わが友ホロゴン・わが夢タンバール

110.38 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」38 やったろやないか!

日曜日、陳小林先生の発表会で、
私が「陽関三畳」の伴奏を満足にできなかった原因が分かりました。
月曜日朝、お休みでしたので、朝食後、さっそく揚琴に向かったのです。
ウォーミングアップなしで、いきなり「陽関三畳」を弾いてみました。
なんだ、これは!?
ちゃんと弾けるじゃないか?
トレモロも自然に粒立ちよく弾ける!
手首が滑らかに、やわらかく動いている!
私は、発表会でも緊張はしたものの、あがりはしませんでした。
のどがからからになるとか、身体が小刻みに震えるなんてこともありません。
最初の前奏はかなり難しいのです。
揚琴だけで、ピアニッシモでハーモニックスをつかって、さびしく主旋律を弾く。
でも、ちゃんとできました。
途中、ピアニッシモでトレモロをするあたりから、なんだか左手がぎこちなくなったのです。
月曜日朝の結果で、わかりました。
やっぱり緊張があって、身体を硬くしてしまっていたのです(当たり前のことですが)。
我が家では完全にリラックスできるので、手首も滑らかな状態。
つまり、ほんの少しでも手首、腕に緊張が残っていると、弾けないのです。
課題は、こうです、
「どうすれば、人前で、身体を完全にリラックスさせることができるか?」
コントロールの問題です。
要するに、精神集中の力!
以前に書いたことですが、アメリカのヴォーグのファッションカメラマンが、
チェ・ジウを撮った際、あまりにも表情が豊かなのに驚いて、試しに頼んだのです、
「悲しい表情をお願いします」
そう言ったまさにその瞬間、眼からきらきらと涙がこぼれ落ちたそうです。
人が沢山回りで見ているのに、悲しさに一気に精神集中できる!
強烈なるプロフェッショナル魂!
その精神集中の高さは禅僧にも劣らないのでは?
これです!
アマチュアにせよ、ただの趣味の遊びにせよ、
いやしくもプロの二胡演奏家の伴奏をしようというのです。
演奏会ともなれば、完全に心身をリラックスさせ、演奏に集中しなければならない。
私の目下の課題がそれ。
私は、課題というのが大好きなのです。
なにかをするとき、いつも、それを課題と捉え、
この課題を克服できなけりゃ、生きてる甲斐がないぞ、
そう心に言い聞かせます。
そうやって生きてきました。
大阪弁でこんなときに使うセリフがあります、「やったろやないか!」
これですね。
陳小林先生から、提案がありました。
11月22日、奈良で、他の二人のクラシックの演奏家とジョイントで演奏会をする、
20分の持ち時間で数曲弾くんだけど、「陽関三畳」弾いてみない?
もちろん、断りました。
1か月半で、この課題を解決する、解決できる、できなきゃ、生きてる価値がないぞ、
そう思います。でも、万一できなけば、陳小林先生に迷惑をかけます。
人前で弾くのは、もう少し覚悟ができてからにさせていただきます。

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by Hologon158 | 2009-10-06 18:11 | ホロゴンデイ | Comments(0)