わが友ホロゴン・わが夢タンバール

57.41 ホロゴン外傳8「イギリス総集編」41 また遊びを一つ思いつきました!

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前回紹介した「水墨画」で嬉しかったこと、それは、
池大雅の「十便帖」と与謝野蕪村の「十宜帖」の全部を見ることができたこと!
池大雅は、文人の山荘における生活の理想を描き、
与謝野蕪村は、そんな山荘を取り巻く自然の理想を描いています。
尾張の富豪下郷学海の注文で、この二大文人画家が競作したのです。
贅沢な遊びですが、金があれば、こんな風に使いたいものですね。
私は、山水画の伝統の中で一番魅力を感じるのが、この画帖という形式。
フォーマットは完全に自由。
画家が、自由な画材で1冊の画帖を一つの作品として作るのです。
上海美術館で幾つも見ました。
全部魅力的。
でも、この競作、画題もあいまって、最高の出来ですね。
二人がっぷり四つに組んで、まさに水入りモード。
でも、一枚と言われると、池大雅の6枚目「吟便」をとります。
文人が筆を手に、机によりかかって、外を眺めています。
窓の外に広がるのは、遙かに霞む山水。
まさに桃源郷。
ここで、はっとアイデアが浮かびました。
ぼくも、画帖を作ろう!
予告しておきます。
今後は、各シリーズの最後に「画帖」1編を置くことにします。
そのシリーズを締めくくるものですが、
私には珍しく、一つの作品としての画帖を試しに作ってみることにします。
お遊びですが、私の場合、全部お遊びなので、
新シリーズは「遊びの中の遊び」となることでしょう。
この際、はっきりとお願いしておきます。
期待しないでくださいね。

[撮影メモ]
今回の写真、ちょっと分かりにくいでしょうね。
ロンドンのハイドパークだったでしょうか?
スピーカーズコーナーと呼ばれる一角があります。
だれでも、好きなことを演説できる場所。
以前は、政治家の卵が議会での実戦に備えて、ここで訓練したと聞きました。
今はどうでしょうね?
すくなくともこれだけは言えます。
日本の政治家たち、ここで、人を納得させる雄弁をちょっと勉強したら?
日本を代表するべき政治家が「人生いろいろ」だなんて、恥ずかしくって!
by Hologon158 | 2009-03-28 15:05 | ホロゴン外傳 | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-03-29 09:18
「画帖」遊び、面白そうですね!
Hologon158さんは遊びも真剣、だから楽しい。
Commented by Hologon158 at 2009-03-29 19:29
re)andoodesignさん
なにごとも、やるのなら、徹底的にやりたいものですね。
andoodesignさんもそう見えますよ。