって、あなたの感性がそれを求めたというより、
カメラ、ソフトの勝利、功績に過ぎないんじゃない?

残念ながら、私のように、JPEGで撮って、レベル補正だけで、
自分の標準的な濃度に補正するだけでも、
デジタル臭さがプンプン!
その度に、私はプンプン!!!
JPEGで撮ろうとも、現代のデジカメは撮影段階で、
所有者の許可なく、勝手に、デジタル処理をかなりやってしまう。
それがカメラ会社の味というものなのだそうです。
余計なことを!

でも、銀塩フィルムにおさらばしてしまったのですから、
どうしようもありません。
こうして、泣く泣くデジカメを使っているのですが、
それでも頭をもたげて来るのがクラシックレンズの個性。
デジタル処理の表層を破るようにして、個性を輝かせてくれます!
その面白さ、したたかさには驚かされます。

今回は、ツァイスのレンジファインダー時代のビオゴン21㎜F4.5。
私には、銀塩レンズ時代の魔術的な香りが感じられるのですが.....





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# by hologon158 | 2016-11-02 18:04 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」7-完-コンサート


10月29日土曜日、
私の今秋コンサートの第三弾、
神戸でのアブニールコンサート。
(三宮行き阪神快速電車内で作成した記事)

生まれてはじめて、
人前でリコーダー二重奏をします。
ちょっと怖い。

前にも書きましたが、
人前で演奏するときのジンクスがあります。
独奏は必ずあがります。
5度ほど揚琴での経験がありますが、全部上がり、
平常の演奏ができませんでした。

ところが、伴奏だと一切上がりません。
10回以上体験しましたが、
そのうち4回は200人もしくはそれ以上の聴衆が見守る中、
私だけ登場して、やおら揚琴の前に着席して、
前奏を私が始めるというシチュエーションでしたが、
まったくチラリとも動揺しませんでした。

そのうち1度は、揚琴が絶好調で、
ホールの外にまで揚琴の音が響きわたっていたそうです。
二人のメンバーが演奏後「あの揚琴奏者は中国からの来演ですか?」
と尋ねられたほど、軽快に3曲伴奏を演奏できました。
私の生涯の絶頂の一つかもしれません。

この落差はあまりにも大きすぎます。
職業生活でもどんなに多くの人が居ても上がったりしなかったので、
詰まるところ、音楽の独奏にはある種の魔が宿るということなのでしょう。

さて、問題はリコーダー二重奏がどちらの範疇に当てはまるか?
最初の2曲、ルイエのリコーダーソナタ1番第1楽章アダージョと、
「ダニーボーイ」は、
アルトリコーダーの独奏を同じアルトが伴奏する形式ですが、
実態は伴奏もしっかりと独自のフレーズを奏でる二重奏。
最後のジョン・ダウランドの「Come again」は、
元はリュート伴奏による歌曲なのですが、
誰が作ったか分かりませんが、4種のリコーダーの合奏楽譜。
これを上の2段だけ、私のソプラノ、MHさんのアルトで重奏します。
こちらも歌の部分はソプラノが担当しますが、
アルトも活躍して、うまくかみ合うと、
しっかりと重奏のおもしろさを醸し出してくれます。

というわけで、どの曲も独奏と重奏の2つの性質を合わせ持っている。
私の繊細な神経がこれにどう反応するか?
やってみなければ、分かりません。

この2ヶ月、たっぷりと3曲セットで弾き続けてきました。
まさに勝負!
それにしても、このようにして、
音楽演奏が私の第2の人生の中核を占めるようになってしまいました。
11月6日日曜日は今秋コンサート第三弾、
付虹先生が教える揚琴、二胡の生徒の発表会をはじめて小ホールで行います。
こちらは独奏と伴奏の2曲。
今日のリコーダーはその予行演習という性格もあります。
肩肘を張らず、気張らず、ゆったりと楽しみたいものです。





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# by hologon158 | 2016-10-29 23:50 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」6 岳飛像


