わが友ホロゴン・わが夢タンバール

119.36 ホロゴンデイ36「2009年10月10日浪華の人生は十三の下町で華開き」36 なぜ観光しない?

119.36 ホロゴンデイ36「2009年10月10日浪華の人生は十三の下町で華開き」36 なぜ観光しない?_c0168172_0135731.jpg
119.36 ホロゴンデイ36「2009年10月10日浪華の人生は十三の下町で華開き」36 なぜ観光しない?_c0168172_014598.jpg


なぜ観光せずに、ロボグラフィなのか?
新潟でもそうでした。
那覇でもそうです。
観光など、まったくしない。
ひたすら細い路地ばかりを選んで、ロボグラフィ。
三日間歩きに歩きました。
幾度か、那覇の人と話して、言いました、
「奈良から来ました、
観光はせずに、こんな風に路地裏ばかり歩いています」
そんな私の行動を理解した風に見えた方は一人もいません。
当たり前です。
私の撮っている写真になんらかの価値を認める人はほとんどいないからです。
端から見ると、完全な時間とお金の無駄。
それなのに、飛行機に乗って、沖縄くんだりまで遠く足を伸ばして、
やっぱり路地裏で写真を撮る、
むしろ理解しろという方がムリというものです。
ところが、当の本人は、もう悦楽の境地で桃源郷を歩む思い。
このギャップが、私という人間なのです。
でも、なぜロボグラフィなのか?
それは、ロボグラフィが「発見」だからであり、
「現実の再構築」だからです。
路傍に隠れているものを見つける、
だから、発見。
路傍の一部を切り取って、写真にすることによって、
現実の中には誰も認めなかったような、新しい何かを写真に中に登場させる、
だから、再構築。
あくまでも幻影です。
でも、私にとっては、リアリティよりも強力な魅力を持つ、想像世界。
ロボグラフィって、結局、フィクションなのかも知れません。
by Hologon158 | 2009-11-29 00:37 | ホロゴンデイ | Comments(0)