わが友ホロゴン・わが夢タンバール

162.70 ホロゴントラベル2「2005年9月青森は弘前の町の風情にしびれたね」70 誘拐犯ではないか?


温湯温泉で、昆虫採集をする少年に出会いました。
    独りぼっちです。
    この温泉町に同級生が幾人いるのでしょうか?
    高齢化と過疎化とがダブって、この町を寂しくさせているようです。
でも、この少年は、昆虫採集ができる!
    これだけでも大変なことです。
    コンクリートジャングルに閉じこめられた都会の子どもとは段違いの好条件。
    故郷の山と川、そして自然と親しむことができた人間は、
    自然を知っている。
都会に行けば、自然を知っている都会人になれます。
でも、子どもの頃自然に親しめなかった都会っ子は不利です。
自然を知らない都会人にしかなれない。

でも、こののどかな温泉町にも都会は忍び込んでいました。
    二人で話していると、近くの家からお母さんらしい女性がすっ飛んできました。
    誘拐犯かなにかではないかと、そう疑ったらしい表情。
なんと、この人品骨柄いやしからぬ私が!?
    さりげなく挨拶を交わし、少し話しますと、疑いは解けたようでした。
それとも、解けなかった?


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by Hologon158 | 2010-07-05 14:47 | ホロゴントラベル | Comments(0)