わが友ホロゴン・わが夢タンバール

94.18 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」18 自分だけのアートの殿堂を

94.18 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」18 自分だけのアートの殿堂を_c0168172_18111033.jpg

私は大変に記憶力の悪い人間なので、
対抗策として、記憶に頼らず、なんでも自分で考えることにしました。
人の知恵を記憶しておく必要がないので、これは便利です。
そのために、人はどう考えるだろうかということを思いあぐねるのをやめにしました。
おかげで、おもいっきり独りよがりな人間になってしまいました。
日常でも、インターネット上でも、平気で自分の意見を言うので、
どんどん嫌われてしまいます。
でも、内面を隠して親しくなっても、早晩生地が出てしまい、
相性の悪い人とは結局うまくいかなくなる。
ですから、時間の無駄をしなくて済みます。
友達は少ないけれど、人に頼らないので、心は平安となりました。
絵や写真の評価も自分一人で決めることにしています。
こちらの方は簡単です。
心のスイッチが入らない限り、私とは無縁、ただそれだけ。
この世には古今東西の数知れないアートが氾濫しています。
私に言わせると、多すぎます。
自分だけのアートの殿堂をつくるべきですね。
誰がなんと言おうとも、これは僕はぴったり来ると心底言えるアーチスト、アートだけが、
私の殿堂に入ることができます。
もちろん写真の殿堂もあります。
カルティエ=ブレッソン、木村伊兵衛、ラルティーグ、ジャンルー・シーフ、アッジェなど、
私の殿堂入りできる写真家はほんの数人。
その他おうぜいの写真家の単写真にお好みのものはたくさんありますが、
なにも殿堂に収まっていただくまでもないでしょう。
そんなに無理に区別しなくてもいいじゃないの、あなたはそうお感じでしょうね。
そんな風にすると、湯水とともに赤子を流す結果になりかねないし、
心もかたくなになる。
その心配はごもっともですが、私が最初に書いたことをお忘れです。
心のスイッチが入らない限り、私とは無縁なのです。
逆に言いますと、次の瞬間、どのアートに心のスイッチがパチンと入るか、予測不能。
心はどんどん変わっていくのですから。
前にはスイッチが入っていたのに、ある日、スイッチが入らなくなったら、
たとえカルティエ=ブレッソンであっても、殿堂から出ていってもらいます。
私が殿堂の主なのですから。
by Hologon158 | 2009-07-23 18:14 | ホロゴンデイ | Comments(0)