174.08 ホロゴントラベル5「2010年8月ブロガーに曳かれて新潟参り」8 過剰反応だって?
出所は忘れましたが、アメリカの新聞だったと思います、
日本人のスキャンダルに対する過剰な反応が、
日本の政治を邪魔しているという論調でした。
つまり、どこの国でも、スキャンダルがあっても、失脚もせずに、
ちゃんと仕事をしているというのに、
日本は、枝葉末節のことにかまけて、人材に仕事をさせないから、
こんな風に政治がダメになったのだ、そんな主張。
これこそ、余計なお世話だ、と言いたいですね。
国情、文化を十分理解することなしに、米欧と日本とを同じまな板にのせる、
これは暴論、お節介というものです。
政治家と一般市民とは、まったく別次元に生きているのでしょうか?
一般市民に許されないことでも、政治家なら国政に携わる身なので、
多少の不法不正は目をつぶってあげなければならないのでしょうか?
日本の政治が急速に失速しつつあるのは、
国民がスキャンダルを過度に追究しすぎるからではありません。
その逆です。
政治家が世襲化して、無能な二代目、三代目、それにタレントが政治家になって、
政治家としての能力を持つ人間が国政に携わる道を極端に狭めてしまい、
廉直公正な政治を忘れて、私利私欲のためにしたい放題するようになった、
それが原因なのです。
官僚とて、同罪です。
あなた、自分の生活のなかで、不正不法の行為をしますか?
しませんね。
それじゃ、なぜ、政治家、官僚に不正不法の行為があんなに多いのか?
それは、それが当たり前という土壌になってしまっているからです。
国情、文化、歴史をよく理解しないで、
原因と結果とを逆にするような、無責任な論説を書かないで欲しいものです。
人間としてしてはならないこととしてよいことの区別がつかない人間が、
どうして国政のリーダーになれるのですか?
by Hologon158
| 2010-09-13 00:40
| ホロゴントラベル
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