212.18 ホロゴンデイ63「2010年1月23日 秀吉の故地、滋賀長浜は雨だった」15 おお、ローランド
[Rara Avis展ご案内は、1月17日ホロゴンニュースをご覧ください]
昼食に行く途中、行きつけのラボでフィルムを受け取りました。
ホロゴンの2本以外に、待望のローランドⅠ型のネガが4本。
レストランで注文を済ませた後、照明にかざしてチェック。
まさに、勝負!
もちろんカラーネガですから、よくわかりません。
でも、実にしっかりとした画像が浮かび上がりました。
モノクロなら、ちょっとネガを動かすと、反転画像が浮かび上がり、
かなりしっかりと画像がチェックできます。
そんな芸当ができないカラーネガですが、
ネガに並ぶイメージはかなり芳醇な味わいを予感させます。
プラズマート70mmf2.7は、なにしろ、1931年生まれ、齢80歳を数え、
すべての文化芸術が最高に達した1930年代の所産、
ヘクトール73mmf1.9と同年、タンバールより4歳年長なのです。
すでに仙境に入っていても不思議はない老レンズ。
ああ、早くフィルムスキャンしたい!
でも、雪のおかげで、
ニコンスキャナーは昨夕ようやく宅急便で送り出したばかり。
今日水曜日に届きますから、
木金で、スキャナーに入り込んだネガキャリアーを取り出して、
金曜日夕方発送、土曜日受け取り、というスムーズな展開を期待したいですね。
もっとも、今週は、明日木曜日から写真展です。
写真展の醍醐味を満喫して、終わったことにスキャナー帰還、
これも悪くない展開です。
いや、いや、やっぱり早くフィルムスキャンして、プリントしてみたい!
ネガをチェックして、いくつか気づきました。
1枚目は、やっぱり1枚おきに露光されていました。
2枚目以降はきちんと6×4.5判が縦に4枚ずつ並んでいます。
でも、時折、コマ間ゼロ。
丁寧に数字をカメラの裏窓の中心にもってくる必要があるようです。
そして、多重露出が数回!
二重露光を防ぐ装置はないのです。
巻き上げ、シャッターチャージを続ける必要があることを痛感しました。
要するに、アナログの極致、
つまり、丁寧に、心を澄ませ、集中して、撮影を行う必要があるのです。
他のカメラのように、ホロゴンと同時使用するのは無理、というか、失礼、
そんな感じがしてきました。
現に神戸でも、前半はずっとローランド1台で通しました。
ホロゴンや、35mmカメラを持つと、15分間に平均1本の巡航速度の私も、
5分間にせいぜい1枚という、カタツムリ速度に落ちます。
ここが不思議なのですが、それなのに、不満を感じない。
名機銘玉にお働きいただいているという、うやうやしい気持ちから、
ひたすら、つぶやく言葉は、
「ありがたい、ありがたい.....
しあわせだ、しあわせだ......」
いつも感謝感謝ですが、
今回は、このローランドの存在を教えてくれた、
ハヤタラボに感謝!
by Hologon158
| 2011-02-16 18:35
| ホロゴンデイ
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