37.12 ホロゴンデイ15「2008年8月2日の伏見稲荷」12 人々の願いが積もり積もって
お稲荷さんは商人の神様として知られています。
つまり、現世的な御利益が直接見込まれる神様なので、
端的に御利益を要求できる心やすさ、分かりやすさが身上。
神域の至る所に礼拝所が設けてあります。
礼拝所ごとにどんな由来があって、どんな御利益があるのか、
さっぱり分かりません。
でも、長年お稲荷さんとお付き合いをしている人たちは、
そのあたりの微妙な違いを経験によって十分に把握しているはず。
前にも書いたかも知れませんが、
私は神社仏閣でお祈りをしたことがありません。
祈る姿って、傍目にはとってもすがすがしく美しく見えます。
ところが、あまのじゃくな私、
傍目に美しく見えるような行動は絶対にしない。
願い事は神様にお願いしない。
というより、神様にお願いしなければ実現できないようなことは願わない。
自分の努力で実現できることしか、人生で願わない。
そんな性格の人間に幼い内からできあがってしまっていたようです。
面白味のない人間なのですね。
そんなわけで、伏見稲荷でも、
礼拝所は純粋にフォトジェニックなものとして撮っているせいでしょうか?
人々の願いが積もり積もって、独特の気配となって立ちのぼる、
そんな霊気のオーラを撮ることはとても無理。
撮影者本人が信じていないのに、
ホロゴンウルトラワイドに信じろと言っても、それは無理。
それなのに、じっと写真を見ていますと、
なにかしら漂うものの気配…
by Hologon158
| 2008-10-30 21:29
| ホロゴンデイ
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