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219.14 ホロゴンデイ65「2011年3月6日僕ら江戸っ子神田の生まれだーい」14 想定外こそ想定外!



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原発事故の解決の見通しはいまだにたちません。
放射能汚染は、むしろ悪化の兆しさえ見られます。

原発クライシスが完全に去り、
福島第1原発の廃炉への作業プロセスが開始されない限り、
東北の復興の第一歩を踏み出すどころか、
本腰を入れた救援活動そのものが本格化しません。

今こそ本当の意味でのリーダーシップが必要なのに、
史上最弱の政権下にあったことが日本に大きな災いとなっています。
菅首相は、今こそ本質を見極め、本来の方向にまっしぐらに突き進むことで、
首相として地位を確立し、民主党政権を安定に導くことができたのに、
惜しいことをしました。
震災が一段落したら、政権の凋落は急転直下となりそうですね。

菅首相と東電がお得意の免罪符に使ってきた「想定外」、
この言い訳に強力なクレームがついたようですね。

「『想定外』言い訳に使うな」 土木など3学会、声明で苦言
(http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110326/JCast_91397.html)

「想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない」。
土木学会など3学会は、こうした内容を盛り込んだ共同緊急声明を発表した。
東北関東大震災や福島第1原発事故について
「想定外」を繰り返す東京電力や菅直人首相らに対し、
専門家らが苦言を呈したようだ。
声明を発表したのは、社団法人の土木学会をはじめ、
地盤工学会、日本都市計画学会の3学会だ。
2011年3月23日、阪田憲次・土木学会会長らが会見を開き、
声明文は同学会サイトなどでも公表した。
阪田会長は「安全に対して想定外はない」と指摘した。
3学会の声明文では、「われわれが想定外という言葉を使うとき、
専門家としての言い訳や弁解であってはならない」と指摘している。
その上で、「自然の脅威に恐れの念を持ち、ハード(防災施設)のみならず
ソフトも組み合わせた対応という視点」の重要性を
あらためて確認すべきだと訴えている。
元技術社員は「M9の地震や航空機が墜落して原子炉を直撃する可能性まで
想定するよう上司に進言」したが、
上司は「千年に一度とか、そんなことを想定してどうなる」と、
「一笑に付した」という。
元社員は「起こる可能性の低い事故は想定からどんどん外された。
計算の前提を変えれば結果はどうとでもなる」とも話している。

私が幾度も書いていたことと同じ趣旨。
原発は不可逆的、壊滅的な惨害をもたらす危険性があるのですから、
あらゆる危険を想定すべきであって、
想定外に置くことそのものが許されない。
そのことが分かっていない人間たちに原発の建設を許した、
このことが今回の事故の主因です。

民主党政権には、どこまでも東電を擁護し、
ひいては原子力政策を維持しようとする姿勢がありありと見えます。
もうすでに政権交代の時期が来ています、

東北大震災の復興と、原発政策の見直しを強力に進める政権に!
by Hologon158 | 2011-03-27 13:13 | ホロゴンデイ | Comments(0)