178.05 ホロゴントラベル6 「2005年9月14日弘前は雨だった(補遺編)」5 もう二度頼らないぞ!
小沢さんは、これで政界のドンとしての権勢を維持できなくなりそうですね。
東京地検は、現在の証拠では有罪立証はできず、
公判は維持できないと確信しているようです。
でも、裁判は水物です。
おそらく検察官出身の有能な弁護士団が起訴検事として選定されるでしょう。
彼らにとっては、弁護士としての名声を確立する一世一代のチャンスなのです。
有罪判決をかちとれば、東京地検特捜部の鼻をへし折った、
一流の刑事弁護士という名声を手に入れるのです。
がんばるでしょうね。
起訴までの準備期間と、これだけの事件の一審審理期間を考えますと、
少なくとも2、3年は間違いなくかかります。
結論がどちらに出ても、控訴は必至。
かくして、小沢さん、5、6年間、刑事被告人の立場で、
応訴にかなりのエネルギーを費やさなければなりません。
誰もが、無理なく推測することでしょう、
小沢さんは、50%の確率で有罪となり、議員資格を失う可能性があると。
そんな人を党首にいただくことができるでしょうか?
そんな人と一緒に組んで、
この政界戦国時代を生き抜こうとする人、政党がいるでしょうか?
この数日、京都祇園祭で撮影した12本のスキャンをしていました。
ホロゴンをメインレンズにしてはじめて、
ネガにかなりの数のブレボケが見つかったのです。
困惑しました。
私は、15分の1秒まで、手持ちでブレなく撮ることができます。
8分の1秒でも成功率は50%です。
こんなことが起こるはずがない。
そこで思い出したのです。
この日、ふと思い立って、ボディのヘキサーをAEで使ったのです。
ホロゴンは前後対象型で、ボディ内のブラックボックスにぐっと突き出ています。
フィルム面とレンズ後玉との距離はたった1ミリ程度です。
ヘキサーの測光部は、ボディ内部の左隅に出ています。
レンズが当たらないので、一応測光はできます。
でも、フォーカルプレーンシャッター前面の反射面からの光の3分の2は、
測光部に届かないでしょう。
つまり、測光部付近の反射面の光量だけで、露出を決定することになります。
全面を測光したときよりも、その部分だけの測光が暗いと、
本来あるべきシャッター速度よりも、幾段も遅くなってしまいます。
絞りはf8固定、撮影時は白昼です。
おそらく、私は、遅くなっても30分の1程度だと考えて、
そのつもりで、気軽にシャッターを落としていたのです。
ところが、現実には、15分の1秒以下の低速に落ちていたのです。
友人にはなしますと、気楽に、
「そんなことはありますよ。
そのときは、感度設定を何段かあげたらいいんですよ」
残念ながら、ホロゴンの場合、そうはいかないようです。
測光部付近の反射面の光量だけで、露出を決定するのですが、
その部分は明暗さまざまでしょう。
ということは、露出はアンダー、オーバーの方にランダムに揺れる。
つまり、自動露出はたまに正しく、たいていは間違っています。
それもどちらの方に傾いているか、分からない。
これじゃ、信頼できません。
もともと14年間マニュアル露出だけで通してきて、
ネガはつねに同じ濃度に仕上がるのですから、AEに頼る理由がない。
私は、きっぱりと決意しました。
ずっとマニュアル露出で行くぞ!
もう二度とAEには頼らないぞ!
政界も、同様ではないでしょうか?
小沢さんが、数年後に晴れて潔白の身となれるか、
それとも有罪判決を受けて、議員資格を失うか、
まったく予測不能なのです。
道義的あるいは経済的恩義を受けている人か、
それとも先をまったく読めない人でないかぎり、
小沢さんについてゆく人はいないでしょう。
たいていの政治家は考えているでしょう、
もう二度と小沢には頼らないぞ!
by Hologon158
| 2010-10-06 18:23
| ホロゴントラベル
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