わが友ホロゴン・わが夢タンバール

160.08 ホロゴンデイ50 「2010年2月9日晴れの天王寺で僕はごきげん」8 最後に白で締める

論語にこんな問答があります。

    子夏問うて曰く、
        巧笑倩(こうしょうせん)たり、
        美目盻(ハン)たり、
        素(そ)以て絢(あや)と為す。
        何の謂い(いい)ぞや。
    子曰く、
        絵の事は素き(しろき)を後(のち)にす。
    曰く、
        礼は後なるか。
    子曰く、
        予(われ)を起こす者は商なり。
        始めて与(とも)に詩を言うべきのみ。

    とっても笑顔の可愛い女の子、
    目元も美しいけど、その仕上げは白粉(オシロイ)、
    というのはどういうことでしょうか?
そう弟子に質問されて、孔子、答えました。
    絵でも、まず色を塗って、最後に白で締めるようなものさ。
そこで、利発な弟子、ピンと来て、
    「人間の場合、それが礼なのでしょうね」
孔子先生、よく分かっているじゃないかと喜んだというお話。

写真だって、そうですね。
    モノクローム写真など、まずは黒が締まっていなければいけませんが、
    その黒を引き立てる上でも、白もキラリと輝かせたいものです。

というわけで、私も天王寺の写真270枚から探してみました。
    大したことはありませんが。

 
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by Hologon158 | 2010-06-05 16:21 | ホロゴンデイ | Comments(0)