わが友ホロゴン・わが夢タンバール

100.09 ホロゴンデイ30「2009年5月30日毘沙門天のお膝元信貴山に遊び」9 それが私の夢

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グルジアの素朴派の画家にニコ・ピロスマニという人がいます。
素朴派の絵が芸術として認知されたのは、
ピカソがアフリカン・アートに触発されて、
キュービズムの新しい潮流を開いた頃でしょうか?
ピロスマニが世を去ったのは1918年なのですから、
当時は、ナイーブアートなんて言葉さえなかったわけです。
画家として認められないまま、落ちぶれて、
村から村へ、居酒屋から居酒屋への流浪の旅。
でも、そのお陰で、食費、酒代代わりにせっせと描いた壁絵などが沢山残されました。
「単刀直入」を絵にしたような描き方。
誰かに絵を習ったというわけではなさそうです。
絵の伝統とはまったく無関係なのです。
すべての筆遣い、すべての配色、色の調合、なにもかも独創。
普通は、そんなものはただのど素人の下手絵になってしまいます。
でも、絵にしても音楽にしても、芸術的な才能というのは突然開花するようです。
天才は、伝統なんかぶっとばしてしまいます。
他の人がどう描こうとも、わたしはこう描きたい!
いや、こうしか描けない!
気迫に満ち、こちらに向かって真っ向から一撃を振り下ろしてくるのです。
画集も出ていますが、映画「ピロスマニ」で、彼の絵を堪能できます。
私は、質感と色彩がいきいきと表現されている映画の方を好みます。
絵とその周辺の村の情景、居酒屋のたたずまい、壁、みんな強烈な魅力に溢れています。
ホロゴンのロボグラフィにこれ以上ふさわしい場所はない、そう考えています。
行ってみたい!
仕事を辞めた後、グルジアを回る、
それが私の夢なのです。

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by Hologon158 | 2009-08-12 19:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)