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180.27 ホロゴンドラマ13 「ありふれたもの ありふれたとき」27 ありふれたコンクリート塀


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今度は、裁判所で内部処理事件が発生しました。
    会社更正法に基づく会社更正手続きにあたって、
    裁判所が任命した更正管財人(日航の稲森さんの立場)の弁護士が
    なんと会社財産を着服横領してしまったようです。
    更正管財人として横領したのですから、
    横領罪だし、れっきとした背任行為、もちろん犯罪です。
    当然ながら、裁判所はこれを解任して、別の弁護士を管財人に任命しました。

これからが、おかしい。
    担当裁判官は、新管財人に頼み込んだのです。
        会社更正計画を説明する第1回債権者集会で、
        旧管財人の横領はだまっておいて欲しい。
    まさか旧管財人の横領行為を黙認して、
    大阪地検のように、内部処理ですませるつもりだったのではないでしょう。
    債権者たちには、更正計画の承認を得るまで隠しておいて、
    その後で処理するつもりだったのでしょう。

でも、青息吐息の更正会社が再出発するための貴重な財源を
    管財人自身が食い荒らしてしまったのです。
    大幅な債権縮減を迫られる債権者たちは激高して、
    旧管財人ばかりか、監督責任をもつ担当裁判官の責任を厳しく追及するでしょう。
    旧管財人から横領財産を取り戻すことがまず更正計画実施の前提となります。
    そうでないと、債権者たちが納得しないでしょう。
裁判官は、更正計画実施の遅延をおそれたのかも知れませんが、
    そこには、責任追及の猛襲を回避したいという気持ちがなかった、
    とは言いがたいところです。

でも、裁判所は、正義実現と真実追求を理想とする機関なのです。
    担当裁判官としては、事実を明らかにして、
    旧管財人の責任を公的手続きで追求するのが本来の道です。
    もしかすると、これまでも同様の内部処理で、
    かなりのトラブル、不正処理を内部的に解決してきたのでは?
今回も、ひょっとしたら、旧管財人に横領分を早急に補填させ、
    被害者である更正会社にその罪を追究することをさせないで、
    こっそりと処理するつもりがあったのでは?
    そんな疑いさえも、頭をもたげてきます。
    大阪地検特捜部長ととてもよく似た精神構造と行動を感じさせます。

裁判官、検察官から清廉潔白の気風が消え去ったら、
    誰を信じたら、よいのでしょう?
    
    「まだ、最高裁判所がある!
     いや、あっても、仕方がないかな?」

            [後書き]
                今回の写真、なにか見えてきますか?
                頼りない表情の顔が見えませんか?
                日本国民の顔?
                あなたはに、とにかく塀以外のものが見えたら、
                ロボグラフィを幾分でも楽しめるかも?
                
by Hologon158 | 2010-10-19 17:59 | ホロゴンドラマ | Comments(0)