わが友ホロゴン・わが夢タンバール

219.13 ホロゴンデイ65「2011年3月6日僕ら江戸っ子神田の生まれだーい」13 見感撮!



219.13 ホロゴンデイ65「2011年3月6日僕ら江戸っ子神田の生まれだーい」13 見感撮!_c0168172_12211180.jpg



昨日は、大型写真展を見終わって、京都市美術館を出たのが午前11時半
撮影を始めて直後に突然、雨から雪に変わり、
急ぎレストランに逃げこんで昼食。

食後、地下鉄東西線東山駅近くの古い市場を撮影していると、
畏友RAさんが携帯にかけてきました。
「今、京阪四条駅に着きました」
さっそくタクシーで急行。
5分後には、南座に面する通りの北側に居たRAさんを捕捉。
「えっ、もう来たの?」
午後5時前まで、三条から四条界隈のロボグラフィに専念しました。
2度喫茶店で休憩しましたので、およそ4時間弱で16本。
まさにいつものペースでした。

昨日は、次の3本のレンズをとっかえひっかえ2ラウンド使いました。

1 ヘリゴン35㎜f2.8(ローデンシュトック唯一のLマウント)
2 エルマー50mmf3.5(1932年頃の一番古い型のエルマー)
3 タンバール90mmF2.2(私の夢レンズ)

一番撮りやすいのは、やはりヘリゴン。
35㎜という画角はとても自然で、アバウトなので、私向きです。

今、加藤剛の「こんな美しい夜明け」(岩波現代文庫)を読んでいます。
帯の言葉は、
「俳優生活46年。忘れ得ぬ出会いと役者としての息づかいを伝える」
その中で、素敵な言葉を見つけました。

私たちの芝居の世界は、舞台を「歩く」ことにはじまり、
「立つ」に終わります。
観客の前にただ無心に、無欲に立つことができたら、
これがほんとの立役者、役者人生の仕上げなのです。
私たちが舞台上を一生かけて何千里と歩くのも、
つまりは「立つ」こと、大樹のように静かに深く、
一瞬を永遠のように立つことを夢見るせいでしょう。

「無心に立つ」
凄いですね。
そこで思うのですが、ロボグラフィも同じですね。

路傍に立って、ここはこう撮ろう、こう料理しよう、
こんな写真にしたい、などと考えていたら、
いわゆる、くさい写真になってしまいます。
作られた写真。

私の理想は、こうです。

見た。
感じた。
撮った。
この3つが1動作で終わる。

「見感撮」!
by Hologon158 | 2011-03-27 12:24 | ホロゴンデイ | Comments(0)