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162.48 ホロゴントラベル2「2005年9月青森は弘前の町の風情にしびれたね」48 パク・ヨンハ逝く

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サッカー負けたようですね。
    この冷たい、他人ごとのような言い方。
        (これで、アクセス数がまたぐっと減るだろうな?)
    私はテレビをまったく見ないうえ、
    国民的行事のほとんどにまったく関心がありませんのでね。
今回書きたかったことは、インターネットニュースで見つけた記事。
    韓流スターのパク・ヨンハさんの自殺。

「冬のソナタ」のサンヒョク役で一躍スターになった人。
日本でも人気があって、歌手活動をしていたようです。
記事によると、引き取った父親の介護に疲れ、不眠に悩まされていたとのこと。
そのことと自殺との因果関係は不明ですが、
別のニュースでは、人気女優のユン・ウネと新しいドラマを撮ることになっていたようで、
別にスターの地位を脅かされていたわけではなさそうです。
    「冬のソナタ」では、ヒロインのユジンを恋い慕う幼なじみを演じました。
    ついにほとんど一度もユジンに愛してもらえず、
    そのことに思い悩み、あれこれと無理な画策をしては、
    なおさらユジンの心を自分から遠ざけてしまう、
    ちょっとかわいそうな男性でした。
    うじうじとした感じをそこはかとなく引きずるような感じでした。
もちろん役作りもあるのでしょうけど、
    他のいくつかのドラマで演じたさまざまな男性主人公に共通して、
    人がよいけれど、どこかきりっと吹っ切ることができない、性格の弱さが漂います。
    からからと笑っても、目が笑わず、憂いが残る、そんな感じ。
    今回の出来事から推して、
    彼の演技には自身の性格がある程度反映していたのかもしれません。
でも、月並みな言い方をすれば、「死んで花実が咲くものか」

念のため書いておきますが、
    私は、自殺は必ずしも弱さを暗示するものではないと考えています。
    自殺は、人生の難局に対するある種の究極の解決法、人生の選択であり、
    踏み切るためには、大変な決断力を要することだってあると考えられるからです。
    もちろん、このあたり、推測です。
    私は、一度もそんな選択に直面したことがありません。
でも、そのような選択を必要とする状況はいくらでもありそうです。
    生まれることについて、人間は自由をもたないとしても、
    いつどんな風に死ぬかについては、自由であってもよい、
そう考えます。
    人生からの逃走であれ、究極の生きる道への決断であれ、
    人は、人に迷惑をかけない限り、自分の人生を自分で選ぶ権利があると考えます。
    つまり、その選択は、自身と自身の人間的環境に対する最善の選択であるべきです。

パク・ヨンハさんが自殺を敢行したのはなぜか、
おそらく永遠の謎に終わるでしょう。
    でも、それが彼の最善の選択であったことを祈りたいものです。
しかし、韓国のスターたちが死を選んだニュースが時折入ってくるのはやりきれないですね。
ふっと気づいたのですが、近頃、日本では、有名人の自殺が少ない感じですね。
三島由紀夫やその師匠の川端康成の自殺は、
創造力の枯渇が人生の破局につながることを思わせ、衝撃的でした。
人生の究極の選択であることは留保しつつも、
あまり目にしたくないニュースですね。
by Hologon158 | 2010-06-30 18:35 | ホロゴントラベル | Comments(0)