わが友ホロゴン・わが夢タンバール

160.40 ホロゴンデイ50 「2010年2月9日晴れの天王寺で僕はごきげん」40 抜き身の剣をふりかざして

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「アリランの歌」という本があります。
    ニム・ウェールズとキム・サン著、松平いを子訳の岩波文庫版。
今日、奈良から大阪に向かう電車内で読み始めました。
    こなれた翻訳のせいもあるのかもしれませんが、
    途中でやめられないほどの、胸躍るほどの面白さ。
朝鮮独立運動の指導者の真摯で重い半生記を面白いというのはちょっと不見識かも。
    金山(キム・サン)の語りをニム・ウェールズが文書化したという形ですが、
    まさに横溢した気がこちらにどっと押し寄せ、包んで、元気をくれる、
    そんなエネルギー感に満ちていて、不思議なほどに魅力的なのです。
まだ430ページの4分の1しか読んでいないので、
本書の印象をまとめる時期ではありません。

ここで書きたいのは、ニム・ウェールズの朝鮮人の風貌感。
    明治初期に訪問したイギリスのイザベラ・バード、
    韓流ドラマで日々おつきあいしている私と、まったく同一の意見を、
    第二次世界大戦直前のニム・ウェールズが抱いていた!

        「極東では、朝鮮人が、とびぬけてすぐれた風姿を有している。
        丈高く強くたくましく、均整のとれた体つきで、優秀な競技者となる」

先日書きましたが、大阪鶴橋の韓国料理店で見た韓国人女性二人を、
今も忘れることができません。
    ただテーブルに座っているだけなのに、
    まるで抜き身の剣をふりかざしているかのように、
    気合いとエネルギーに満ちたたたずまいがあり、
    眼光の鋭さもまさに剣士そのままでした。
ハン・イェスルという超美人のスターが居ます。
彼女の雰囲気そのままでした。

よくインターネットで、
韓国スターは整形手術をしているとしつこいほどコメントをする人たちがいます。
この人たちは、韓国の子役たちの容貌をことさら無視しているのです。
    幼児のときから、日本人、中国人にはない彫りの深さがとても印象的です。
    韓国人の瞳も、ときに、整形では得られない独特の深さと輝きを放っています。
かなり平坦な風貌の中国人と日本人の棲息地のちょうど中間の朝鮮半島に、
なぜかくも眉目秀麗な民族がいるのか、不思議です。
とてもおかしいのは、その反面、
    中国人、日本人に劣らずぐっと平坦な顔の人がどっさりいること。
    遺伝子の配合の妙味なのでしょうか?

私の妻は、若い頃(おっと、今でも若いのですが)、
世界青年実業家会議のような会議で、コンパニオンをしたことがあります。
40前後の韓国人実業家の世話をしたのです。
    帰宅するたびに、うなされたように、その人物の魅力を語り続けました。
    人格も品位も言葉も振る舞いも、そして(書きたくないけど)容姿容貌も、
    すべてが一級品のすぐれた人物だったのです。

書きたくないけど、私も含めて、日本人には長身眉目秀麗はかなり少ないですね。
一生懸命、整形だ整形だとかき立てている御仁、おそらく容貌コンプレックスでしょうね。
そう考えると、コメントを見るたびに、ちょっと吹き出してしまいます。

    ほんとは、自分も手術したいんじゃない?
by Hologon158 | 2010-06-14 17:36 | ホロゴンデイ | Comments(0)