193.14 ホロゴントラベル8「2005年2月25日、岡山牛窓は絶好のホロゴン日和」14 カメラ七不思議
昨日、大阪梅田茶屋町での撮影の際、
ニューズミクロンの切れ味を全面的にチェックするため、
全ショット、ファインダーでピント合わせをしました。
ライカM3のアクセサリーシューには、外付けファインダー。
お使いになった方はご存知でしょう。
外付けファインダーの最高傑作はこれかも知れません。
完全に等倍。
両目を開けたままで使います。
すると、虚空に白枠が浮かび上がります。
この見えの素晴らしさはちょっと比類がありません。
肉眼で見るよりも気持ちがよいのです。
ですから、私は、M3のファインダーでピント合わせはしますが、
ただちに外付けファインダーに目を移して、
フレーミングはこちらでします。
M3の50㎜枠は、世界のカメラ七不思議の一つ。
もっとも、残り六不思議は知りませんけど。
(ひょっとすると、ズミクロン50mmf2第一世代の呼び物だった、
空気レンズ、これで古今未曾有の高解像度を実現しながら、
ライカ社はその後ついに、次世代以降のズミクロンに採用しなかった!
これも七不思議の一つでしょうか?)
四隅にRがついていて、昔のスライドマウントそっくりの形。
その太い白枠の外側が50㎜フレームなのですから、
白枠とRとで、大幅にフレームを削っていることになります。
大嫌い。
長い間、私がライカM3を使わなかった理由がここのあります。
じゃ、なぜ今使っているのか?
それ以外のすべてが、史上最高の仕上がり、使い心地なのです。
ニコンF3、コンタレックススーパーと三羽烏かも知れません。
もっとも史上最高のお気に入りカメラは、もちろん、
ホロゴンウルトラワイド。
ホロゴンウルトラワイドは、この牛窓のときも、
完全ノーファインダー、そして、掲載写真はすべてノートリミング。
めくら滅法、そっち向けて、シャッ!
それで、ドンピシャリの場所でフレーミングしてくれるのですから、
このボディこそ、最高!
by Hologon158
| 2010-12-06 12:41
| ホロゴントラベル
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