わが友ホロゴン・わが夢タンバール

102.16ホロゴンデイ31「2005年11月12日大阪御堂筋の週末は暇で暇で」16 整形、それがどうした?

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今日大阪に出たのは、長女が参加しているドラマのワークショップの公演があって。
そのことはまた別に書きますが、ちょっと面白いことに気づきました。
というか、面白くないことに。
公演は、8人の出演者がとっかえひっかえ出演して、寸劇をするのです。
その一つは、再婚の夫が二番目の妻と一緒にテレビを観るというシーン。
夫は、別れた前妻の家での毎年恒例のバーベキューパーティで子供に会いたい、
一緒に行こう、そう妻に言い出したいのですが、なかなか言い出せない。
そこで、テレビのチャンネル争いなどして、ぐずぐずしているという場面設定。
妻が、韓流ドラマを見ようと言い出します。
そして、こう言うのです、
「韓流ドラマのスターたちって、かっこいいわあ!
整形手術しているけどね」
2,3か月前に、撮影に出たときに、私が韓流ドラマの話を出した途端に、
友人の一人が言った言葉を思い出しました、
「韓国のスターって、みんな整形手術しているそうですね」
私が韓流ドラマの卓越性を述べているときに、いきなり、そういう発言をする、
これは、私には、だから、そんな韓国ドラマに関心がない、そういう風にしかとれないのです。
私の友人のほとんどがそうですが、どこに行っても、男性についてはこれがほぼ標準的な反応。
「やつらはたいてい...ですよ」「私は知ってます」
こんな言葉を出す人は、自分の狭い体験が民族全体にあてはまると根拠なく考える人で、
たいてい偏見にまみれています。
でも、一般にどうやら、それほどまでに反発が強いのです。
私の別の友人など、私が韓流ドラマのことを口に出した途端、すっと温度が零度に下がります。
で、私が思うのですが、それほどまでに、韓国、それに中国もですが、
隣国に対する偏見(あえて言います、これは偏見です)は蔓延しているのです。
私は、自分がそのような偏見から脱却して、何国人なのかという目で見ないで、
個々人として、その人を見る気持ちがしっかり身についていることを感謝するばかりです。
長年、中国、韓国、インド、タイ、ベトナム、台湾とアジア諸国の路地裏を歩いてきて、
沢山の庶民に出会い、いい人もよくない人もいろいろいて、その比率は日本人と変わらないこと、
優れた人、そうでない人、頭のいい人、悪い人、その比率も日本人と変わらないことを、
体験してきたせいですが、
両親も家族も、妻も妻の家族も、そんな偏見は絶対に口に出さない人たちだったこともあります。
おかげで、子どもたちもそんな人間に育ってくれました。
そんな自分自身を祝福したいものです。
私にも沢山の偏見があるはず、自分では気づかないのが偏見なのですから。
でも、気づいたら、素直に即座に直す、そんな姿勢で生きてきました。
ところで、整形手術のことですが、
私は枝葉末節にこだわらない人間なので、まったく気にならない。
どうせ、日本を含めて世界中のスター、ファッションモデルの多くが整形手術をしているのです。
それに、どこの国の映画でも、ちゃんと役柄に合わせて、見事にメーキャップします。
整形とメーキャップ、どちらもオリジナルから変形する程度においては変わらない。
本質的に重要なことは、ドラマ、映画が人間的真実を表現できるかどうか? 
あとはどうでもよいことです。
その点で、韓流ドラマは、たしかにステロタイプの筋書きもありますが、
ときに、見事に人間を描ききってくれます。
俳優たちの演技と気魄は、子供から老人に至るまで、尋常並大抵ではありません。
日本の俳優たちは足下にも寄れないのです。
どうしてそれが分かるか?
簡単です。
一度、偏見を忘れて、ご覧になったら、ただちに分かります。
韓流ドラマの演技者たちのちょっとした表情の変化から、
登場人物が今なにを考えているかが分かります。
俳優であることを捨てて、その役柄の人間になりきっているのです。
ところが、日本のドラマの演技者たちの表情から、あ、演技してるな、
心の中では、次にどう演技しようか、考えているな、そう分かってしまう。
韓流ドラマの俳優は腹の底から演技し、語ります。
日本のドラマの俳優は、口先だけで、しかもそのセリフ回しが取って付けたように下手。
これが、小学校3,4年の頃から映画を見続けてきた人間の鑑定なのです。
整形なんて、どうでもよろしい。
人間を見るにしても、もの、場所を見るにしても、写真を撮るにしても、何をするにしても、
私は、がっと本質だけをつかむ、そんなやり方をしたいのです。
by Hologon158 | 2009-08-23 22:00 | ホロゴンデイ | Comments(0)