わが友ホロゴン・わが夢タンバール

246.11 ホロゴンデイ73「2005年5月15日 飛騨高山でホロゴンが踊った」11 若い女性か大臣か?



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ある人が面白い話をしてくれました。
若い女性の話。

友人から、お金を貸して欲しいと頼まれたのです。
それもかなりの大金。
なににするの?
引っ越し費用。
でも、友人は両親と同居しているのです。
それなのに、どうして引っ越しするの?
家賃を滞納したので、出ていかなければならなくなった。
で、どこに引っ越しするの?
引っ越し先を聞いて、彼女はどうしたか?
調べたのです。
かなり家賃が高額です。
近くに、もっと安いところを探し、パンフレットをとって、
こちらにしたらと勧めました。
でも、友人はここがいいのだという回答。
じゃあ、毎月いくらずつお金を返すの?
月5万円。

これだけ尋ねてから、その女性、回答しました。
家賃を滞納したこと、その滞納分の返済、家賃を考えると、
月5万円を返せるとはとても思えない。
だから、貸せません。

この周到さ、判断プロセスの適確さはどうですか?
それに比べて、松本復興相はどうだったでしょう?

菅首相、「東北大震災の復興相に任命する」
復興相、「は、かしこまりました!
とは言うたものの、東北の町なんか、知らんがな」
そして、東北のこともろくに勉強しないで、
東北に乗り込んで、平然と、

    「東北の町なんか知らんよ」

この較差、どうお感じになりますか?

友人の願いを責任感をもって真剣に受け止め、
周到綿密に調査し、その諾否を適確に判断する、
若い女性。

復興相の大命を受けながら、適当に受け流して、
いざ東北に乗り込んだら、「知らんがな」とうそぶいて、
てんで反省しない、老練の政治家。

どちらが、復興相にふさわしい人物でしょうか?

この程度の出来事で決めたら、かわいそう、
そう、あなたはおっしゃっているようですね。
そうおっしゃるのは、きまって、おじさま族。
あなた、おじさまですね。

ほんとにそうでしょうか?

中国古代の諸侯が、所用があって牛車に乗りこみました。
牛車の後部から、前方で牛を御する馭者に尋ねました。
「何頭、牛をつないでいるか?」
馭者が鞭を差し上げて、「1、2....」と丁寧に数える姿。

「見りゃ、一目でわかるだろ」とうそぶく、あなた、
それで失敗したことがありませんか?

この馭者は違います、じっくり数えてから、
「6頭でございます」
諸侯は、「この男、できる」と、重く用いたそうです。

なんでもない普段の小さなところに、
人間性や人間の器、責任感などが表れる、そんな考え方です。
諸侯が見込んだとおり、この馭者は宰相として成功しました。

復興相の行為は、まして、牛を数えるなんて小さなことではなく、
復興大臣としての仕事を開始した現場での出だしなのです。
肝心要の勝負どころで、このていたらく。

本当は有能で実のある政治家なんだけど、
なんて言い訳、通るわけがない。

まして、「B型のせい」だなんて、
全国のB型の人たち、カンカンに怒っているでしょうね。

職場での結論はこうでした、

    もうそろそろ政治は女性に任せた方がいい。
    そうだ、大阪のおばちゃんに任せよう!

合理的で適確迅速に判断し、断固として行動する。
そして、けっして自分勝手ではなく、人間性がいい。
現代の政治家たちに欠けているファクターを全部、
しっかりと持っているじゃありませんか!
by Hologon158 | 2011-07-06 20:44 | ホロゴンデイ | Comments(0)