228.25 ホロゴンデイ68「2011年4月3日奈良町をニューレンズが闊歩した」25 痩せちゃったの?
浅田真央ちゃんがフィギュアの世界選手権で、
二連覇を狙ったのに、惨敗してしまいました。
その敗因を、やせすぎて、体重が不足したことを挙げていたようです。
首を傾げたのは、私だけでしょうか?
専任のコーチも体重管理の専門家もちゃんとついているようです。
専門家などいなくても、
体重は体調の目安の一つでもあるはずですから、
体重測定は常に怠りなく行ってきたはず。
フィギュアにせよ、他のすべてのスポーツにせよ、
自己管理ができない人間に勝ち目はないはずです。
イチローがその好例ですね。
真央ちゃんも超一流のスケーターです。
専任コーチもいない状態だったのに、
前回のオリンピックで銀メダルをとれたのは、
彼女がちゃんと心身の管理をできていたからではないでしょうか?
ライバルたちも同様です。
みんなしっかりとすべての準備を整えて戦います。
ほんの少しでも、心身の調整に問題があれば、
とても勝てない紙一重の戦いなのではないでしょうか?
体重不足が敗因の一つであったことは事実なのでしょう。
そして、それが敗因の一つであったと分析できるのであれば、
体重は本質的に重要なのでしょう。
でも、だとすれば、なぜ体重不足の状態で選手権に臨んだのか?
なぜ、体重不足になったのか?
こちらの方が本質的な問題ではありませんか?
可能性は次の2つです。
1 選手権のかなり前に体重不足は分かっていたが、回復できなかった。
2 選手権の直前に、体重が落ちてしまった。
体重管理をし、栄養等の管理も万全に行っていたはずですから、
病気がない限り、普通は、体重は減らないのではないでしょうか?
とすると、残る可能性は、どちらの場合でも、
体重低下の原因は心にあったと推測するのが妥当なようです。
日本人の圧倒的な期待、
オリンピックで圧倒的な大差で自分を破った、宿命のライバル、
キムヨナとの対決の重圧、
他のライバルたちの台頭の脅威、
世界選手権の前回チャンピオンとしての自負、
こんなさまざまな要因が積み重なって、
真央ちゃんの心の片隅に小さなヒビを作り出したのかも知れません。
それは、キムヨナも一緒だったようです。
今回の金メダル直前での失速には、
そのあたりのファクターが絡んでいたのかも知れません。
あの若さで、あの重責と国民的期待を考えますと、
今回は、二人には、あまりにもかわいそうな状況下での、
復活をかけての大勝負だった、
そんな感じがします。
by Hologon158
| 2011-05-10 00:01
| ホロゴンデイ
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