わが友ホロゴン・わが夢タンバール

129.09 ホロゴンデイ38「2009年11月28日③那覇三日目別れはやはり路地に」9 しゃっくりするように

ブログに写真をどっさり掲載していて、思うのですが、
この掲載の仕方、私の撮影の仕方にそっくりですね。
無差別に、いいと思ったら、全部そっくりまとめてアップする。
撮り方といい、写真の掲載といい、このあまりの乱暴さ!
私は、自分が写真を志す人たちとはるかに隔たった辺境にきてしまったと感じないわけにはいきません。
昔は、私も、傑作を撮ろうと、一発必中の必死の撮影をしていたのですが、
ホロゴンが来てから、私の撮り方は、完全に変わってしまいました。
余裕と言えば、余裕、
堕落と言えば、堕落でしょうか?
立木義浩が、現代のファッション写真の撮り方を昔と対比して、
今はフィルム何キロメートル使ったかで勝負が決まると言っていました。
モータードライブで、バリバリっと連続写真を撮るのです。
秋山庄太郎が、女優さんたちと対座しておしゃべりしながら、
六×七でじっくりと撮っていた時代から、あまりにも隔たってしまった感じがします。
でも、念のためもうしあげますが、
私の撮り方は、そんな現代の職業写真家の撮り方とは完全に異質です。
私の場合は、むしろ、写真の撮り方ではなくなったのです。
Yoshiさんはよくお書きになっています、
「呼吸するように撮りたい」
私のは、そんな風にナチュラル、自然体ではありません。
路傍でとびきり素敵なやつに出会った、その喜びで目をパチパチさせる、
そんな感じで、写真的構図など無関係に、真っ正面から一枚パチっと撮っておくのです。
気が向いたら、もう一、二枚、パチパチっと撮っておく。
「いいぞ、いいぞ」と二回重ねてつぶやくようなものです。
おつきあいをもう少し続けたいという暗黙の意思表示なのです。
つまり、「しゃっくりするように撮りたい」
コメント欄を開いていた当時、
私の写真を写真的に評価したり、写真として心を動かされたりといった性質のコメントは、
ほとんど頂いたことがなかったのですから、
ブログにおいでになる皆さんもそんな程度の写真であるとおわかりになるようです。
この撮り方から写真作家としての撮り方には決して進化しません。
それでよいのです。
絵日記ブログほど、楽しく、生き甲斐を与えてくれる遊びはあまりないのでは?
もしあなたがまだブログをしていないとすれば、ぜひ、お試しください。
誰かがみると思うから、気が重くなるのです。
誰も来なくてもよい、自分のために作りたい、
そんな気持ちになれたら、ぜひお試しあれ!
けっして後悔しませんよ。

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by Hologon158 | 2010-01-15 19:34 | ホロゴンデイ | Comments(0)