わが友ホロゴン・わが夢タンバール

138.06 ホロゴンデイ41「2009年8月15日平野の下町人生また楽し」6 出来の悪い子供ほど

奥さんが高校時代からの親友に会ったのですが、
そのとき、その親友が妻に尋ねたそうです、
      「ご主人、まだ写真をやってはるの?」
奥さんがなんと答えたか?
      「うん、まだやってる。
       でも、ぜんぜん巧くならない」
まことに、夫を知るに妻に勝る者はいませんね。
でも、奥さん、実は私が写真の技を磨く方向を完全に捨てたことを知らない。
そして、写真は巧くなくても楽しめることも知らないのです。
これは、とても奥深い、ではなくて、奥浅い境地なので、
かえって人に理解されにくいようです。
当たり前です。
もともと美しくもなんともないものを無差別に撮りつづけるのですから。
カメラは、もともと、こんなものを撮るためにはできていない、
美しいものに出会って、その感動を記録するためにできたのですから。
たいていの方は、美しいものを見たいから、写真を見るのですから。
どこかで、私の道が逸れたのです。
そして、逸れたことを後悔していない。
まあ、おそらく、このブログにお出での方も同じようにお感じでしょう。
ノーファインダーで撮るのですから、
巧い写真も優れた写真も撮れるわけがない。
それでも、私はこの方向を捨てません。
なぜなら、人から評価されないから、生みの親位はかわいがってあげなければ、
そういう気持ちに素直になれるからです。
よく言うじゃありませんか、

      出来の悪い子供ほど、親には可愛い!

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by Hologon158 | 2010-02-19 22:03 | ホロゴンデイ | Comments(0)