わが友ホロゴン・わが夢タンバール

82.33 ホロゴンデイ24「2009年1月10日壷阪山は寂しく雪交じり」33 いつかまた映画を観るかな?

映画「冬のライオン」の主演2人は、稀代の名優であったと私は思いますが、
賞に関しては対称的でした。
キャサリン・ヘップバーンはこの映画を含めて、ハリウッドでただ1人、
オスカーを4度受賞しました。
ところが、ピーター・オトゥールはついに生涯オスカーを手にすることができなかった。
その年の映画の相対的な出来に左右されるのですから、
不運としか言いようのない結果です。
彼がスターの地位を確保したのは、1962年の「アラビアのロレンス」
名匠デビット・リーン監督に抜擢されて、ロレンスを演じたのですが、
このときのセンシティブで大胆な演技は圧倒的でした。
このときもアカデミーの主演男優賞にノミネートされながら、受賞できず。
キャサリン・ヘップバーンの方は、4回の受賞中、3回は60歳以降の主演だったのですから、
実に息の長いキャリアーを着実に積み上げていった人のようです。
私は、あんまり沢山観ていませんが、観た映画はすべて見事な演技でした。
とくに、1955年の「旅情」、これまたデビット・リーン監督ですが、
昔風のオールドミスが生まれて初めてのイタリア旅行、
そこで思いもかけぬ恋に落ちる、その心の揺れを全身で演じてくれました。
キャサリン・ヘップバーンでないと演じられないだろうなと思えるほどの名演でした。
知らぬうちに郷愁にふけってしまいました。
でも、郷愁にふけるのも、私の場合は無理がないのです。
韓流ドラマしか観ない人間に変身してしまったのですからね。
いつかまた映画を観るだろうか、そう考えますと、
今返ってくる答えは、「観ない!」なのですから、
自分でも、ちょっと変わっているなと思わないでもないですが、
事実だからしかたがない。
でも、もし観るとすれば、キャサリン・ヘップバーンでもオトゥールでもないですね。
私が観たい人は、デボラ・カー。
この記事、よほどの映画好きでないと、ちんぷんかんぷんでしょうね。
でも、今回がとくにそうですが、
私の写真もまた、多くの方にはちんぷんかんぷんでしょうね。

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by Hologon158 | 2009-06-18 18:11 | ホロゴンデイ | Comments(0)