わが友ホロゴン・わが夢タンバール

115.20 ホロゴンデイ35「2009年9月24日神戸の古公会堂で新レンズが燃えた」20 私の錬金術

今日はどじを踏みました。
付虹先生のレッスン日ということで、いつもどおりマンション玄関口に。
ルームNo.を押しましたが、いつまで待っても応答なし。
さてはと、チェックしてみると、29日ではないか!
まだ中国に帰国したままなのです。
朝、妻から「いそいそして、ほんと嬉しそうね」という冷やかしに耐えて出てきたのに。
でも、ちゃんと用があります。
いきつけのラボに、葛城古道の11本を出し、大阪十三の15本を受け取る。
職場の電気ポットが故障したので、これを手に入れて、送ってもらう。
モノクローム3種(イルフォード、コダック、フジ)すべてASA100前後を1本ずつ購入。
この3種にコダック業務用100カラーフィルム、これをモノクローム仕様で試写してみます。
色の感応性が違うので、カラーネガでは本当の意味のモノクロにはならないかもしれません。
でも、そのスキャンファイルをグレースケールに変換すると、見た目はモノクロなのです。
3分の1のコスト、そのうえモノクロ、カラー両用できるのですから、魅力的です。
ひさびさにタンバールの出番が来て、また一つ冒険ができそうです。
さらに、この4年ばかり、毎月2回頂いているビビンバの昼食も私の喜びの一つ。
絶対に飽きない、それ位にうまい!
そして、マツモトカメラに久しぶりに顔を出します。
お仕事に、プライベートにと、さまざまに苦しい日々をお送りのあなたにもうしわけないですね。
私は、どんなことでも、全部楽しみに変換できる錬金術を手に入れてしまったのですから。
錬金術の源は、一つは、職業的にきわめて自由な境遇にあることもありますが、
第一には、私の気持ちの持ちようが変わってしまったおかげと考えます。
幾度も書いていますが、
私は、今日一日で生涯が突然サドンデスするものと想定して、今日一日は精一杯生きるぞ!
そう決意しています。
どこに居ても、私は、私の宇宙のセンターに位置しているのです。
なにをしても、ほかならぬ私がそれをするのです。
ローマ共和政時代の名将カミルルスのことを思い出しました。
私は、大変に記憶力が悪いのですが、好きなことだけは覚えています。
そんな記憶は、私のキャリアーにはぜんぜん役立ちませんが、
私の人生にはとても有用だったのです。
カミルルスは、偉大な将軍でしたが、また、大変な美食家でした。
毎夜毎夜、友人たちを招いては、豪勢な料理を楽しんだのです。
でも、誰も来ない日というものがあるものです。
料理人がやってきて、将軍に尋ねました、
「今日はお客さんがないので、どういたしましょうか?」
すると、将軍は昂然とこたえたものでした、
「カミルルスがカミルルスの家で食事をするのだよ。
いつもどおりにつくりなさい!」
私は、こんな風に自分を大切にして、
周囲の環境、状況に流されたり、影響を受けたりしない人物、
大好きですね。
なにをしても、私がするのです。
私にとって、なにごとも全部大切なのです。
突然、また別のことも気がつきました。
20世紀最大の哲学者の一人であるアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの言葉、
人生のすべてのこと、起きてすることも寝ている間も、
なにもかもすべてを、あなたの生き甲斐にしなさい。
この言葉の意味は、これだったのです。
喜びも悲しみも、怒りも感謝も、成功も失敗も、歩いていても寝ていても、
やることなすこと、起きること、
そのすべてが私の大切な宝物なのです。
そのすべてから、私は大事なものをもらい、
未来につなげ、未来の礎石とするのです。
どんなことも全て、無駄ではない。
無駄にしてしまうのは、その人自身。
これが私の錬金術です。
つまるところ、
私は、絶対的な観念論者なのです。
私が生きているから、世界は存在する。
世界に意味を与えるのは、私なのだ。

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by Hologon158 | 2009-10-22 17:53 | ホロゴンデイ | Comments(0)