妻が先月、中国の武漢に旅して、巨大な武人の像に出会って、
旅行中にその写真を送ってくれました。
「この岳飛という人、どんな人なの?」

彼女は、日本史、ヨーロッパ史はかなり詳しいのですが、
中国史にはあまりなじんでいません。
すぐに返事しました。
南宋の名将で、北から侵入しようとする金を相手に活躍して、
中国では、関羽と並んで、もしくは彼以上に尊崇されている英雄だよ。

すると、彼女の返信、

 「中国って、すごい人が沢山居るのね」

そこで、私返信、

 「いつも言ってるじゃない?
 良い人も悪い人も日本の十倍居て、
 そのダイナミックレンジはもっと凄いんだから。
 歴史上の偉人、名将、英王、天才等々、
 優れた人物は数限りなくいるんだから。
 文字通り世界一、けた外れ」

どうでしょうか?
日本で、国民的な英雄と言えば、と指を折ってみると、
聖徳太子、源義経、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、
上杉謙信、武田信玄、高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛.....
これ位でしょうか?
(「これ位」なんて言ったら、選外の皆さん、腹をお立てになるでしょう。
でも、文句無し、古今未曾有の特質を備えた偉材、となると、
そうは沢山おいでにならないようで...)

ところが、中国ときたら、どうでしょうか?
上記の英雄たちクラスの活躍をした人を捜してみると、
文字通り、何十人とごろごろ見つかります。

名宰相と言いますと、諸葛孔明が頭に浮かびますが、
国を背負って英雄的な業績を上げた、孔明クラスの宰相は、
実は、何人も居るのです。

天下を争った英雄としては、項羽と劉邦が有名ですが、
巨大な中国大陸の覇権を競った英雄たちが、そして、
あらゆる種類の天才、英雄、英傑、さらには名将、名臣たちが、
文字通りぞろぞろ居て、歴史をびっしりと埋めています。

紀元前8世紀頃に始まる春秋時代に成立した春秋左氏伝を読むと、
中国文明にはその前に何百年の歴史があって、
中国文明はその曙の頃から長い長い経験を経て、
春秋時代にはすでにかなり成熟していたことが分かります。

春秋時代の国の一つのお話ですが、
その王(公と呼ばれていました)に向かって宰相がこう言うのです、
「この国は公一人のものではありません。
この国の民のものです」
(正確な言葉は忘れました。もっと的確でかっこ良い表現でした)
そんな言葉を支配者に向かって言えた日本人って、
過去に居たでしょうか?
国民主権の現在でも、居るでしょうか?
そんな文明、文化が3千年以上途切れることなく続いてきたのです。

始皇帝が天下を統一した当時、
中国は、すでに、億を超える人口を抱えていたようです。
中国の戦国時代の列強はすでに、
何十万という軍隊を動員してぶつかり合っていたのですから。
そんな国は、インドを除けば、世界中どこにもありません。
民族の力の蓄積はいわば無尽蔵なのです。
中国とつきあうとき、そのことを忘れてはいけませんね。
中国においでになれば、一目瞭然です。
あれだけひしめきあった巨大人口の中でしのぎを削りながら、
あれだけ広大無辺の大地の上で育ち、生き抜くのですから、
ちっちゃな温室育ちの日本人には絶対経験できない、
過酷な環境から生まれる人間の大きさは並大抵ではありませんね。




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# by hologon158 | 2016-10-28 16:06 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」5 音楽の力


中国古代の鐘、編鐘の演奏風景を見たことがありますか?
舞台一杯に鐘が並んでいます。
荘重な響き。
2000年以上もの時間を飛び越えて聞こえてくるようです。

論語だったか、なんだったか、忘れました、
孔子が春秋時代の国々の音楽の楽風をさまざまに評価する言葉。
どこの国は重厚であるとか、どこの国は下品であるとか...
このことで分かるのは、春秋の諸国が国ごとに音楽を発展させていたのです。
固定した曲だけではなく、その国の作曲家(おそらく演奏者自身)たちが
さまざまにお国柄に沿った変更を加え、
もしかすると、新しい曲も作っていたのです。

