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221.67 ホロゴンデイ66「2011年3月6日濹東綺譚の荷風を気取ってはみたけど」67 背信的革命?



221.67 ホロゴンデイ66「2011年3月6日濹東綺譚の荷風を気取ってはみたけど」67 背信的革命?_c0168172_22295382.jpg



白状しましょう。

実は、2月25日、ライカM9を手に入れたのです。

既に書きましたが、
毎月のフィルム代がバカにならないことに気づいたことが発端。
これはタイムリーでした。
私がフィルム現像に出していた大阪ヨドバシカメラは、
4月、ネガカラーの現像代を27%、120円値上げしてしまったのです。

銀塩フィルムはホロゴンと中判だけにとどめ、
他のレンズはライカM9で撮る!
これが私の選んだ解決法でした。

友人たちからは、さんざん冷やかされました。
「あんなにブログでデジタルカメラをけなしておきながら!」

一言もありませんが、二言はあります。
経済的理由は別として、写真的な言い訳。

1 ライカM9の設定がかなり柔軟なのです。
「シャープネス」をオフ、「彩度」を「低」にしました。
すると、銀塩の描写とほとんど変わらない状態になりました。
私は、今でも、ライカM9を含むデジタルカメラの、
視覚を超えるシャープネス、べったりペンキ風色づけにはついていけません。
しかし、ライカM9はそのあたりの補正がちゃんとできるので、一安心。

2 そのうえ、ライカM9はとても使いやすいカメラなのです。
ファインダー倍率がとんでもなく低いことで、
購入を差し控えている方がかなりおいでのようです。
でも、はっきり言って、これは愚策。
メカニズムの発展故でしょうか、開放でも、
なぜか、とても合焦しやすいのです。
おかげで、ほとんどピントをはずさず、手ぶれはゼロ。

そのうえ、M8と違い、すべてのレンズをそのまま使えるカメラ。
少し厚みを増していますが、思った以上にホールドしやすいボディ。
M3よりも軽い感じがします。
現在、これ以上にコンパクトで使いやすい、ライカカメラはありません。
というわけで、大のお気に入りになってしまいました。

問題がいくつかあります。
まず、ホロゴン15mmf8Mが付かないこと。
これは覚悟の上ですが、
スーパーアンギュロンやスーパーヘリアーが周辺でややこしい感じ。
これは、RAWで撮って、
Adobe Lightroomで現像すると、なんとかなるかも知れません。
これは追々解決することにして、

今は使い込み、慣れること、これが課題ですね。
by Hologon158 | 2011-04-16 22:33 | ホロゴンデイ | Comments(0)