わが友ホロゴン・わが夢タンバール

62.22 ホロゴンドラマ7「和歌山の旅③ 廃校の冬」22-完-静かに静かに地歩を固め


1枚目は図書室のツタがまとわりついたカーテンの窓を外側から見た光景。
やっぱり、ツタ君、ガラス窓の外にいるのが本来。
つまり、窓の重なりの間にツタが割り込む順番に間違いがあるようですね。
教室の机にもツタがまとわりついています。
不気味な侵蝕状況。
今年の夏が過ぎた頃ともなれば、
教室の窓の全面をツタが覆っていることでしょう。
ツタで覆われたお屋敷を見る度に思うのです。
ははーん、ツタに負けたんだな。
風林火山のように、「静かなること、林の如し」
まさに自然の中で、植物は静かに静かに地歩を固め、
ゆっくりゆっくりと勢力を伸ばして行きます。
いつか人類全体も植物との戦いに敗れてしまうのでしょうか?
すくなくとも、この学校はすでに植物に破れています。

さて、22回74枚でお送りした廃校シリーズもこれで終わり。
暗いシリーズでした。
やれやれ、ですね。
投稿している本人は至って陽気なのですが、
根気強くお付き合いしていただいた方は、お疲れ様でした。
次回から二回分「十☆帖」シリーズを続けた後は、
和歌山シリーズの最終回「太地シリーズ」をお送りして、
南紀からさよならすることにいたしましょう。
太地シリーズは、廃村シリーズと異なり、明るいですよ。

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by Hologon158 | 2009-04-17 18:22 | ホロゴンドラマ | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-04-17 20:46
いやー、恐い思いもしましたが、また楽しませて頂きました。
「僕だったらどう撮るんだろう...」と毎回ドキドキしながら拝見しました。
今回は3枚目、光に照らされてツタの緑が栄えてます。
椅子の配置もしゃれてますね...。
少しだけ明るい未来が見えたような気がします。
Commented by Hologon158 at 2009-04-18 20:12
re)andoodesignさん
怖い思いをさせて申し訳ありませんでした。
たしかに3枚目は、オブジェか、インテリアデザインのようで、美しいですね。
エンディングにちょっと救いをと考えて、この写真を置きました。
私はハッピーエンドが好きな人間なので。