そのことを物語るお話が司馬遷の「史記」にもあります。
始皇帝を暗殺しようとして失敗した荊軻の親友の高漸離。
この人は現代の古琴の先祖と想われる琴の天才でした。
暗殺未遂事件の後、荊軻を派遣した燕の国も滅ぼされ、
荊軻に親しかった人たちも連座して刑戮されてしまいました。
迷惑な話です。

高漸離も捕らえられたのですが、
始皇帝は彼のことを知っていたようです。
才能を惜しんで呼び寄せ、その琴の演奏を楽しんだのです。
この事績からいくつかのことが推測されますね?
何でしょうか?
そう尋ねたら、頭脳明晰なあなたなら、
たちどころに10や20は並べ立てることでしょう。
私はかろうじて、次のことくらいしか思い浮かびません。

①当時すでに音楽は中国全土で、宮廷でも民間でも、
人々の楽しみとなっていた。

②高漸離の弾いていた琴は全国的に普及していた。

③すでに琴の演奏家には優劣があった。
つまり、優劣が現れるほどの難曲がすでに生まれ、
聴衆は演奏や解釈の優劣を評価するだけの経験、素養を積んでいた。

④そうした音楽情報が戦乱の戦国時代末期には全土に伝わっていたので、
文化的にかなり遅れていた西の辺境の地、秦の始皇帝でさえ、
遙か西の果てに住んでいた高漸離のことを知ることができた。

⑤高漸離が当時並ぶものなき名手とうたわれたのは、
演奏技術だけではなく、その演奏する曲のすばらしさも手伝っていた。

⑥高漸離が刑戮されなかったのは、
高漸離の演奏技術が惜しまれただけではなく、
彼が作曲収集した名曲がこの世から失われるのを惜しんだから。

音楽がいつの時代に生まれたか?
明らかではありません。
でも、石窟画に踊る人たちが描かれていることから推して、
数万年前から、まず、歌、踊り、そして、楽器が次第に生まれていった、
そう推測しても間違いではなさそうです。
さらに、祭りが生まれ、祈りが生まれ、さまざまな儀式に進化し、
その間に、音楽は発展進化して、高漸離のような天才を生み出した、
そんな風に考えてもよさそうです。

古典期ギリシアの早熟の天才アルキビアデスが、
子供の頃、笛を習うことを拒否した逸話が残っています。
両手を使うので、歌うことも踊ることもできないから、というのです。
この話からも、歌や踊りは人々の本質的な楽しみ、営みになっていたこと、
楽器は先生について習うほど、発達していたことが分かります。

孔子は紀元前6世紀の人、
アルキビアデスは紀元前5世紀の人、
始皇帝は紀元前3世紀の人です。
どうやら音楽は当時すでに、
中国でもギリシアでも、さらには、地球上のどこでも、
音楽は人間の営みの本質的なファクターだったのでしょう。
人の心を高揚させ、一つにし、インスピレーションを与えることで、
人間社会に巨大な凝集力、推進力を生み出し、
人間の文化、文明を大きく加速したのかも知れませんね。





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[後書き]
9枚目をご覧下さい。
何に見えますか?
ただの地面?
ま、それも良いでしょう。
顔?
そう、右手に木の葉をもって、
鼻に近づいて、香を嗅ぐ人、
そう見えませんか?
巧い具合に木の葉があったものだ。
置いたんだろう?
そうお考えになる方は多いでしょう。
そんな風に手を加えて演出される写真家はかなりおいででしょう。
私は絶対にしません。
写真家は、意図通りの写真作品を創り出したいから。
私は、その場で瞬間に感じた自分を写真に撮って記録したいから。
よく言います、「写真は、人に見せた途端、一人歩きしはじめる」
私の写真は一人歩きしません。
どこまでも私のものです。
なぜか、写真に写っている私を誰も知ることができないから。
# by hologon158 | 2016-10-27 15:34 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」4 三国志演義


