わが友ホロゴン・わが夢タンバール

80.14 ホロゴンドラマ11「04年1月台湾の日々はいつも大安だった」14 極めてわがままな人生

お寺を出る前に、もう一度、夜のお祈りを取り上げてみます。
朝から晩まで、沢山の人が詰めかけて、懸命にお祈りをしています。
お祈りをしない人間なので、なぜお祈りするのかを推測するのは難しい。
でも、いくつか分かることがあります。
どうやら、世界平和とか他の人の幸せをお祈りしている方は少ないようです。
なにかしら問題、欲求を抱えていて、その解決、実現を祈りによってかなえたいのです。
極めて現世御利益的な機能を果たしているようです。
仏教本来の教えに、祈禱により希望を実現するということが含まれているのでしょうか?
なんだかそうではないような気がするのですが、
現実には、台湾に限らず、日本でも、現世御利益を願ってお寺参りをするようです。
私のように、信仰のない人間がにわかにお祈りしても、なんにも起きないでしょう。
でも、本当に信じているのであれば、
真剣にお祈りすることによって、願いはきっとかなえられると確信できるはず。
どんな場合でも、ただ確信したからと言って、実現するとは限らないのですが、
確信することによって、事態はちょっと変わってきます。
実現に向けて確固たる努力をたゆまず重ねることができるようになる。
すると、ときとして、願いはかなえられる。
そうすると、さらに信仰は高まる、
これが幸せのサイクルなのかも知れません。
まことに結構なことです。
じゃあ、そんなのことが分かっているのであれば、
なんでお前もお祈りしないんだ?
そう詰め寄られても、私としてはどうしようもないのでして。
私の場合、心の底からなにかが湧いてくるのです。
そのとき、そのことをする。
湧いてこない限り、しない。
こんな人生を送ってきたのです。
極めてわがままな人生です。
世のため人のために役立つ人間になったかと言いますと、心許ない。
でも、自分のためになったか? そう言いますと、
確信を持ってお答えできます、「もちろんですとも!」
こんな人間、お祈りが無縁なのも当然でしょうね。
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by Hologon158 | 2009-06-08 09:49 | ホロゴンドラマ | Comments(0)