わが友ホロゴン・わが夢タンバール

244.17 ホロゴン外傳18「2011年6月13日 キノプラズマート15mmf1.5で西大寺」17-完-井の中の蛙開き直る



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すさまじい集中力の極致がチョン・キョンファでしょうか?

昨夜、おそく友人のOYさんから電話がありました。
彼が主催するSPレコードを聴く会のお誘いでした。

体験された方は納得いただけるでしょう。
CDよりも、ステレオレコード、
ステレオレコードよりも、モノーラルレコード、
そして、常にではありませんが、
モノーラルレコードよりも、SPレコードが、
ずっと迫真で、音が豊かなのです。
とりわけ人間の声や独奏楽器にこれが言えます。

話ついでに、こう言ったのです、

「この頃、チョン・キョンファというヴァイオリニストを見つけて、
もう圧倒されてるよ」

すると、たちどころに切り捨てられてしまいました、

「なにを言ってるんですか?
チョン・キョンファは100年に1人という大変な人ですよ」

今頃、寝ぼけたことを、と言わんばかり。
私は、いつも書いていますが、とても情報源の狭い人間で、
ほんの少しのことしか知りません。
また、知らなくてもよいと思っています。
そんなに沢山の情報を仕込んでも、消化しきれないし、
わずかなことを楽しむ方が、しっかり楽しめますし、
ときどき新しい発見、自分だけの発見をすることができます。

「そうだろうねえ、でも、少しずつCD買ってるけど、
この人の音の深さ、豊かさ、強さ、ニュアンスの多彩さって、
ずば抜けてるね」

「駄目です、
CDの音は金属的になってしまって、本物じゃありませn!
実演の音はまったく違います。
少なくともレコードで聞くべきです。
レコードのチョン・キョンファに比べると、
CDのチョン・キョンファはまるで贋物」
と、またも、斬って捨てられてしまいました。

私も、かかる火の粉は払わなければ、と応戦、

「そうかも知れないけれど、
CDでもうその凄さが分かるんだから、
それで十分楽しめるし、その上で、レコードを聞けば、
さらに楽しめ、さらに発見できるから、いいじゃないの?」

要するに、ほっといてくれ、
そんなことは自分で発見する、という意味。

私は、さまざまなことについて、自分で分かったこと、
感じたことを、誰はばかることなく、ガンガン書いています。
井の中の蛙の妄言だとか、訳知り顔でトンチンカンを書いている、
そんな風に人が思うだろうか、なんて、考えない。
私の宇宙では、これが私の発見、知見なのですから。

それをどう人が思うか、なんて考えていたら、
私のようなブログ、1日も書けませんね。
私の私による私のためだけのブログなんだから、
いやだったら、来なきゃいいだろ、読まなきゃいいだろ、
というわけです。

どうぞ、ご自由に。
by Hologon158 | 2011-07-04 10:55 | ホロゴン外傳 | Comments(0)