わが友ホロゴン・わが夢タンバール

102.02ホロゴンデイ31「2005年11月12日大阪御堂筋の週末は暇で暇で」2 徹底的に人間主義

c0168172_2374364.jpg

まあ、この絵をごらんください。
「ベツレヘムの人口調査」という絵。
ローマ皇帝アウグストゥスの勅令によって、ヨセフはマリアとともに、ナザレを出て、
自分の氏族の属するベツレヘムに赴いたところで、イエスが生まれたのです。
この絵では、右下に、ロバにマリアを乗せたヨセフの姿が見えます。
どうやら人口調査に間に合ったようです。
ブリューゲルが描いた農村生活の景観は素晴らしいものでした。
歴史画的な色彩もある絵ですが、ああ、こんな農村がフランドルにはあったのだなと、
ブリューゲルの同時代の風俗画として読む方が楽しそうです。
ときどき考えます、
なんでこんなロボグラフィを撮るようになったのだろう?
まるで場末の屋台のラーメン屋の主人が、
「なんでおれは屋台なんか牽くようになったんだろ?」
これと似ています。
運が悪かった、巡り合わせが悪かった、仲間が悪かった!
いろいろ考えられますね。
私の場合は、このあたりから違ってきますね。
運が良かった、巡り合わせが良かった、仲間が良かった!
でき心ではなくて、できた心でこの道に入った、そう信じたいですね。
なぜか?
私は風景写真など撮りたくないからです。
美しい風景は心にこそとどめたい。
心にとどめられないような美景など、忘れてもよいのです。
そんな美景を写真に撮る必要もない。
心にとどめることのできる美景なおさら、写真は不要。
私は徹底的に人間主義なのです。
人間が感じられない風景は、私にとって、よほど心に響く景観をのぞけば、ほとんど無意味。
だから、私は景色を見る観光はしません。
逆に、人間が感じられたら、なんでもいいのです。
人間の営みの影が長年月にわたりそのものに覆いかぶさっている、
そんなものなら、なおさら大歓迎。
そんな風に考えますと、
私には、ブリューゲルのような生活風景を撮ることはできないのですから、
せめてロボグラフィで楽しむ、これが私の悦楽というわけです。

c0168172_2375843.jpg
c0168172_23848.jpg
c0168172_2381134.jpg

by Hologon158 | 2009-08-21 00:16 | ホロゴンデイ | Comments(0)