わが友ホロゴン・わが夢タンバール

188.10 ホロゴンデイ56「2006年7月8日 京の北山はやっぱり夏がいい」10 かなり根暗な趣味?

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こんな写真を撮り歩いて、喜んでいるのですから、
    ロボグラフィというのは、かなり根暗な趣味だ、
    そうお感じでしょうね。
その通りです、と言いたいところですが、
    そんな風に考えますと、
    絵なんて、もっと根暗ですね。

写真は、戸外を太陽を浴びて、あるいは雨を浴びてしながらも、歩き回ります。
    でも、画家は、アトリエに籠もって、
    たった1人、キャンバスに向かって、根気よく作業を進めます。
    たとえば、アントニオ・ロペス・ガルシア。
    都会の高いビルからの眺望をそっくりリアルに写し取ります。

    カメラだったら、f8に絞って、パンポッフォーカスに設定し、
    1回シャッターを切ったら、一応、撮れます。
    ところが、画家は違います。
    そんな写真とそっくりの画像を、
        一筆一筆と、果てしなく書き上げてゆくのです。

    時間と労力は想像を絶します。
    でも、それが果たして孤独で根暗な作業か、と言いますと、
    おそらくそうではなかったでしょう?
    一点一画、すべて、技術的、美的に処理すべき問題が山積。
    それらの問題を創意工夫とインスピレーションを駆使して、
    一つ一つ解決してゆく、果てしないプロセス。
    画家には、そんな問題が大きければ大きいほど、
    解決できたときの喜びが大きく、
    めくるめくような恍惚さえも味わえるのでは?

私の場合は、そんな処理すべき問題など皆無。
    やあ、垣根の影のかわいい森のこびとたちだ!
        チャッ!(シャッターの音)
    そして、心の中で、
        「ホロゴン、任せたよ!」

その結果が、今回の写真?
    こんなの、誰でも撮れますねえ....
by Hologon158 | 2010-11-18 00:08 | ホロゴンデイ | Comments(0)