中国のテレビドラマに「三国志演義」があります。
なかなかの人気番組だったようですが、
でも、私はこの中国の人気テレビドラマを見続けることができない。
私にとって、「三国志演義」は特別。
高校時代に「水滸伝」と一緒に病みつきになって以来、
何度読み返したか分からない愛読書ベストテンの一つなのです。
そのときに心に定着したイメージがあります。
このイメージにぜんぜん合わないのです。

関羽と張飛は、正史「三国志」で、
陳寿がわざわざ「万夫不当」と評したほどの稀代の猛将です。
1万人でかかっても、倒せないほどの勇士。
おそらくこの時代で、この二人に匹敵したのは、
呂布一人だったのではないでしょうか?
体躯も常人よりも飛び抜けて大きかったのです。
ドラマの二人は確かに容貌は似ていますが、体格は並。

劉備は、耳が自分の目で見えるほど大きく、
帝王の龍顔と言うにふさわしい威貌の持ち主。
両手は長く、普通に下ろして、膝についたほどで、
どこから見てもまさに異貌の非凡人でした。
彼が負け続けの経歴を積みながらも、
どこへ行っても丁重に迎え入れられた理由の一つは、
彼のこの風格、風貌にあったと言うことができそうです。
この人はただものじゃない!
でも、ドラマでは普通。

曹操は、中国史上稀に見るほどに非凡な文武両面の才能を備えた、
スケールの大きな傑物でしたが、
秀吉に似て、とても貧相な風貌の持ち主でした。
ところが、ドラマでは、劇中一番立派な容貌の俳優が堂々と演じています。
ちょっと違うんだけどなあ、という気持ちが起こってしまいます。
その他、孔明も周喩もイメージが全然合いません。
だから、どうしても楽しめない。

陳寿の正史「三国志」もまた面白い読みものです。
筑摩書房の世界古典文学全集に3巻もので本訳されています。
司馬遷の「史記」以外には、完訳されている中国の正史はありません。
全巻を読み通すのはちょっと辛いですね。
司馬遷の「史記」なら、それができるのに、なぜ?
私はその理由は簡単だと思っています。
司馬遷は陳寿よりも遥かに長い時代の中から、
史伝に採り上げる人物を選り取り見取りすることができたのです。
しかも、その時代に中国の文明は大きく成長したのです。
世界の古代史には偉大な古典が沢山ありますが、
史記以上に多彩な人間の詳細な事績を記録に留めた歴史はありません。
陳寿の「三国志」はこれに次ぐ多彩な人間曼荼羅。
それだけに、多くの愛読者が居ます。
そんな状態で、テレビドラマを製作すると、
どうしてもさまざまにイメージが食い違うことになります。
まさに百家争鳴のカオスに巻き込まれる運命にあります。
そう考えると、中国ドラマ「三国志演義」はそれなりに健闘した、
そう言って上げるのがよいでしょうね。

三国志を読んでいて感じることがあります。
私がこんな風に自宅でゆっくりできるのはありがたいことです。
三国志の時代、上記の主人公たちは席の温まる暇もなく、
生涯戦場を駈け巡る運命にあったのですから。
でも、
不思議です。
それなのに、戦場で得た傷が元になって命を失った周喩を除けば、
主人公たち、誰一人として、戦場で死んでいないのです。

でも、空前の戦乱に、後漢の時代、1億を超えていた中国でも、
最低の人口3000万ほどまで減少したと読んだことがあります。
それが現代の中国人口は10億を超えているのです。
東京なみの大都会が沢山あります。
喧噪と混雑の世界。
中国政府はどうやって食料を確保しているのでしょう?
私は都会から離れて、奈良の郊外で暮らしています。
一度に3人以上の人間は多すぎる、そう思う人間なので。
戸外には車の音も人声もなにもしない。
屋内では、テレビもないので、ただ沈黙があるだけ。
私はこれが幸せ。
でも、多くの都会人は逆に不安になってしまうかもしれませんね。





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