わが友ホロゴン・わが夢タンバール

145.44 ホロゴンデイ44「2010年2月7日清水あたりで京の雅を体験し」44 前陣速攻で生きてきた

ある人が言いました、

    仕事をする人間には2種類ある、
    小さな仕事をばりばりと片付けるタイプ、
    大きな仕事を長い時間をかけて粘り強くしあげるタイプ。
    そのどちらも兼ねている人はほとんどいない。

いわば、短期決戦型と長期対戦型でしょうか?
私のブログをごらんになり、文章を少しでもお読みになったら、
お分かりでしょう、
    私ははっきりと、短期決戦型です。
卓球で言いますと、今でもするかどうか知りませんが、
前陣速攻型で、打ち込まれた球を卓球台から弾んだその瞬間に打ち返す。
一生この調子でやってきたのですが、
この時には欠点となる性格が、
ホロゴン写真に役立つとは思ってもいませんでした。
ホロゴンは超接近戦を要求します。
私に言わせると、撮りたいもの、人に1メートル以内に近寄れない人は、
超広角レンズは避けた方がよいですね。
ホロゴンの被写界深度の最短はおそらく60㎝。
それなのに、その最短よりも中に入ったときが最高なのです。
それほどに広すぎる。
たとえば、№41の1枚目の交差点の男とホロゴンとの距離はせいぜい30㎝です。
すれ違いざま、素知らぬ顔で、腰だめで撮っているので、
撮られたとは、彼も知るよしもないというわけです。
でも、ホロゴンはちゃんと男の頭の天辺まで入れてくれます。
そこで、こんな風に言えそうですね、
あなたが、ご自分の写真について悩んでおられるとすれば、
こう考えたらいかがでしょう?
ご自分の仕事の姿勢をそのまま活かせる写真を撮りましょう。
あなたがストリートフォトをお好きでしたら、
短期決戦型でないのなら、スナップは避けましょう。
ご自分の気持ちに沿うストリートの諸相をじっくりと撮りましょう。
長焦点の大型レンズを一眼レフにくっつけて、場所を決めて待ち受け、
素敵な人物が来たら、遠くからスナップしよう、なんて考えないでおきましょう。
そんな風に撮っても、腰がひけて、ろくな写真になりません。
yoshiさんのように、危険をものともせず、雑踏に飛び込んで、
ばったばったと切り倒す、それ位剛胆でないと、
スナップなんかしない方がよいのです。
もちろんスナップ写真家が遠く離して撮ることだってあります。
カルティエ=ブレッソンにもそんな写真が幾枚もあります。
でも、そんな写真は、超接近スナップの間に置かれるから、
互いに活かしあえるので、単作品としては覚束ないものが多いようです。
結局は、ご自分の心そのままに撮れる写真を撮りたいものですね。

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by Hologon158 | 2010-04-08 11:42 | ホロゴンデイ | Comments(0)