185.22 ホロゴントラベル7「グレートブリテンって、いのちの洗濯場だった」22 老いの道
昨日は、浄瑠璃寺から岩船寺まで、
当尾の里の急坂の石段道を歩きました。
摩崖仏、石仏が随所に私たちを待っています。
随所に、そんな石仏を切り出せるだけの巨岩が露出しているのです。
この急坂道は一種の修験道だったのでしょう。
最初は、石仏のない、ただの道。
そのうち、修行僧の誰かが、露出している巨岩を眺めて、
なにかを感じてのです。
そうだ、ここのはなにか霊的なものが存在する。
その霊的なものを切り出してみよう。
そして、修験の一環として、彼は石仏を彫りだし始めたのです。
この修験法は、別の彫刻の才のある修験者を刺激しました。
こうして、次々と修験法は伝播され、
いつしか当尾の道には、摩崖仏、石仏が随所に出現し、
修験者たちは、一種の里程標をもらい、
前にもまして元気よく修験の道を踏みしめることができたのです。
私たちも、修験の道ならぬ、写真の道を、
石仏をたどりながら、楽しく上ってゆくことができました。
その途中、DAさんが印象的なことばをくれました、
「人間って、誰しも、生まれてはじめて老いの道を歩くんですね」
ほんとうにその通りですね。
誰もが同じ道を歩かなければならないわけではありません。
私も、自分がどんな道を歩くのか、
しっかり設計しなければならない時期が来ようとしています。
今分かっていることが一つあります。
けっして、無為の道は歩かない!
by Hologon158
| 2010-11-08 00:09
| ホロゴントラベル
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