262.14 ホロゴン外傳24「2011年7月23日①アポクロマート25mmF2は九条で大活躍」14 悪夢!
私にとって、私にとってだけ、恐ろしい出来事がありました。
今朝がた、夢を見たのです。
鮮明な夢です。
私は、ホロゴンウルトラワイドを手に撮影を進めています。
私の関係する場所らしく、出会う人々と親しく話し、
話しながら、でも、てきぱきと撮影しています。
雨が降り出しました。
黒いアスファルト道がぐっと漆黒にぬめり、
なにか明るいものを反射して、
玄妙なる模様が路面に展開しました。
いつもの通りのことをしました。
飛び込み自殺型撮影法。
15mm超広角で地面を撮るとき、自分の足が写らないように、
私が考案した撮影法です。
両足を大きく広げ、腰を前に曲げて前傾姿勢をとり、
ホロゴンウルトラワイドを握った両手を大きく前に突き出します。
その姿勢のまま、前方に倒れてゆくのです。
そして、写したいものの真上にレンズがきたとき、シャッターを切ります。
次の瞬間、足を前に飛ばして、転倒姿勢を回復します。
こうすると、かなり広い地面が水平に撮れ、自分の足も写りません。
いきなりこれをやると、たいていの方、驚き、笑いますね。
丹波篠山の神社でこれをやったとき、
ちょうど着物姿の美女が通りかかり、クスッと笑いました。
私、きっとなって、
「今の見ましたね。それなら、生かしておけませんね」
そう言ったら、その美女、なぜか、またクスッと笑いました。
でも、今回は、私が驚きました。
いきなりホロゴンウルトラワイドが手から外れて、
地面にグシャッと激突したのです。
組み紐ストラップを三重に右手首に巻いているので、
落ちるはずがないなのに、
落ちたのです。
落ちただけではありません。
なにしろ堅牢な作りです。
そう簡単に壊れるはずがないのに、
地面が、セルロイド細工のように、パリンと割れて、
レンズがカパッと露出し、バラバラになってしまったのです。
このときのショック、衝撃、悲嘆には筆舌に尽くしがたいものがありました。
夢の中で、がっくりと気落ちしていました。
身体も、いつになく、なんだか遊離したような気分。
お昼、インド料理店でチキンカレーセットを頂いたら、直りました。
でも、我が生涯の伴侶ホロゴンウルトラワイドが壊れる可能性、
これに初めて気づいて、愕然としています。
験を担ぐ人間ではありませんが、
明日の撮影、出番だったのですが、急きょ、予定変更!
「選手交代! ホロゴンウルトラワイドに代えて、
ライカM9!」
こんな悪夢は久しぶりに見ました。
うーむ、夏ばてかな?
by Hologon158
| 2011-08-26 17:52
| ホロゴン外傳
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