わが友ホロゴン・わが夢タンバール

57.31 ホロゴン外傳8「イギリス総集編」31 老人の一人がやってきて


スコットランドにカランダーという小さな町があります。
この町で、朝、広場に立っていたときのことです。
さて、どこに行こうかなと思案していたのです。
近くに集まっていた老人の一人がやってきて、
今から、ベン・●●(名前を失念)に登るんだけど、
一緒に行かないかと声をかけてくれたのです。
なんで日本人に声をかけるつもりになったのか、いまだに分かりませんが、
私もついその気になって、快く承諾。
私は、人間関係については引っ込み思案なところもあって、
普段なら、けっして知らない人についていったりしない、よい子なのです。
でも、写真の中の赤いスラックスの男性をご覧下さい。
いかにも心の広そうな好人物ではありませんか。
集合してみると、17名。
カランダー・ランブリングクラブというハイキング仲間なのです。
集合写真中央のご夫婦は不参加。
ご主人はこのクラブの創設者なのですが、なんと90歳。
その前に座っている人物も愉快です、
私にわざわざ車を見せて、嬉しそうに、「ぼくのはベンツ」
みんな楽しい人たち、実にフレンドリーでした。
女性の一人は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズのファン、
登りながら、詩を朗読して聴かせてくれました。
スコットランド方言を駆使して作った詩人なので、
一言も分かりませんが、軽やかなリズムで、そのあたりが人気の秘密かも。
なんども高い丘を乗り越えて、はてしなく上ってゆくのです。
その度に、私に向かって、誰かが高らかに叫びます、
「Final assault!」
日本で言う「ファイナル・アタック」
でも、最後の1回をのぞき、すべて冗談でした。
頂上でお昼をいただき(私はお裾分けをいただきました)、記念撮影。
私も写っているその写真はパス。
いえ、恥ずかしいからではなく、他人が撮ったからですぞ。
頂上からの眺望は、ロッホローモンドなどの湖とはてしない丘が見えて、絶景!
でも風景写真嫌いの私です、
その写真はぜんぶポイしちゃったようで。

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by Hologon158 | 2009-03-27 00:06 | ホロゴン外傳 | Comments(0)