162.105 ホロゴントラベル2「2005年9月青森は弘前の町の風情にしびれたね」105 お先真っ暗!
民主党は崖っぷちに追い詰められたと前回書きました。
その理由を説明しておきます。
① 参院の過半数を握ることは不可能です。
民主党は、野党を政権に取り込むことができなず、さりとて、
大半の政策について、参院で野党の一部の協力を得ることもできないでしょう。
呉越同舟となりかねないうえ、野党は、すでに民主党が死に体であると知っています。
こんな死に体の政権党を延命させることは誰もいたしません。
② さりとて、民主党は衆議院の3分の2を押さえていませんので、再議決もできない。
ということは、野党がうんと言う法案しか、国会を通過しないということです。
つまり、国民新党念願の郵政改革法案は絶望的。
ということは、国民新党との同盟も風前の灯火なのです。
③ 菅首相は9月で退陣を余儀なくされるでしょう。
民主党の大半は、他にも沢山の敗因があることには目を閉じて、
参院選の敗北の主因は菅首相の消費税への転回にあったと、考えたいのですから。
④ では、小沢はと考えますと、彼もアウト。
7月中に検察審査会の結論が出ます。
起訴相当の結論が出る公算が高いのですが、もしそうなれば、
小沢が民主党総裁になれるチャンスは永遠に失われます。
⑤ 不起訴相当という結論になったからと言って、事態は一向に改善されません。
小沢が現在目論んでいるように、多数派工作で、
自分の息のかかった傀儡政権をたてたとしても、
国民の80%は小沢を許すつもりはまったくありません。
そのうえ、自民党に勝るともおとらぬスピードで首相がころころ替わるのですから、
民主党の統治能力に対する信頼も地におちてしまうことでしょう。
新政権は、①②の事態がある限り、生まれる前から見通しゼロ。
⑥ この事態を回避するため、かつ禊ぎを受けていない新政権を認知させるために、
遅かれ速かれ衆議院を解散して国民に信を問う必要があります。
でも、そうすると、308議席のどれだけが残るでしょうか?
衆議院480議席を参院選の結果で試算してみますと、211議席しかとれず、
自民党を中心とする野党連合に政権を奪われてしまいます。
以上の次第で、民主党にはもう後がない。
それというのも、
民主党の3首脳が揃いも揃って、無能をさらけ出してしまったから。
でも、このことは、実はもっとおそろしい事態を示しています。
自民党をはじめとする野党にも、まったく政権担当能力がない。
それなのに、沖縄基地問題をはじめとして、難問は目白押し。
それが全部先送り先送りとなり、国政はめちゃめちゃ、
国際信用はもっとめちゃめちゃ。
つまり、日本の国自体が、お先真っ暗なのです!
こうなった責任は、まずは、民主党にある!
首脳3人揃って、日本をひっかきまわしたのですから。
by Hologon158
| 2010-07-13 17:54
| ホロゴントラベル
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