わが友ホロゴン・わが夢タンバール

88.29 ホロゴンデイ25「2006年2月25日奈良東畑で辿るは過疎の道」29 こんな幸せな時代はなかった!

写真ブログをあちらこちらと訪問していて気づくことがあります。
ほとんどすべてのブログについて言えることは、
誰もが特定の被写体を特定の色、特定の撮り方で撮っていること。
どのブログも特化されている、いわばブログの主の色に。
リンクのボタンを間違って押して出現した画像を見たとたんに、
あっ、これは...さんのブログじゃない、...さんだ!
このような特化が作風にまで純化していったら、
もちろんその人は写真家。
これは難しい。
写真家でなくても特定の色になるのは、自分の気持ちで撮っているから。
そして、私がその典型例なのですが、
特定のカメラで、とても限られた撮り方で撮っているから。
でも、作風にまで純化するためには、これだけでは足りないようです。
一個の写真家としてどんな作品世界を創造するのか、
長年の写真体験、周到な準備、綿密な考察と深い思索、さらには写真の才能、
そして、これらに基づく、きちんとしたコンセプトが必要です。
その上で、自分の撮りたい写真をしっかりと構想でき、
そのために必要なカメラ機材等の諸条件も周到に選び抜く。
そして、同一構想の下に写真を撮り貯める。
遠大で地味な営みなのです。
経験があるかのように書いていますが、全部推測。
でも、そんなに外れてはいないはず。
カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛の生涯を思い出してみてください。
みんな求道の生涯でした。
ところが、私ときたら、すべてホロゴンに託して、
月に2回か3回、行きあたりばったり、ただやみくもに撮りまくる。
そして、ブログに載せまくる。
写真素人にこんな幸せな時代は今までなかった!

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by Hologon158 | 2009-07-09 17:19 | ホロゴンデイ | Comments(0)