わが友ホロゴン・わが夢タンバール

48.21 ホロゴンドラマ2「2008年11月9日長崎二日目」21 歌手っていいなあ、運ぶ楽器がない!


プッチーニのオペラ、いいですねえ。
もちろん私にとって最高のオペラは常に「フィガロの結婚」!
でも、緊密なドラマに仕立て上げられた「トスカ」もいい。
オペラ「蝶々夫人」で知られるグラバー邸は観光スポットですが、
やはり見ないわけにはまいりません。
ずいぶん前に訪れたことがありましたが、完全に様変わり。
観光スポットとして、過剰に整備されてしまった感じがします。
お庭でミニ演奏会が開かれていました。
お二人のソプラノを少しだけ聴きましたが、
マイクを使っているとはいえ、朗々たる美声。
揚琴を練習している身として、考えたこと、それは、
歌手っていいなあ、運ぶ楽器がないのだから!
それにしても、ここまで声を鍛錬するって、並大抵のことじゃないのでしょうね。
たった一年でちゃんと弾けるようになりたいと考える私の方が心得違いですね。
「蝶々夫人」、私はあまり好きではありません。
プッチーニという人は、さまざまなお国柄を取り入れるのがお好きだったようです。
日本で「蝶々夫人」、
中国で「トゥーランドット」、
アメリカで「西部の娘」、
こうしたご当地ものって、題材的に未消化な部分があって、
どれもオペラ化にあたり、無理矢理こじつけた感じが残っている感じ。
私はどれも好きではありません。
とくに「蝶々夫人」は、音楽の美しさと題材の陳腐さとがアンバランス。
しかも、視覚的に見るかぎり、いろいろとアナクロニズムが目について、
音楽を鑑賞するという気持ちをそいでしまいます。
でも、ハミングコーラスや「ある晴れた日に」は、
プッチーニの最高の音楽のなかに数えてもよいのではないでしょうか?
そう考えて、我慢することにいたしましょう。
今回は、グラバー邸の写真6枚で組んでみました。

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by Hologon158 | 2009-01-21 21:50 | ホロゴンドラマ | Comments(2)
Commented by NK at 2009-01-22 01:58 x
おお、3枚目、ミラノのサンタ・ マリア・デレ・グラツィエ聖堂修道院食堂に迷い込んだかと、錯覚しました。まんざら錯覚でもないような。
Commented by Hologon158 at 2009-01-22 16:16
re)NKさん
ホロゴンは、2メートルばかり離れると、もうこんなに広大になります。
でも、左の天窓からの光、天井の照明の光芒、
いやに玄妙ですね。
これもホロゴンマジックかも知れません。
でも、グラバー氏、ひょっとしたら敬虔なクリスチャンで、
最後の晩餐をしのびつつ、晩餐をとる人だったかも知れませんね。
私は、ミラノに行ったことがないのです。
十年あまり前から、海外旅行といえば、アジアの路地裏ばかりほっつきあるく、
野良犬同然の暮らし。
いつか引退したら、ヨーロッパもぐるりと回りたいものです。
でも、路地裏ばっかりかも知れません。