わが友ホロゴン・わが夢タンバール

49.24 ホロゴンデイ20「2008年10月5日羅漢さん」24 世のアマチュア写真家の皆さん、ご苦労様です


世のアマチュア写真家の皆さんの写真に対する私の偏見、
ちょっと説明しておいた方がよいかも知れません。
随分前ですが、ある写真家が募集して、さる神社でモデル撮影会を開いたのです。
発煙筒で人工霧も作り出して、雰囲気満点だったそうです。
沢山のアマチュアが集まりました。
もちろんその中にはコンテスト応募の常連さんも居て、
彼らの標準的な戦略は、
その写真が通りそうなコンテストを見つけ、いかにすばやく応募するか?
これにかかっています。
同種の写真をたくさんのベテランが撮っているのですから、早い者勝ち!
このときも、その作品があるコンテストの特選となり、私はこれを写真雑誌で見ました。
選者の選評、「作者は、地に着いた生活感をしっかりととらえて、見事な作品に仕上げました」
どこが「地に着いた生活感」なもんか!
ただの人工的に作り上げた雰囲気を撮っただけじゃないか!
私はそれが撮影会であったことは、参加した方から聞いて後で知ったのですが、
参加しなかった私が見ても、その雰囲気から作り上げた写真であることはすぐ分かりました。
プロの選者が分からないはずがないのです。
分かっていて、これを選び、しれっと、こんな選評をするのです。
ある人が見事な作品を作り上げ、コンテストで入賞しました。
別の人が、その場所を聞き出して、まったく同じ構図の写真を撮り、
別のコンテストで見事入賞!
この人、これで嬉しいのでしょうか?
賞金を稼げるので、嬉しいのでしょうね。
こうしたいわゆる作品づくりは、私や私の友人がしているような、
日々の生活の中で出会ったものを撮るという撮り方とは、
まったくなんの関連性もない、別世界。
もちろん、そんな撮り方で撮ったものがとってもすばらしいので、
コンテストに応募することにして、入選する、こんな方の沢山居られることでしょう。
でも、入選、入賞を繰り返すうちに、次第に写真は、入賞するための目的で撮られるようになってしまい、
いつしかコンテスト屋さんに変貌を遂げてしまうのがオチ。
いたるところで、アマチュア集団が列を成して写真を撮っているのに出くわします。
これも、私には無縁。
私は、友人と一緒に歩くことが多いのですが、
撮るのは、それぞれまったく別物。
そんなことで、私はまったく別の道を歩いてしまい、
あんまり心が離れてしまったために、
いわゆるアマチュア写真家の撮る写真を見ると、
ご苦労さんとしか言いようがないのです。
私の写真は、したがって、ただの素人写真、
そのスタンスを堅持しつづけるつもり。
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by Hologon158 | 2009-02-04 16:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)