わが友ホロゴン・わが夢タンバール

82.49 ホロゴンデイ24「2009年1月10日壷阪山は寂しく雪交じり」49 開放描写に閉鎖的?

ブログ世界では、大口径の開放描写がトレンドですね。
みなさん、実に素晴らしい描写を競っておられます。
私もうっとり眺めさせていただいています。
でも、自分では、実はこの大口径開放描写を徹底して避けてきました。
1930年代にライカは大口径長焦点の、タンバールとヘクトール73mmF1.9を出しました。
まずこのヘクトールを愛用したことがあります。
この開放は実に素晴らしかった!
と言っても、ボケ味のことではありません。
もちろんボケ味もよかったのですが、
合焦部分がたまらないほどにしっとりとして存在感豊かだったのです。
コンタックスのプラナー85mmF1.4の開放も、まるでもう夢幻そのもので、
とくに色彩が絶妙のやさしさでした。
どちらも女性写真にはもってこい。
ところが、私は女性写真をほとんど撮りません。
だから、いきおい、ヘクトールもプラナーも、2〜3段絞って使いました。
なぜか?
私は、もの、人を撮りたいので、レンズの最高描写の絞りを使いたい。
合焦面はできる限り前後に深いほど、存在感は高まります。
というわけで、大口径はかなり使いましたが、開放は無視してきました。
今でも、背景をぼかす開放描写を使うつもりはぜんぜんありません。
だから、タンバールまでF2.8で撮っています。
タンバール使いの方が大勢おられますが、
私のような人間はあまりおられないと思います。
もっともkinoplasmatさんがタンバールの描写の作例のコメントとして、
若干絞るのがよろしいとお書きになっているのを見て、
さすがにこの人は年季が入っている、
レンズよりも写真を大切にする人だと敬意を感じたものでした。
そんなわけで、夢タンバールですが、ボケタンバールではない写真ばかり。
それなら、タンバールを使う意味がない、夢がない、
そうお感じの向きも多いことでしょう。
でも、私にとって、タンバールで撮るロボーグラフィが夢なのです。
若干フレアーがかかっても、描写はしっかりとしてほしい、
それが私の夢なのです。
ぼけているのは、使い手本人だけで結構、というわけです。
というわけで、今回はホロゴンでまとめてみました。
(なんと支離滅裂な結末!)

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by Hologon158 | 2009-06-21 00:18 | ホロゴンデイ | Comments(0)