わが友ホロゴン・わが夢タンバール

156.24 ホロゴンデイ48「2006年10月8日心斎橋には絢爛濃密な秋があった」24 神のネクタール

ク・ヘソンのファーストCD「息」、
韓国から到着以来、何度聴いたことでしょうか?
    疲れたとき、心を静めたいとき、元気をもらいたいとき、
    気分がよいとき、元気一杯のとき、
    もうどんな気分でも、ク・ヘソンのピアノに耳を傾けるだけで、
    心と体のすみずみをそよ風がそよそよと過ぎてゆくような気持ちになれるのです。
おそらくピアニスト、作曲家としての本格的な教育、修練を経た人ではないはず。
でも、ピアノテクニックで聴かせる音楽ではありません。

    一曲ごとにまったく異なる曲想でありながら、
    全曲を通して、紛れもないク・ヘソンその人の心を感じさせるのですから、
    えらいものです。

    ほとんど最初から最後までピアニッシモからピアノで進行する、
    そのピアノのタッチの繊細で、やすらぎとあたたかみに満ちたひそやかさが、
    ク・ヘソンその人の静かでひかえめな微笑みを思い出させるのです。

私のように、騒々しい人間性と騒々しい生活を休みなく繰り広げている人間にこそ、
このような心のオアシスが必要だったのです。
でも、聴けば聴くほど、ますます不思議な気持ちになります。
    あれほど多忙な女優生活を送っていながら、
    絵を描き、小説を著し、作曲し、そして完璧な演奏にしあげる!
小説もそのうち翻訳で読めると期待しているのですが、
絵と音楽のパフォーマンスの高さにふさわしい言葉の芸術だろうと、
私は確信しています。

この世には、ミューズの女神の申し子のような人がいるのです。
そんな人たちこそ、私にとって、神のネクタール。

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by Hologon158 | 2010-05-20 11:12 | ホロゴンデイ | Comments(0)