わが友ホロゴン・わが夢タンバール

136.18 ホロゴンデイ40「2006年5月3日、天理の山辺の道を一人で歩いていた」18 山辺の道に

奈良県、大和の国にはいくつも古道が残されています。
山辺の道はその代表的な存在です。
飛鳥時代、大阪湾から大和川を遡って、山辺の道の南端椿市まで船が上れたそうです。
その椿市は三輪山の近く。
このあたりから奈良の春日山あたりまで、丘の斜面をくねくねと続いていた道、
それが山辺の道です。
20年前、憧れの奈良に引っ越して以来、何度この道を歩いたことでしょうか?
この20年は、奈良の田園が文明に侵蝕される歴史でした。
山辺の道も、沿道に新しい家が建ち並びはじめ、
あと十年もすれば、とくに南半分は住宅地の中を走ることになりそうです。
さりとて、私がそんな山辺の道を写真で保存したいというわけでもありません。
文化、歴史というものはそんな風に変遷していくもので、これは仕方がない。
文化保存には、それにふさわしい人たちががんばっていることでしょう。
私がひたすら、プライベートに、ロボグラフィを尋ね歩くだけ。
北山辺の道を歩いたのは、1回だけ。
延々と歩くだけで、退屈でした。
ですから、いつも、天理の石上神宮から南下するか、
それとも椿市から北上するか、どちらかにしています。
それでも10キロ以上あります。
写真を撮る人間にとっては、おそらく15キロ、時間も倍かかります。
ですから、概ね半分で切り上げます。
石上神宮は、大和王権の武器庫だったとも言われる古い神社。
私にとっては、ロボグラフィの宝庫。
さっそく見つけました。

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by Hologon158 | 2010-02-13 12:20 | ホロゴンデイ | Comments(0)