わが友ホロゴン・わが夢タンバール

41.02ホロゴンデイ17「2008年9月21日飛鳥案山子祭」2 もし90まで生きることができたら


今朝、今東京でアンドリュー・ワイエス展が開催されているという記事を読みました。
羨ましいですね。
私は、芸術の鑑賞力があると自負するつもりはありませんが、
時折、私の心にドンピシャリかなう絵に出会います。
そんなときは、誰がなんと言おうと、私にとってそれは最高!
何度も書きましたフェルメールは、そんな一人。
出会った絵こそ、たった6枚ですが、すべて良かった!
佐伯祐三もそうです。
すべての絵というわけではありませんが、
その最上の作品は、私の胸にぐさりと突き刺さったまま、
未だに抜けてくれません。
そして、ワイエス。
悲しいですね、私は彼の原画を見たことが一度もないのです。
私とアイエスとの出会いは古本屋だったのです。
ある日、ふと古書店の表の雑誌コーナーに美術雑誌を見つけました。
ぱらぱらっとめくって、目に飛び込んできたのが、
1951年のワイエス自身の脚の自画像。
枯れ草を踏む使い古した皮のブーツと外套の裾。
草地の遙か右上方にほんのちょっぴり雪山と枯れ木が見える。
ただそれだけで、この絵が巨大なスケールを帯びて見えたのです。
テンペラの作品ですが、その細部は、隅々まで活き活きとして、
心の中にじかに飛び込んでくるようでした。
それ以来、フェルメール、ワイエス、そして近ごろ加わった佐伯祐三、
この3人の画家は私の心の中にいつも生きています。
記事は、ワイエスが90を超えてまだ毎日絵を描いていると伝えてくれました。
私たちも、もし90まで生きることができたら、
写真を撮り続けていたいし、
なにか新しいこともしたいものですね。

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by Hologon158 | 2008-12-04 19:04 | ホロゴン外傳 | Comments(0)