わが友ホロゴン・わが夢タンバール

156.27 ホロゴンデイ48「2006年10月8日心斎橋には絢爛濃密な秋があった」27 変身から変革へ!

変身したい!
あなたは、そんなことを考えたことがありますか?
私は、ありません。
私は、自分は自分であって、これを変えようとすれば、
人生全部取り替えないと駄目と思うからです。

一番手近な変身の道は、舞台劇かも知れません。
登場する俳優一人一人が、ドラマの登場人物に成りきることで、
はじめてドラマが成り立ちます。
この「成りきる」って、一体、どんなことなのでしょう?
昔の大女優の一人が、戦後まもなく映画を撮るときに、
悲しい場面で涙を流すとき、心の中で思い浮かべたのは、
大好きなふかしたサツマイモを人にとられたときのことだったと書いていました。
こんな内幕話は読みたくないですね。
夢が壊れます。

韓流ドラマの俳優たちは、本気になって、役柄になりきろうとするようです。
まるで本物なので、見ごたえがあります。
ク・ヘソンさんは、あるインタビューで、
「花より男子」で、セレブの美男子4人組「F4」にいじめられても果敢に対抗する、
しがない借金まみれのクリーニング屋の娘を演じたことについて、
こう語っていました、

    私はもともと温和しく引っ込み思案の人間だったのですが、
    クム・ジャンディを演じることで、
    以前よりもずっとよく笑うようになり、積極的になりました。

これはもともと持っていたものが、それを遮るものがなくなって、
露わになってきただけかも知れません。
人間って、そんな風に奥行きが深く広いものですが、
その奥行きを露わにするためには、結局、
人間そのものが深く広くならなければならないのかもしれません。

イギリスのシェークスピア俳優たち、たとえば、
ローレンス・オリビエ、ジョン・ギールグッド、マギー・スミス、ジュディ・デンチ、
このような人たちの、さまざまな映画でも変身ぶりを見ていますと、
彼らもまた、心を尽くし、意を尽くして、役柄になりきっていることがわかります。

私たち観客は、こんな風に役柄になりきった俳優たちに心を奪われ、
役柄と本人との区別がともするとつかなくなるのですが、
でも、ク・ヘソンさんの言葉で考えるのです、

    それでもいいんじゃないか?
    そんな風にして真剣に演じるとき、その役柄はその人自身なんじゃないか?

変身しようという願望、
ときには、自己変革を起こすかもしれない。

あなた、変身してみませんか?


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by Hologon158 | 2010-05-20 14:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)