277.06 ホロゴン外傳21「2011年10月19日スピードパンクロ35mmF2は奈良を席巻した」6 キネタールは快調
東大寺南大門を超えて、本堂との丁度中間あたりに、
土塀の路地が西に走ります。
突き当たりが、以前、写真家の入江泰吉の居宅もあった水門町。
東大寺の境内に沿ってできた小さな住宅街。
閑静な古い家が並んでいましたが、次第に建て替えらえて、
段々と観光地の雰囲気に変わりつつあるのが残念。
キネタール37.5mmF1.8は快調。
ライカM9で使うと、はげしくけられます。
空のような明るい部分が四隅に来ないように、
むしろ暗部を四隅にもってくるようにします。
画像そのものは、独特の極致。
もう目の玉を向いてしまうほどに、
高コントラストで高精細。
好き嫌いの分かれるところかも知れません。
私は、他のレンズにはない積極果敢さに惚れています。
水門町の北の突き当たりが戒壇院。
その石段を撮り、すぐ南の路地を西に折れて、
路地から路地伝いに、県立美術館まで撮影。
午後4時までの1時間20分で、280枚撮りました。
結局、本日の収穫は合計503枚。
たった約2時間で、銀塩フィルム換算、約14本。
ちょっと無茶撮りですが、それほどに、
被写体となるロボグラフィが多いのが、奈良。
[後書き]
ときどき書きますが、
ロボグラフィは同種のものがかたまっています。
今回の着物たちもそうです。
2枚目と4枚目は実は100m以上離れた別のお店のもの。
同じ作者かも知れませんが、
シリーズはいつもほぼ順番に数枚組んでいます。
組写真ではなく、ただの羅列写真。
こうしないと、シリーズが終わらないからですが、
組写真めいたシーケンスに収まるのは偶然。
沢山撮ると、こんな現象も起こります。
by Hologon158
| 2011-10-24 12:58
| ホロゴン外傳
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