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210.13 ホロゴンデイ62「2009年4月19日奈良の京終界隈をそぞろ歩き」13 時が熟して

           [Rara Avis展ご案内は、1月17日ホロゴンニュースをご覧ください]


私は「時熟」という言葉が好きです。

どんなものごとも、ある時間が過ぎて、初めて熟することができる。
今できなくても、心配する必要はない。
しかるべき努力を重ねると、いつか突然できる。
それまではできない。
時が熟していないから。
できるようになったとき、
それまでの努力、苦労は無駄ではなかったことが分かります。

あなたはおっしゃるかも知れません、
そんなことはない、いくらがんばってもできないものはできない。
そのとおりです、できないものはできません。
でも、今取りかかったこのこと、
これができないものだと決めつける必要はないのでは?
できると思ったものが結局できなかったり、
できるはずがないと思ったものが結局できたり、
それが人生。

それならば、やりたいと思ったことは、できると信じて、
時熟を期待して、辛抱強く努力を重ねるべきではありませんか?
志、期待、希望、決意、
そんな心の構えも、時熟を誘い込む重要な準備行為なのでは?
つまり、努力と志、この2つが時熟の条件なのかも知れません。

こんな風に書いてきたのには理由があります。
一昨夜、揚琴の練習をしていて、
初めて左手がしっかりと手首から回るようになったのです。

3年経って、まだできなかったのか?
なんて、言わないでくださいね。
その通りなのですから、当たり前のことは言わないこと。

スティックを持つ手は、手首を支点にして、
上下にまっすぐ運動しなければなりません。
どんなに早くても、どんなに遅くても、
常に、スティックは上下にまっすぐ運動しなければならない。

それなのに、私の場合、右手は早くから合格なのですが、
左手はわずかに円を描きます。
これがどんなにしても直らなかったのです。
ところが、突然、すっきりと上下に走るようになりました。
すると、スティックがとても安定感のある動きをするようになりました。
トレモロも、ピアニッシモも、
きちんとスティックが手の中で規則正しく動いてくれるのです。

今朝、1日ぶりに揚琴を鳴らしてみました。
左手もちゃんとまっすぐ運動しています。
一安心、ちょっと気分がいいですね。

時熟が起こった、私はそう信じています。


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by Hologon158 | 2011-02-06 11:24 | Comments(0)