わが友ホロゴン・わが夢タンバール

44.18 ホロゴン写真展1「福井の街は雨装束がよく似合う」18 しめしめ! やれやれ!


写真についても総括しておきましょう。
本ブログにおいでの方のブログ以外は見る暇がありませんので、
はっきりと言うことはできませんが、
写真ブログに掲載されている写真の数としては、
どちらかというと、多い方かも知れませんね。
でも、たいていのブログのように、
文章を少なくして、写真だけにすれば、もっと掲載できます。
ウェブ上にストックするだけなら、それで十分。
でも、写真たちにしっかりとした見せ場を作ってあげたいのです。
蜷川実香さんに写真集「永遠の花」というものがあります。
サイパン、グァム、メキシコ等の墓前に捧げられた造花を撮りだめたものだそうです。
高階秀爾さんの「日本の現代アートをみる」で知りました。
こんな風にコンセプトをもって作品を撮ろうとすれば、
当然ながら、写真の数は限定されてしまいます。
墓地を探して行ってみたけれど、
撮りたい花はなし、ということもあるでしょう。
私のようにコンセプトがない人間にとって、
写真というのは、見る行為そのものです。
誰も、見るものを制限することはできません。
目に入ってきてしまうのですから。
写真をする人のほとんど全員が、
風景とか路上スナップとか、なんらかのコンセプトを持っています。
私の、歩いたところは何であれ撮る、という撮り方、
そんなのを、誰もコンセプトとは言いません。
行く場所は自ずと自分の好みの場所ではあります。
たとえば、お祭りとかイベントのように人の集まる場所は行きません。
楽しい路地があるところがお好みと言えば、お好み。
でも、好みの場所に一定の基準があるかと思えば、
まったくそんなものはありません。
そうすると、そんなバラバラの写真を集めても、
写真ブログにはならない。
そこで、ちょっとズルをしました。
いかにもコンセプトがあるように見せかけることにしたのです。
ホロゴンデイ・シリーズがその典型です。
50枚から100枚程度から組み写真風のセットを組む。
そんな風にして並べると、いかにも写真展風になります。
でも、ほんとは1日撮りまくったものから組むのですから、
でたらめもいいところですよね。
(今のシリーズも「写真展」と銘打っていますが、実は1日撮り)
こんな風にいわば水増しして投稿するのですから、
3000枚と言っても、まだ50組以下なのです。
私のハードディスクには最近数年分しか入っていないのですが、
その数年分のほんの一部。
だから、ストックだけでも、10年近くは続けられそうです。
そう考えると、にんまりしてしまいますね。
しめしめ!
あなたが、この瞬間感じた気持ちを4文字で当ててみましょう。
やれやれ!

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by Hologon158 | 2008-12-31 12:33 | ホロゴン写真展 | Comments(2)
Commented by yoshipass at 2008-12-31 16:23
>写真というのは、見る行為そのものです。
>誰も、見るものを制限することはできません。
>目に入ってきてしまうのですから。
とても共感します。といいますか、ほとんど同じです。
ボクの場合は「瞬きするように撮りたい」と言っていますが・・・

今日の写真はまた、ほとんど同じものを撮っています。
雨のゲートボール場、水溜りのマンホールとかすれたライン。
かすれたラインこの代わりにかすれた駐車場の数字だけを、雨のとき、雪のとき、凍ったとき、それぞれ昼と夜。雨のときを25枚。雪と凍結のときをあわせて25枚パネルに敷き詰めて、作品にしたものが最初の作品展のときでした。
ただしボクは、ホロゴンではなく、GRと、ANGULONですが(笑)
・・・とてもおこがましいですが、2008年の最後の日に、本当に驚いた文章と、作品でした!
今年の、ホロゴンさんとのめぐり合いに感謝です。


Commented by Hologon158 at 2009-01-01 11:17
re)yoshiさん
私も「瞬きするように撮りたい」!
私たちは2人、レンズこそ違いますが、
随分と似た心でものを見ているようですね。
でも、yoshiさんの変幻自在、多種多彩にはとうてい及びません。
本年も、Navi君との旅を驚かせ、楽しませてください。