197.04 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」4 一つの鉄則があります
今日は、ちっちゃなセカンドハウスの大掃除でした。
家から自転車で10分ほどの距離にあります。
妻は自転車。
私は、わざとバスと徒歩を選択。
この往き帰りに、レンズテストの撮影を楽しみました。
ケルン・スイター50mmf1.8
マクロスイター50mmF1.8のプロトタイプ的なレンズです。
なぜ、このレンズが私の手元に来たか?
先日の撮影会の夜の反省会で、畏友のRAさんがこう言ったのです。
「ケルン・スイター50mmf1.8、そろそろ売りに出そうと思うんですよ。
宮崎さんにLマウントに改造してもらって、ライカで使っていますが、
だんだん重くなってきました。
マクロスイター50mmF1.8があるので、これで十分」
私、思わず口走ってしまいました、
「じゃ、私に譲ってくださいよ。
一度使ってみたかった!」
RAさん、即座に、
「そうですか?
それじゃ、差し上げますよ」
これには、思わずうろたえてしまいました。
かなり高価なレンズなのです。
とりあえず、一度借りて、試写することで話はまとまりました。
ほんとに使いたいレンズだと分かれば、
なんとしてでも、正しい代価を払っていただきたいものです。
私もマクロスイター50mmF1.8を持っています。
ライカM用アダプターもありますが、これは目測になります。
50㎜ともなると、いくらノーファインダー好きの私でも、
ときにはきちんと焦点を合わせたいことがあります。
重いレンズなので、できればLで使いたいものです。
Lマウントのケルン・スイター50mmf1.8、
その最適候補なのです。
今日は、露出特性が分からないので、ヘキサーRFに付けました。
マクロスイターも黒エナメルの珠玉のような骨董品レンズですが、
ケルン・スイターは、うって変わって、
スイス製らしい精密機器のたたずまい。
すべてが滑らかに作動し、目盛りの打ち方が精密ゲージ。
まことに由緒正しく、心を込めて創られたレンズです。
あっという間に2本撮りました。
クラシックカメラに心が動かされる気配がおありでしたら、
くれぐれもお気を付け下さい。
手を取ってみるのは最後の最後にしましょう。
一つの鉄則があります。
触ってしまったら、もうお終い。
これがないと、もう生きていけない、
そんな気分がなぜかすっとこみ上げてきてしまい、
とことんまで責任をとる羽目に陥りますよ。
こわいですよ...
by Hologon158
| 2010-12-23 20:10
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