72.15 ホロゴンデイ21「2007年1月27日大正区ニューカレイドスコープ」15 まったく情けない!
新型インフルエンザは、日本を次第にパニックに追い込みつつあるようですね。
以前、大臣が記者会見でろれつが回らなくて首になった事件について書きました。
マスコミが今や巨大なルーペとして、あらゆるものをニュース化して、
インドのジャガーノート(昔、人をひき殺しながら進んだ祭りの山車)さながらに、
ニュースの種をぐちゃぐちゃに揉みつぶしながら、進んでいくかのようです。
まだ日本の患者数は130人、つまり、日本の人口は1億3000万人なのですから、
なんと100万人にたった一人という比率なのです。
他のインフルエンザは一週間に幾万、幾十万という数で罹患しているのに、
ワクチンも打たないで、平気に生活してきた人たちが大騒ぎしている!
新型インフルエンザのこれからの感染状態次第では、
非常な危険性に発展するおそれがあるとはいえ、まだ先の話なのです。
そのような事態に至らぬよう、また至っても、沈静化する対策を講じるのは、
公的機関の責務です。
私たちにはどうしようもないから、やきもきしても意味がない。
どんな風に進展するか、誰にも予測できないことなのですから、
最悪のケースを予測して、あたふた走り回っても、家に逼塞しても、
事態の改善にはなんら寄与しない。
それならば、あわてず、騒がずが最善ではありませんか?
たとえば、全国で一人、二人の駅員に患者が出たと言っても、
それがどうしたというのでしょうか?
それでもう、自分の地域の電車に乗ることさえ危険だと思う、
ちょっとどうかしてやしませんか?
隣町に宝くじの当選者が出たと聞いて、宝くじを買いに走るようなものです。
物事の正確な大きさをつかんで、その正確な情報を普及させるのが、
国民に冷静を促すのが政府、マスコミの急務のはず。
それをただひたすら国民の不安を煽るかのような動きばかりが目立ちます。
まったく情けない、幼稚社会になってしまいました。
以前、大臣が記者会見でろれつが回らなくて首になった事件について書きました。
マスコミが今や巨大なルーペとして、あらゆるものをニュース化して、
インドのジャガーノート(昔、人をひき殺しながら進んだ祭りの山車)さながらに、
ニュースの種をぐちゃぐちゃに揉みつぶしながら、進んでいくかのようです。
まだ日本の患者数は130人、つまり、日本の人口は1億3000万人なのですから、
なんと100万人にたった一人という比率なのです。
他のインフルエンザは一週間に幾万、幾十万という数で罹患しているのに、
ワクチンも打たないで、平気に生活してきた人たちが大騒ぎしている!
新型インフルエンザのこれからの感染状態次第では、
非常な危険性に発展するおそれがあるとはいえ、まだ先の話なのです。
そのような事態に至らぬよう、また至っても、沈静化する対策を講じるのは、
公的機関の責務です。
私たちにはどうしようもないから、やきもきしても意味がない。
どんな風に進展するか、誰にも予測できないことなのですから、
最悪のケースを予測して、あたふた走り回っても、家に逼塞しても、
事態の改善にはなんら寄与しない。
それならば、あわてず、騒がずが最善ではありませんか?
たとえば、全国で一人、二人の駅員に患者が出たと言っても、
それがどうしたというのでしょうか?
それでもう、自分の地域の電車に乗ることさえ危険だと思う、
ちょっとどうかしてやしませんか?
隣町に宝くじの当選者が出たと聞いて、宝くじを買いに走るようなものです。
物事の正確な大きさをつかんで、その正確な情報を普及させるのが、
国民に冷静を促すのが政府、マスコミの急務のはず。
それをただひたすら国民の不安を煽るかのような動きばかりが目立ちます。
まったく情けない、幼稚社会になってしまいました。
by Hologon158
| 2009-05-19 00:48
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Comments(4)
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k7003 at 2009-05-19 06:36
今朝は「ジャガーノート」という言葉をいただきました、ありがとうございます。ボクのボキャブラリーがまた豊かになりました。これから、抜けて、ネットと書物で「ジャガーノート」深めてまいります。
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a1photo at 2009-05-19 16:22
『隣町に宝くじの当選者が出たと聞いて、宝くじを買いに走るようなものです』の言葉に、つい、ドキッとしてしまいました。
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Hologon158 at 2009-05-20 01:13
re)NKさん
教授にそんなことを言われますと、穴があったら入りたい気分になります。
昔、トインビーか誰かの本で読んで、あまりの強烈な忘我の犠牲行為に驚愕して記憶したまま、
長い間忘れていました。
記憶の底に沈んでいた、そんな言葉がひょいと出てくるものですね。
老化の印なのかな?
教授にそんなことを言われますと、穴があったら入りたい気分になります。
昔、トインビーか誰かの本で読んで、あまりの強烈な忘我の犠牲行為に驚愕して記憶したまま、
長い間忘れていました。
記憶の底に沈んでいた、そんな言葉がひょいと出てくるものですね。
老化の印なのかな?
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Hologon158 at 2009-05-20 01:16