190.02 ホロゴンデイ57「2010年10月9日葛城古道はやまぬ雨に暗く沈み」2 二重シャッターチャンス!
シャッターチャンスという言葉があります。
元来はスナップのジャンルでの言葉なのでしょう。
しかし、風景にだって、シャッターチャンスはありますね。
とくに日差しとの関係で、一瞬しか撮れない光景というものがあります。
ロボグラフィの場合、もちろんシャッターチャンスがあります。
でも、スナップじゃありませんから、
一瞬しか撮れないようなものを撮ることはほとんどありません。
ロボグラフィでのシャッターチャンスは、
ちょっと意味合いが違います。
あるものに出会ったとき、
心がびくんと反応するかどうか、これで決まります。
びくんときたら、さっと撮る!
気持ちの問題です。
この気持ちが来ないのに、撮っても、意味がありません。
心がびくんと来たからこそ、後で写真を見て、その瞬間を思い出せます。
なにも来ていないのに撮っても、思い出すものがない!
今回は、ビルの側壁の沁み。
雨に濡れて黒ずんだ中に、「小便禁止」の赤が浮かび出ます。
ここでは、上に書いた2つの意味で、二重シャッターチャンスでした。
by Hologon158
| 2010-11-23 17:42
| ホロゴンデイ
|
Comments(0)